ー墓地ー
[いつの間にか、体育座りになって墓標眺めていたら、遠くの方から名前を呼ばれた気がした。それは、どんどん大きくなって、懐かしく大好きな声で、大好きな顔で、彼女は走ってくる]
…ソ…フィア…?
[自分が見えて、名前を呼んでいる?近付いている?半分不謹慎な希望を抱きながら、困惑する。そして、答えは直ぐに出た。大好きなソフィアは、今自分の腕の中。泣きながら縋る彼女に触れられて、触れることが出来て、強く抱きしめた]
…ソフィアッ、ソフィアッ…ソフィア…!!
[また、貴女に触れる事が出来るなんて、夢にも思っていなかった。と女はそう、心で呟き、ただ黙って彼女のサラサラの茶色い髪を優しく撫でた。何度も、何度でも]
会いたかった……、ってちょっと不謹慎かな…?
[触れることが出来る。半透明。お互いが見える。声が聞こえる。それだけ察しが付いた]
(+54) 2013/08/06(Tue) 00時頃