― 古城 サイモンの部屋前 ― 先生―、いる?[その扉を叩く時間は、いったい何時になることでしょう。ともかく、シーシャの腕の中でエイダが口を半ば開けて眠っていたのは確かなことです。] あのさ、仕事の邪魔しないからちょっと入れて 腕疲れてんの エイダずっと寝てるから 土産も持ってきた[そういってシーシャが左手に揺らすのは、残念ながら安酒です。安い赤ワイン。お仕事忙しそうな先生のお返事はどうでしょう。お忙しそうならシーシャとて我儘炸裂はしませんとも。でも、もし入れてもらえるなら、「オーレリアとマーゴ、寝ちったけど、知ってた?」なんて、邪魔しないと言った口を*開きます*]
(6) 2016/12/05(Mon) 05時頃