["アリス"の"猫"という言葉>>4:53に、薄く息を吐く。
それは仲間が一人やられたと、そういう意味を孕んでいて。
酷く心が揺すぶられたものの、それでもそれが表情に出る事は無い。
耳障りな嗤い声に、ぎりと奥歯を噛み締め。
空を震わせる低い声に、きつくきつく眼前の"敵"を睨み付ける。
――彼は、こんな奴だったろうか?
否、ディーンが会った時の彼は、こんな風じゃあなかった筈だ。
彼に一体何があったのか、そんなのは分かりはしないが……敵対するのには、成程此方の方がやりやすい。
無邪気でいて傲慢な軽口>>4:55は、酷く耳障りだ]
……出来る事なら、あんたの居ない場所に、
[行きたいんだが、と。
舌なめずりと共に投げられた言葉>>4:56に、精一杯の虚勢で返す。
近付く距離。揺れる瞳は、"アリス"の足元で固定される。
笑みに歪んだその顔など、見たくはないから]
(4) 2015/06/27(Sat) 11時半頃