…――おれに専門的なことは、
ぜんぜん、分からないけど、…… きっと、そう、思う。
[>>1:303 下牧は必ず伸びる――なんて、無責任なことは、謂えないか。
俯いてしまった下牧の心の内を推し量れは、しないけれど。
上手く謂えない自分と違い
希望を言葉にする高原は>>3 やはり、確りした大人なのだと思う。
職については――さあ、どう答えたものか。
素直に話すには、汚れが過ぎていた。
ただ、バーの店員というだけなら、まだ良かったのに―――]
……都会に、出て、働いてるけど。全然、立派なもんじゃない。
なかなか、世間は厳しいな。
[耳に髪をかけながら、斜め下に流す視線――営業時めいた薄い笑み。
>>0甲斐が仕事を濁したのは、少し意外。
>>4あっけらかんと答える高原の、左目のあたり、盗み見るようにして。それから、目を伏せたのだ。]
(6) 2014/10/06(Mon) 08時半頃