【墓】 猫の集会 クシャミ

♪♪
　深閑たる部屋の隅で　キミを呼ぶ密やかな声
　ダンスに誘わるるまま　硝子の匣で舞踏会
　捧ぐは黒き旋律　捧ぐは秘めやかな夢路

［重低音のバックサウンドで送るダークゴシック曲が辺りに響くと夜色のカーテンがかかり部室の中が暗くなった。こちらを見ている猫の目が光っている。］


♪　眼前には月夜 ──…


［囁くような1フレーズ。
　相手は今の状況を理解できないかのようにただ視線を奪われているだろう。相手の傷に唇を寄せる。血を舐めとるも量が少なく、ほんの軽く牙を立てた。
　そうしてほんの少しだけそれを貰い喉をならして、傷痕に舌を這わせて傷口を”消す”。］

(+77) 2019/05/06(Mon) 12時頃