[それでもララントへ連れてってくれることには有難く感謝しながら、赤の小隊の所へと向かう。しかし、進むたびに不機嫌そうな顔になっていくのは隠せない。
そんな風に歩きながら、ベネットに声を掛けられ>>+39]
ん、ローゼスブルグ大学? そうだけど。
お、勝負か。よーし、かかってこいっ!
[先程までの不機嫌顔はどこへやら、ぱあっと顔を輝かせる。
問題を出されれば、腕を組み、瞼を薄く伏せ]
ロスレーベンは赤国北部に位置する、候主導の早期工業化にて紡績産業を発展させた都市である。現在ロスレーベン候は北部経済圏構想を立てて、周辺諸侯と盟約を結びつつある。従来農業生産性が低かった北部の経済活性化は成功すれば、国力を押し上げることに繋がるだろう。しかし、ロスレーベン候が力を高めることは体制不安を招きかねない。大公は慎重な政治判断を迫られている―――。
[暫くの沈黙の後、その口から流れ出したのはまるで何かの呪文のような早口言葉]
(+57) 2011/07/03(Sun) 23時頃