ー洋館へー
あっちぃー、夏かよ。夏だけどさぁ。
……ん?カップルさんとかか。わかんねえけど。
[彼方此方をきょろきょろと見れば遠く向こう、丁度玄関前に立つ二人>>9>>10が連れ立って入って行くところを目にした。
そんな彼らの様子に適当かつ礼の欠けた独り言を呟き、はたと口元を押さえる。]
あー、うん、敬語。ミスったら恥。
後で話回って兄様にどやされても怖えし。
つかもうそろそろ僕っつーよりワタクシとか言った方がいいのか?わっかんねーなぁ。
[あにさま、なんて言葉をさらりと使いながら己の一人称に迷うちぐはぐさに、さて気付いているのかいないのか。
ぶつぶつぼやきつつ歩くかと視線を近場に戻した、ら。重そうに荷物を引き摺る女性が一人>>13。
ならばと小走りに追い付いて。]
ええと、お荷物、手伝いましょうか?
[努めて明るく朗らかに、そう声を掛けた。
此方の荷物は背負ったザックだけであるし、キャリーケースぐらい持ち上げられる自信も一応ある。だからそんな風に尋ねたが答えはさてどう返ることやら。]
(14) 2017/07/24(Mon) 20時頃