人狼議事


120 薔薇のプシュケー

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【人】 良家の息子 ルーカス

[その日、赤の寮に珍しく鐘の音が鳴り響いていた。

 それは寮長から寮生たちへと、
 重要な知らせを伝える時のみに鳴らされるもの。

 至急談話室へと集まるように、耳障りな甲高い音を響かせていて]

 さあ、みんなおいで。
 薔薇が咲いたよ、真っ赤な薔薇が。

[談話室のテーブルの上に置かれたガラスケースを愛しげに撫でながら、
 赤薔薇の少年はうっとりと微笑みを浮かべて、
 皆が集まるのを待っている。]

(1) 2013/04/18(Thu) 03時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[鐘の音に皆が談話室へと集まったならば、
 赤い薔薇を胸に纏う少年は徐に皆へと語りかけるだろう]

 随分と、長い間待たせてしまったね。
 長い悠久を終わらせる、変革の時がようやく訪れたよ。

 ほら、見てご覧。
 この赤い薔薇を。

 これが、薔薇の愛。プシュケーと呼ばれる、花だ。

[ガラスケースの中に咲く赤い薔薇を、皆へと見せる]

(2) 2013/04/18(Thu) 03時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[ガラスケースに継ぎ目や扉はなく、
 外からその花に触れることは叶わない]

 この薔薇を手にすることができれば、
 君たちはこの学園から″卒業″することが叶うだろう。

[一つ息を吐いて。
 それからゆっくりと皆を見回し]

 薔薇は君たちの中の誰かがその身に宿している。
 薔薇を、プシュケーを宿すものを見つけて、奪い取れ。
 そうすれば、門は開くだろう。

[赤薔薇の少年の言葉は、
 この学園から″卒業″を暗に示唆していた]

(3) 2013/04/18(Thu) 03時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 ――そして。
 プシュケーとなった君よ。

[一人一人、またゆっくりと見回しながら]

 君はその愛を、誰か一人。愛する人に捧げなさい。
 そうすれば、君もまた。
 門をくぐることが叶うだろうから。

[赤薔薇の少年はもう一度ガラスケースを撫ぜながら]

 この薔薇は今日から五日後の朝には萎れてしまうから。
 それまでに一人でも多く、″卒業″出来ることを僕は願うよ。

[慈しむ色を甘いテノールに滲ませて、
 薔薇もかくやという笑みを、少年はその面に浮かべた*]

(4) 2013/04/18(Thu) 04時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

― 談話室 ―

[戸惑う皆の様子を満足げに見ていれば、かけられた声にそちらを見やり]

 僕は″寮長″だからね。
 君たちを見守るのが、僕の仕事さ。

[意味ありげに薄く笑う。
 そうしてまた、ガラスケースの中の薔薇を愛しげに、瞳を細めた**]

(121) 2013/04/19(Fri) 09時半頃

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