[目と目が、瞳が重なる。 縮めた距離、二人の間にあるのは高鳴る胸の音ひとつ、ふたつ。] (す、き。) (ジェレミー、すきだよ。) [なにがいいのか、わからないけれど。 微かに小さく、こくと頷く。 彼の瞳の色をきちんと見るよりも前に、瞼はきゅうっと閉じてしまっていた。 顔が近づいてくるから、息まで止まって。 唇が触れあう。 初めてのことに、体はぴくんと跳ねる。 唇が離れれば自然と瞼が動き、ジェレミーをまた黒い瞳の中に映す。] ────っ、![途端に真っ赤になって、思いきり顔を逸らした。 弱い力でぺちぺちと胸元を何度も叩く。]
(+40) 2014/05/18(Sun) 11時頃