[そうっと扉を開ければ、どの位近くにか、かの少女の姿は見えた>>4:53。 あかい鉄錆の花の香りが、ふわりとより濃く廊下に伝う。]よ、あんた、か。ケイトちゃん。 “―――…いいや、ミドル”[自分の直ぐ後ろにメアリーが居ると思っていた男は。 彼女を庇う形で――庇っている心算で――少女の人狼に詰め寄る。さらに詰め寄る。]協力させられるかって話、あったよな。………悪ぃ。ちと、できねェかもしれねェ。[「少女が」協力できない、という言葉のようでいて。 正確には、「獣たちが」できないだろう、という男の思考。]
(11) sakanoka 2013/02/08(Fri) 22時半頃