―― 異世界転移☆コルウィ・キャラソニア
[強い想いに引かれるまま、浮遊感に包まれ
光のトンネルの中を通るみたいな感覚の後
わたしは、ウィクサードの街(>>1:157)外れ放り出された。]
……、……っ
[ぽーーーいっ!と身体が宙に舞って、ぽててんっ、と地面に落ちる。
頭の理解が追いつかない中、視界にはやたらと背の高い草が鬱蒼としていたものだから、余計に混乱が増したのは言うまでもない。
遅れて自分の格好を確かめる。最後に、針子りりあとして存在していた姿……ではなく、白い着物を着たもの。なによりも、身体のサイズは成人男性の手のひら程度でしかなかった。
姿が消えて人の念を食らい力を溜めている途中での出来事だ。遊園地での戦いでかなりの人の情念を感じられはしたが、人の身体を模るほどの力は得られていなかった。当たり前だけど。……なので、その結果がこのサイズのようだ。]
(+125) 2019/05/03(Fri) 17時半頃