[――誰かが 囁いている。 ちりん、と 澄んだ 鈴の 音。 母が遺したもの。 携帯電話に、つけていたもの。 風もないのに、揺れている。(08)回目の音で、少年はゆっくりと――眼を開いた。]
(1) 2010/06/02(Wed) 00時半頃