そうだな。よろしく頼むぜ?
なんかあれば、声でもかけてくれや。
[返してくる、とタライを示すメルヤに、大事になと声を投げつつ。>>7
少なからず、彼女も此方の声や素振りに含みは感じたのだろうか。
気にする素振りはあったが、それ以上構う気配は無かった。]
……いやぁ。忘れる訳ねぇじゃねぇの。
トイ、か。それ、ほんとの名前?……なんつってな?
[此方の名前は、メルヤに呼ばれた後だ。
自分は改めては名乗らずに、意地悪く冗談めかして言う。>>8
やがて、メルヤの姿が見えなくなったのを確かめてから。
トイ、と名乗る男の肩を掴み寄せ、抑えつけるように肩を組む。]
ま、仲良くしようや。同じ宿の仲間とくるしな?
縁があるみてぇだしな、俺とおめぇよ。
[よろしくな、“トイ”と名をわざとらしく口にして。トイの肩を放す。
弱味を握ったつもりになっているのであれば、男の浮かべる笑みは、悪どく。]**
(11) 2015/08/23(Sun) 02時半頃