《あ、これ.....まずホ....?》
《んーー。悪魔が力を得て、人間の心が抉られるぅ。》
《…マツユキ、喜ぶホ!敵がもっともっと強くなるホ!》
《経験値、ボーナスステージホ?》
......ジャア君それ、事態が悪化してるって言わない?
前向きだなぁ。………。ん。生きるよ、ジャア君。
[そう言うと一人と悪魔は歩み出す。知覚する存在>>2:344に気づかず、長く特徴的な二つのおさげをふるりと揺らしながら。気づけば影は一つになろうか。彼をスマホに戻した仕草には、目を凝らさなければ気づかないだろう。
而して、二日目の夜へと向かう足取りは重い。
食い散らかされた人間の死体を沢山見た。
生きるために悪魔を殺した。否が応に我武者羅に。
見据えるべき敵は未だに、その姿を潜ませる。
苛立ちは御しうるか、怒気も待雪は抑えられよう。
けれど、混乱を生き抜く少女は知らず邪な気に当てられていた*]
(4) 2016/06/20(Mon) 01時頃