…ごめん。
そ…だよね。
あはは。
アタシも、なんでこんなになっちゃったんだか…
[自分でも、よく分からない。ただ、なんだか、緊張しすぎて、ぷっつりと何かが切れてしまったんだろうか、って、思うくらい。
こんなつもりじゃないのに、心配させてしまっているのが分かる。それが情けなくて、悔しい]
ほーちゃん、やさしいよね
かわってなくて、うれしい
[休んでろと撫でられて、口元が緩む]
やさしいおとこのこって、もてるからさ
ほーちゃんも、クラリスちゃんと、うまくいったら、いいよね
[ああ、なに言ってるんだか、と、頭の端っこで自嘲しながら、言葉はうわ言みたいに零れ出た。
サイラスが出て行った扉と。ギネスと。そちらへ向き直った彼の背には、届いていただろうか。
たぶんそれが、再会して、ずっと気になっていたのに、ずっと避け続けた、理由]
(7) 2012/03/08(Thu) 00時半頃