―回想―
>>0:155グレッグ
ほんとだよなー。
[至れり尽くせり、というグレッグの言葉に頷く。何やらいい間違えているところは笑って流した。言いたいことは伝わっているし、あえて間違いをしてきすることもない、と。
だが、会ったことがあると言われればぎくりと一瞬表情を硬直させた。
今までの取材した者の中に相手はいただろうかと。職業を知られるのはあまりよくない気がしていた。
だが、まじまじとグレッグを見ると確かに見た顔のような気がする。
仕事ではなくて、プライベートで会ったような。]
ん、んーー?
ええーと、どこだっけ。たしかに会ったような………
[しかし、残念ながらどこで会ったかまでは思い出せなかった。
とにかく、そんな他愛ない話を暫く続けていた。
そしてグレッグがフィリップを探して立ち去ると言うのなら、笑って見送ったことだろう。]*
(12) 2015/08/24(Mon) 13時頃