[彼は「月夜のけだもの」と書かれた本を 手に取ると、ぱらり、捲り、 それから本棚に戻して、 くるり、踵を返し、暖炉の方へと歩いていった。 暖炉を潜る姿を目撃されたとしても きっと、気づかないままで*]
(3) 2015/07/12(Sun) 02時頃