[レティーシャは此方と行動を共にしてくれてる>>9。
心配そうに見上げる視線に遺憾の笑みを浮かべてしまうが、彼女の温かい心に感謝の念を抱いて広場へと向かえば。
オスカーと名乗る少年が此方側に声を掛けて来て。
どうやら人見知りをしてしまったのか、咄嗟に後ろに隠れてしまった様で>>10。
大丈夫、と目配せし、オスカーに問いかけ>>1をしたら、名乗って貰えた>>5。
どうやら彼もまた同じ様な身の上で、ふむ、と頷いて。]
俺は、華月。
オスカーの話を聞く限り、似た様な人は7人居るみたいだな。
[オスカー、オスカーの他に三名、自分とレティーシャに、資料館で会ったクリス。
現時点で此方が知ってるのは7人が摩訶不思議な体験をしている、と遠回しに呟けば。
オスカーの言葉が止まり、薄紫色の光が資料館の方向から迸る。
黒曜は忽ち大きく開き、光を網膜に焼き付けた。]
……あれは、そう。
(11) 2014/10/30(Thu) 19時半頃