[2人の様子を見て、くすくす、とナナオは笑った。
そして。]
・・・あはは。分かるよ、もう。2人ともひどいなぁ。
[なんて、話し出した。ナナオもまさか、面と向かって趣味が悪いと言われるとは思ってもみなかったのだ。ケイトリンさんの話を聴いて。]
トレイルって、結構可愛い所もあるじゃない?
食堂でデザート欲しそうな所とか、意外と子供っぽかったりするしさ。
大人びていて、格好いいところもあるよ。
それに、格好つけてるなーって所もあるけど。分かりやすいよね。
でも、忘れてることを結構気にしてたり――。結構、あたしのことも――まぁ、妹みたいな扱いとして、なんだろうけれど。気遣ってくれるんだよ。それに・・・、助けにきてくれたんだ。・・・たぶん、忘れているけど。最初に助けてくれた時のことも――きっと。
あたしは、好きだよ。
・・・もっと、話したかったな。自覚するのが、遅かったかも。
[なんて。――話している様子は、少し楽しそうだ。]
(+64) 2015/06/12(Fri) 01時頃