わたし、瑛美です
きたなかえみ
[自己紹介の流れになれば、そう簡単に言及して。
ぐるりと控えめに周囲をみまわして、少しの間考えた後に、ぎゅうと自分の頬をつねってみる。]
……なんか、おかしなことが多すぎて、現実じゃないみたいだけど、ちゃんと痛いんですね
[嘆息。]
扉、力技じゃどうにでもならないんですかね
[蹴破るとか、と呟きながらも、あまり期待はしていない。
ただこの空間に閉じ込められているだけなら、携帯の以上は?風がないことは?この中の誰も、ここにいる理由がないこと、記憶が途切れていることは?
説明がつかないことが多すぎるのだ。
誰かが言った通り、ここで暮らすしかないのか?
ブンブンと首を振って、そんな低迷していく思考を追い払う。
試してみなきゃわからないじゃないか、わたし。
キョロキョロと、手頃な得物を探して、ホール内をうろうろと歩く。**]
(5) 2015/02/03(Tue) 04時頃