人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 鳥使い フィリップ


……うば、う…?

[眠るセシルを見つめながらラルフの言葉を反芻して。
響きが幼いものになったのは寮で起こっていることを
何一つ知らぬまま花の香に堕とされたからで。
琥珀の髪を梳く指先をほうと見つめていると
ちり…と身体の何処かが焦がれるのは何故か。
その手が翡翠の目元に伸びてくると常とは違う、
頼りなげな色を宿してラルフの銀灰へと視線は移り。

その色が近づいてくることはあったのだろうか、
零れる吐息は熱く、けれども薄く吸う呼気は
ひぅ…と小さな悲鳴のように掠れて。]

(10) 2010/09/09(Thu) 02時半頃

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