[家に入れば食材を台所に置き、テーブルを囲む。一杯目はまだ平気だったが二杯目三杯目と進む内に顔は赤らみ呂律が回らなくなってきた。心配そうな声にはらいじょーぶ、と答えたが、心配を余計煽るだけだったかもしれない。]
[ヴェスパタインが帰って来たら酒を勧め、食事をと頼まれれば掃除の間に煮込んでいたスープ類を皆に振る舞っただろう。
ヤニクがヴェラを送って行くと言ったならついて行くと言ったものの、ふらつく足では迷惑を掛けるだけだと断念した。]
[ランタンを片手に夜道を歩くヴェラを見送り、台所に食器を運ぶ。片付けは明日の朝にしよう。
ヤニクには自分のベッドで寝て良いと告げるなり、出来なければメモを置くかヴェスパタインが言伝てくれただろうか。
重くなる瞼に負け、ソファーに横になれば酔いも手伝って睡魔はあっという間に意識を飲み込んだ。**]
(0) 2014/05/15(Thu) 02時半頃