人狼議事

215 【誰歓】エンドローグ


【人】 星先案内 ポーラ

―台所へ―

[見た目だけは古びた廊下を歩いて少し。
やはり記憶と違わぬ位置にあった台所に、ひょいと足を踏み入れる。]

 ああ、なんか、やっぱり懐かしい感じしますね
 食べ物がこんなにあるって、変な感じ

[懐かしい、とは言いながらも、以前ここを訪れた時に、瑛美が料理をすることなんてなかった。
それはいわゆるマネージャー役で合宿に参加している部員たちの仕事で、
マネージャーというのも、つまりは選手として脱落して、それでも部に留まった生徒を指していて。

ふと、コーチの指示で彼女たちが作った薄味の料理と、自宅の空っぽの冷蔵庫を思いだした。
目の前の光景とくらべて、あははと笑う。わざとらしく口を開けて。
ここには自分を否定するものもあまりなくて、いつもより随分と気楽なはずなのに、それでも時折心臓を直に掴まれたように胸が痛い。

帰りたい。なんにも楽しくなんかない、ばかげた遊びで人生を浪費しているだけの、それでも良いから日常に帰りたい。]

(11) 2015/02/06(Fri) 01時頃

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