[髪に触れる手を感じ、またうとうとと瞳を閉じる。聞き覚えのある名前。なくなった像。お供えした万年筆。見る夢は、懐かしい九尾の狐の神様のもの。]……しめお、さま。[うんと小さな頃のように、嬉しげに笑った。伸ばした指先は無意識に、頬を撫でる手の袖をつかむ。重ねられる謝罪、それだけはどうしても頭にこびりついて。眠りに落ちる間際まで、何度も耳に響いていた**]
(+22) 2012/08/14(Tue) 03時頃