人狼議事


251 【誰歓RP】鬼渡し

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視点:


[暗い  暗い  暗い

ここはどこだろう。

ワタシは――――おらは、何してた?]


【人】 硯友社 みょんこ

ー社務所ー

[……そうして、どれ程の時が経っただろう?
まだ智花ちゃんは私の近くにいただろうか。不安と焦燥が、時間の流れを何倍にも引き伸ばして私に伝えてくる。もっとも、本当の時間なんてここでは分からないのだけど。

脳裏に出て行った叔父の背中が過る。
そして、絹を裂くような悲痛なあの子の叫び声も。]

……ねえ、智花ちゃん。さっきあんなこと言っといてなんだけどさ。
やっぱり私もちょっと見てくるよ。辰次おじちゃんと……さくちゃんのこと、心配だから。

[智花ちゃんが傍にいればそう声をかけて。ついていくと言われれば勿論断らない。
……約束、したんだ。明日一緒に遊ぶって。
そしたらそのときには、私はいつもの“みょんちゃん”でいなきゃいけない。
さくちゃんと智花ちゃんと晶くんと、……辰次おじちゃんも、混ぜてあげてもいいかもしれない。
だから、今。
助けに行かなくちゃ。
そう決意して、社務所を出た。]**

(11) 2016/07/20(Wed) 01時頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/07/20(Wed) 01時頃


―現世:隠神社―
[夜の神社を、ざぁっ…と一つ風が噴く。
その風で砂利の上で倒れていた明日香は目を覚まし、のろのろと立ち上がった。]

 ……ここは?

[辺りを見渡すと、後ろには廃れた方を見慣れたせいでどこか新鮮さを感じる隠神社。
明日香や善一やがよく遊んだ遊び場。]

  ……帰って来たのけ?

[あの、酷く寂しい廃れた神社から。悪夢のような場所から。
把握できていなかった明日香は、“帰ってこれた”という事実に気付くと喜色を露わにして、鳥居の外へ駆けて行った。]

 おっとう! おっかあ!

[向かう先は、恋い焦がれた自分の家。**]


―綾瀬家後―
[走りに走っればやがて、一つの家が見えてきた。]

 おっかあ!

[そう言いながら扉を叩くと、中から出てきたのは知らない人。]

 え、……

[何故、自分の家から知らない人が? 奥から聞こえる笑い声は何?
明日香はあからさまに動揺したが、困惑してるのは相手も同じ。]

 あ…、ここあっちの家……
「家に貴方みたいな子はいないけど……」

[困惑したように言われたが、否定された言葉を掛けられた神隠しにあった頃のままの明日香には、威圧がすごく感じられて。
怖くなった明日香はそのまま、何か口を開こうとした相手をそのままに走り去った。**]


【人】 硯友社 みょんこ

[智花ちゃんの手を握ったまま、ついていくという彼女と一緒に社務所を出てすぐ。
飛び込んできたのは見知った姿だった。>>13
反射的に抱き留める。
さくちゃんは泣いていた。まるで何かに怯える子どもみたいに。]

さくちゃん!……さくちゃん?どうしたの、何があったの?

[助けに行ったはずの辰次おじちゃんは?
湧いてきた疑問は代わりに智花ちゃんが口にしてくれた。>>15
途切れたさくちゃんの言葉は従弟が続けてくれた。]

……捕まったって……辰次おじちゃんが?

[さあっ……と。体内の血の気が引いていく感覚。
叔父が捕まったと告げる従弟の表情は泣きそうで、悔しそうで。>>20とても嘘などついているようには見えない。
そして、……それを裏付けてくれる存在がやってきた。>>18]

(25) 2016/07/20(Wed) 16時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

……辰次……おじちゃんなの?本当に?

[姿形も声の色も、見知った彼の姿と同じ。
けれど、違う。獲物をいたぶるような瞳。吊り上がった口角。
ーー取り憑かれているのだと、一目でわかった。]

……どうしよう、逃げないと。さくちゃん、走れる?

[まるでゴミを捨てるかのように、地面に転がったタバコを見て。胸を引き絞られるような痛みに襲われた。
考えている暇はない。智花ちゃんと手を離して、今度はさくちゃんの手を握った。
拝殿裏の方に行く素振りを見せる二人に、逆方向……社務所に来たときの道程を見据えた。]

(26) 2016/07/20(Wed) 16時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[さくちゃんの手を握ったまま、走る、走る。
どれくらい走っただろう。先ほどまでいた拝殿が見えてきた。色褪せた鈴緒に、ひび割れた賽銭箱。石でできた灯籠の元まできて、やっと息を吐いた。]

……っ、はあ……。

[こんなに全速力で走ったのはいつぶりだろうか。
深く息を吸って、呼吸を整える。にたり、と笑った叔父の表情が、瞼の裏に残っていた。]

(33) 2016/07/20(Wed) 20時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

……ねえ、さくちゃん。
辰次おじちゃん、どうして捕まっちゃったの?

[何処か抜けていて子供っぽい部分もあるけれど、優しくて頼りになる叔父。脳裏で笑う彼の顔が、先ほど目の当たりにした不気味な鬼の顔に塗りつぶされていく。激情が胸の中を焼き尽くそうとしている。頭を振って、さくちゃんの顔を覗き込む。]

……辰次おじちゃんは、さくちゃんを助けに行ったんだよ、ね?

