[ 手中に収まる艶のある林檎の様に、寒空の下では頬も赤みを帯びます。敬虔な信者である一人の女、オーレリア。黒を基調とした衣裳を身に纏い、赤と絶妙なコントラストを生み出しています。手にした林檎を籠に収めたら、修道院の中へと入りましょう。そこで、一つ声を耳に聞き納めれば、>>1ふわり と、スカートの裾が揺れました。] あらあら、何がそんなに大変なのよ。 ……アップルパイ、ですって? キャサリン、ふふ、貴方ったら気が効くじゃない![ 鼻腔を擽る香りに気付けば、彼女の言葉が虚構でないことは判ります。呼び声に誘われるように、歩を進めるのでした。]**
(2) 2016/11/12(Sat) 00時半頃