―虚空の中で―
[ふわりと、風が吹くような気配。金色の糸と、絆を頼りに、“彼ら”へと近づいたのは]
……や。会えたみたいだね。
その子が、ドナ君の大切な子だったのかな……?
あれ、栄光《グロリア》様にちょっと似てる?可愛いー。
ちゃんと10年くらい、待つつもりだったー?
まさか手出しはしてないよね、こんなちっちゃい子に…
[よもや栄光《グロリア》本人の『過去』などとは予想だにせず、大きくなったら美人になっただろうなー等とほんわかしている。嫌がられなければ、ポーチュラカの頭をなでたりしながら…ドナルドへ向ける言葉を考える。
ありがとう?ごめん?…何だかどれもしっくりこない。しばらく、考えて…]
……何だかんだ言って、君、いいやつだよねー。
この繋がりは、君にとっては不運だったけど、僕にとっては幸運すぎたな。
(+415) 2011/06/16(Thu) 15時半頃