−お昼ごろ・食堂車−
ペラジーくんか、よろしく。
ふふ、この辺りじゃあ、いつもこんなものだよ。
毎日寒いったらありゃあしないさ。
……君はこちらへは、旅行か何かで?
[>>1:117彼の月並みの天気の話題には、そう返した。
見慣れない肌の色や、この言動から察するに、おそらくあまりこの地方のことは慣れていないのだろう、とは思う。]
夜はきっと寒いけど、朝になるころにはきっと暖かくなっているさ。
南へ向かっているんだし、ね?
[そう言ってふわり、とイアンが笑ったのもつかの間、彼の笑顔はそのままに、少しばかり真剣なものへと変わる。]
で、さっきの話の続きなんだけれど。
もう一度、君に尋ねたい。
……どうして君は、その事件のことをそんなにも気にかけているんだい?
[答えによっては、この記者であることを名乗ろうか。そう思案しながら、彼へと尋ねた。]
(8) 2015/11/30(Mon) 00時半頃