【人】 紅客連盟 イスルギ

［要冷蔵な品々のなかから、指定のとおり、サラダチキンと紙パックのカットトマト、スモークチーズも籠にいれた。
水が二本も入っているせいで、なかなか

瀬礼が済んでいるならばもう籠のなかにメイク落としシートもあるだろう。］

　忘れ物ないですか。
　
［と聞いたところ、「あれお願いしますあれ」と刑部につつかれる。あれ。レジ横のアレである。
今現在、二つのレジのうち店員が入ってるのは片方。］

　アッ。え？
　待って本家感。

［ヘーゼルくらいにまで明るくした髪の店員は、化粧でぱっちりさせた目を店内にむけている。やや強気そうな顔立ちで、爽やかに接客をするよりは、やや気だるげ、それでいて疲れてるから面倒なことに対しては敏感そうで腹をたいそうな、そういう近寄りがたさを感じていた。
それでいて仕事が終わって放課後や土日になればパリピとして生活していそうな、そういう――］

(100) 2017/02/26(Sun) 22時頃