―煉獄―[聞き慣れた規則正しい音が聞こえた気がして、ゆっくりと立ち上がった男の手には、愛用の懐中時計――驚きを覚えつつも、その懐中時計に指先を触れた瞬間に、赤いものが滴り落ちて、懐中時計は黒く変色して、錆びてゆく。――それは今の己の姿を表しているようで。]……ははっ…きゃはは…[煉獄に子供ような狂おしい男の笑い声。]
(+2) 2010/06/23(Wed) 07時半頃