…ふふ。[>>+4 いとも容易く距離を破った娘の姿に、思わず笑みが零れる。自分にもこんな時代があったのだろう。何のしがらみもなく、目の前にある全てを恐れる事もなく触れようとした天真爛漫な時代。それこそ隣の男に尋ねれば、簡単に教えてくれるのだろう。……そう考えると不思議な気持ちになる。芽吹から、萎れるまで、華の盛衰を見守るのはどんな気持ちなのだろうか。]…懺悔?仕方ないわね。“特別”に聞いてあげる。感謝しなさい。『メー』[まるで修道女のように手を絡ませて、厳かな表情をしてみせる。消え入りそうな程小さな声だが、口調はいつもの凛とした様子で。呼応するかのように子羊は鳴く。ステンドグラスが淡い虹色を放って、三人を包んでいた。]
(+6) 2013/11/26(Tue) 16時頃