人狼議事

194 花籠遊里


【墓】 座敷守 亀吉

──…ん?

[重なった睫毛が揺れたのはどれくらい時間が経過した頃か。

ちいさな小屋にて備えてあった木造の机に突っ伏していたと気付いたのは、頬にあたる木の目の冷たさから。

ちいさな布擦れと共に身動ぎすれば、身に纏っていた衣類がすっかりと乾いていたことから、随分と長い間時が経っていたことに気付いた。]

…ど、うして。

[椅子の軋む音と共に胸にかかる圧。
勢いよく立ち上がった先、言伝も忘れて扉を開ければ、雨の薫りを残しつつも薄っすらと虹のかかった東雲が朧気に浮かび上がっていた。]

(+6) 2014/09/21(Sun) 16時頃

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