─ 大通り沿い とある家屋 ─
[撃ち込まれた砲弾の被害は、どれ程のものだったろうか。
幸い被害を免れた近隣の家屋は、何軒かが怪我人達の避難所代わりとなっていた。
何が原因で火の手が上がったのかも解らないが、女は理由などは知らずとも良い。
怪我人を少しでも早く手当てすることを優先しようと思い、その通りに行動した。]
大丈夫、骨は折れてナイよ。
でもちょっと大きく火傷してるカラ、無理は駄目。
薬塗って、休むと良イよ。
[胸にいつも想う彼は被害に遭っていないか、そう想いながら運び込まれてくる者達に話しかける。
不足した薬や物資を取りに行く為、裏通りと大通りの家屋を何度も往復したりもした。
彼が老人と言葉を交わしていたとき>>0:107も丁度裏通りまで使い走りをしていた為に、その場に居合わせは出来なかったが。
それから暫くは救護の手伝いを続けるため家屋に残っていた**]
(2) 2014/09/04(Thu) 00時半頃