……―― っゃ、 め ……!![制止の声など、まともに紡げやしない。 ごぶ、と喉から、口から血を吐いていけば 声帯はその機能を失っていく。 指を潰される度痛みと苦痛に晒され、 全身どくどくと脈打ち、痙攣し。 目端を濡らすのは、痛みに自然浮かんだ涙。 全ての指があらぬ方向に曲がるその時には、 既に意識は霞がかった霧の、遠く、とおく向こう。]
(+4) 2012/01/16(Mon) 23時頃