[私の視線は、彼女にはどう映っただろうか。
さくちゃんのことを責めたいわけじゃない。さくちゃんは何も悪くない。自分の中の良くないものを出さないように、心の中で呟く。
その行為にはどれだけ意味があっただろうか。]

(34) 2016/07/20(Wed) 20時半頃

―七尾家前―
[よく知った、見知らぬ景色の中を走る、走る、走る。
何かが中に並んでる明るい機械や、天まで聳える高い柱。
こんなものがある場所なんて、知らない、知らない、知らない。]

 はぁ…はぁ…

[次に向かったのは、幼馴染みであった善一のいた七尾家。
明かりの漏れる、その家の前には大人が数名屯していた。]

 なァ、善ちゃんおる……?

[「見つかったか?」などと話している人集りに、ふらふらと近付きながら話しかける。
大人たちはこちらを見ると、ギョッとした顔をした。それを見れば、こちらも竦む。]

「お前、どこの家の子だ?」
「名前は?」

[聞き知った訛りのない言葉に途惑いながら、怖ず怖ずと名前を名乗る。]



 アスカ……綾瀬、明日香

[その名を聞いた大人たちは、どこか不気味そうな顔をした。
その異様なものを見る目に――実際は違ったのかも知れないが、子供の明日香にはわからない――怖くなった明日香は大人たちに背を向けて、再び駆けだした。

ここは一体どこ? 帰ってきたんじゃないの?
父と母はどこ? 皆はどこ?
なんで皆あんな顔するの?

夜に、白装束を着てる女の子がいたら怖いだろうということには気づかない。
ただただひたすらに、怖い。**]


【人】 硯友社 みょんこ

[私の視線がさくちゃんの目にどう映っていたのか。すぐに分かった。
目が合った、彼女の瞳は何処か泣き出しそうな色をしていて。
彼女の口からこぼれてきたのは、悲痛な声。]

なっ……!

[それは、極限状態が引き出した彼女の本音だったのだろうか。張り詰めていた彼女の糸を、私が切ってしまったのだろうか?
彼女が引いた言葉の矢が、私に突き刺さる。]

……知ったような口、聞かないでよ……。

[堪えていたものが、ついに吹き出してしまった。
都会に夢を見ていた自分。田舎が嫌で、この村で一番死んでいくのが嫌で、都会に逃げた自分。都会に飲み込まれて、惨めに逃げ帰ってきた自分。
自分で自分のことが嫌いで仕方ないのに、そんな私のことを、さくちゃんは慕ってくれて、きらきらした真っ直ぐな瞳で突き刺してくる。今だって。
刺された傷はじくじくと広がって、痛みを増す。
こんなことで言い争いをしている場合じゃないって、分かっているはずなのに。]

(72) 2016/07/20(Wed) 23時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[辰っちゃんを呼んでくる、と彼女は言った。それはあまりにも無謀な言葉。
彼女の瞳は覚悟を決めてしまった者の色をしていて。良い方向に向かうとは到底思えないそれに、仕向けてしまった理由の一つは間違いなく自分だ。

止めなきゃ、と思った。
もしさくちゃんと今の辰次おじちゃんが出会ったとして、それは私たちの知る彼ではないのだ。そんなことは彼女だって分かっているはずなのに。
離れていくさくちゃんの影。止めようとして伸ばした手は、しかし彼女の体を捉えることなく地に落ちる。]

(なんて声をかければいいんだろう)

[彼女を追い詰めてしまった、この私が。
伸ばしたその手で顔を覆った。]

(75) 2016/07/20(Wed) 23時半頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/07/20(Wed) 23時半頃


[行く先、行く先。大人が懐中電灯を持って歩いていた。
どうやら誰かがいなくなったらしい。皆で探しているようだ。

そして、それは自分でないことは痛いほどよくわかった。

どうして、知らない顔しかないのだろう。
こんなに狭い村なのだ。知らない顔などないはずなのに。
自分に奇異の目を向ける顔は、どれもこれも知らない顔。

誰かどこかに知り合いは。

家を探していた少女は、徐々に見知った顔を探し始める。]

 どこにいるっけさ……!

[会う人会う人、誰も知らないことが、少女の不安を掻き立てる。
どこにいるの?]


 [   私の知ってる人は、場所は、どこに?   ]



 嫌だ!

[顔を恐怖に歪め、叫びながら駆ける。
やっと帰ってこれたと思ったのに、よく知ってるようで全然知らない場所なんて。
あんな寂しい場所より、よっぽど怖い。

なんて酷い、悪夢のような夢の続き。]


【人】 硯友社 みょんこ

[気持ちを話してほしい、とさくちゃんは言った。
私の心の中で、色んなものがぐるぐると渦巻いている。
話してもいいのだろうか?惨めな自分のことを。
本当は分かっている。何をさらけ出したって、さくちゃんは私のことを笑ったりなんかしない。つまらない意地を張っているのは私の方だ。
なのに。]

……私は、さくちゃんが思ってるような、立派な人間なんかじゃないよ。

[彼女の瞳は見れないまま、そう呟いて。
自分の前から走り去る足音をただ聞いていた。]

(81) 2016/07/21(Thu) 00時頃

―隠神社―
[一通り村を周り、戻ってきたのは以前と変わらない隠神社。
鳥居の傍に行けば、柱に頭を打ち付けた。]

 目ェ覚めれ!

[ここは現実じゃない。夢だと思っているから。
痛みを与えれば目が覚めるのではないかと思って。
何度も何度も打ち付ける。]

 覚めれ! 覚めれェ……!

[叫ぶ声は段々涙声に変わり、やがて打ち付ける元気もなくなって。
とうとう鳥居の足元にへたり込んで泣き始めた。]


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