ーー 帰ってから ーー
[サイラスと買い物を楽しんで帰ってきた自宅、白鳩が届けた手紙>>+10それを読んで目を見開く。
ミユに対して何か感じるほど彼を知らないトレイルはーこの手紙が初めての会話のようなものなのだからーただジェレミーに置いて行かれる事実に哀しみを覚え
自分からは切り出せず何か言いたげに傍にくっついていれば、やがて彼は言い聞かせるようにその話を始めただろうか>>+6 >>+7]
ぼ、ぼく大丈夫だよ……ジェレミーがいなくても、大丈夫だから。
一人でだって、きっと眠れるよ。うん、大人になる!
心配なんて、しなくていいよ!
[言おうと思っていたワガママも、あのとき感じた苦しさも、口に出すことは出来なくて
精一杯明るい声を作り「聞き分けのいい良い子」になりきろうとして、思ってもない言葉を口にする。
こんないきなり大人になんてなれるわけがない、まだ子供でいたい。それでも困らせない為、嫌われない為]
えへへ
ぼく、大丈夫だから……大丈夫
[張り裂けそうな胸の痛みに耐えながら、そう思い込もうと「大丈夫」幾度も繰り返して
撫でられながら無理矢理に笑顔を浮かべていた*]
(8) 2014/05/17(Sat) 13時半頃