―― 3B車両 ―― クシャミ殿[自らの席を通り過ぎ、真っ直ぐ向かうのはクシャミの席。初めて後ろからその姿を見たときオニではないかと誤解をしたものだが、やはり今でも二つの耳はオニに似ていると僅かに微笑み声をかけた。] モノは選べなかったが 土産だ 匂いは恐らく大丈夫だと思うが 辛かったら返してくれて構わない[ころんとしたカプセルを渡して、その傍を通り過ぎた。クシャミのチケットに文字が記されていたかどうかは――]
(5) 2014/05/24(Sat) 01時頃