人狼議事

194 花籠遊里


【墓】 座敷守 亀吉

……ん。

[輪郭を辿りながら囁く歌は人の子が紡ぐもの。
聞いたことのない『花籠物語』
その先に待つものは光か闇か、それは分からなくとも。]

…幸せに、……きっと。

[酔ったように滲ませた双眸を向けては胸へとゆっくり染み込ませるよう囁く。

森の奥、小さな小さな箱庭へと訪れた二人の間に舞うのは星屑のような鱗粉。

背後から軋む木の音を聞けば、小さな小窓から姿を覗かせる月下蝶。]

──…どうして?

[“待ってて”を振り切り、小窓へと顔を覗かせれば、濡れた髪を通る指先。いつもより冷ややかな温度に瞳は曇ることを知らない。]

(+3) 2014/09/21(Sun) 13時半頃

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