226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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――……”トレイル”
[真冬の空の下の子どもが――いなくなった。視界に映っていた、風花が、消え失せる。
わかっていた。知っていた。だから、置いてきたのに。 余計なことをしないように、置いてきたのに。
あの時、メルヤはピエロの彼の名を呼んでいたけれど ”いま”待っていたのはトレイルだった。
……――ネイサンが、死んでいたんだ。
それを、どうしても彼以外に、言えなくて。傷付いた心を隠していたかった。]
(153) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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………〜〜〜〜〜〜ッ [涙を、堪えるので精一杯だった。何時だって、そう。 いつも、敵わない。叶えられない。望みに添うことも出来ない。]
嫌だよ。 そんなに気になるなら君が、見に行けばいいよ。
……――まだ平気なら、出来るだろ。
連れてってやるから、行けばいい。
[眦に、涙が溜まってきた。熱を帯びた体が、急激に、冷え込む。 ああ。こんな時に――余計な”心”が邪魔をする。
いつだって望みは、叶わない。 静かに。静かに見届けたかったその望みも、もう叶わない。]
(154) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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あー、もう。最後までこの、格好つけようとするんだ!
黙って消えたい?何も遺したくない? どっちか知らない。知るもんか。
でも、トレイル。君には…誰もいなかったなんて。 憶えて無くても僕が言わさない。
……言わさない。
僕は…… 君の最期を、見届けるってずっと
ずっと決めてた、んだ…… [声は、不格好なぐらい震えていた。
その感情《こころ》は最後の名残? それとも繕い? どうでも良かった、どうとでも、良かった。]
(155) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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/* ちょっと急ぎすぎてロルが意味不だけど 幼いメルヤが、待っていたのはトレイルだったというあれです
うーん。ロル用意しとけよ!って気分になった
そして頭撫でられたら、戻ってくる予定だった、コワイ
(-562) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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/* あ、僕は寝落ちしてそうだったら勝手に〆てやろう(にやり
(-564) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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/* ケイトお疲れさま!!
君達は僕の希望だよ…うん。
(-567) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 00時頃
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――――……泣いてない。
[>>165目が見えない相手に、強がってみせる。普段の、普段通り過ぎて膨れ上がる怪訝さがあった。 開放区域に居た時には、彼は感情を落としているかのようで。
……泣いてない。
[声が震えないように意識した。心が、溢れるような感情が、堰を切ってしまって止まらない。 嗚呼。嫌だな。いつだって自分の心は儘ならない。
いつだって――。 僕は、こいつの近くでないと泣くことすら出来なかった。(>>5:+144)]
いつもだよ! 僕以外の前で、いつも、格好つけて苦しくない振りしてどうでもいい振りして 少しぐらい……何でもいいから、みっともないぐらい求めれば良かったんだ
[空中を切った手を、涙を溜めた瞳で追う。勝手に撫でてくる、その手は暖かった。 滲むものを乱暴に拭った。包帯が緩んでいたのか、目尻が少し鱗で疵を付ける。 つ、と伝う血が目の前を赤く染める。]
(181) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時頃
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バカはどっちだい。 ……そんなことわかってるよ。わかってるんだ。
[喪失は、恐怖だ。想いを遺すひとも、想いを汲み取ったひとも喪われていく。 何の気負いもなく慕ったピエロの彼も、喪われていく。
いつまでも、いまだって、恐ろしい。喪う痛みになど、慣れやしない。]
(みんな一緒に消えられたら、良かったのにな。)
[――退廃に包まれた望みが叶わないことなど、わかっていた。]
(182) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時頃
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(いつか喪う。いつか置いていかれる。 先に逝くであろうこと、わかっていた。 何より僕が、トレイルより、彼より、一秒でも長く、生きて。
生きて生きてやろうと、思っていた。
思っていたんだよ。勝手にね)
(183) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時頃
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……安心しなよ。君がいなくなったむしろ清々して…楽しく生きてやるから。
[独りは、寂しいだろう。だけど、それが彼の望みだとわかる。 誰かと共になんて、傲慢な望みを抱かない。望まれても応えられない。
ナナオも、タルトも。ケイト達のこともまだ、残っていたからだ。]
[どうして今こんな風にするのだろう? やっと心を捨てようとしたのに。八つ当たりじみた想いが胸に押し寄せる。
思えば八つ当たりじみたものを、ぶつけるのも彼相手ぐらいだった]
(184) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時頃
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――…君の、 気紛れな救いが 僕の救いだった
[静かに落ちる声音と涙。彼に伝わったかどうかは、わからない。 伝わらなくても、いい。
そう、想っていた。]
(185) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時頃
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/* ちょっと待ってwww〆ロル書いてるけど、一旦灰挟みたかったw
(-576) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時頃
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―それから―
[>>169の音は近くで見つめていたメルヤの耳の鼓膜をふるわせる。 瞬きさえも惜しむように、その姿を見つめる。痛いのだろうか、苦しいのだろうか。 意識はどこか、薄れている。
声が、確りと出せる自信がなくてただ、見つめていた。
見届けて欲しかったかどうか。わからない。互い口にすることは、無かったから。]
……トレイ、ル
[>>169応えは、ないであろう呼び掛け。 震える声も、堰を切って溢れる涙も、もう。抑える必要が無い気がして。]
(194) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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[僕たちは本当に、何だったのか。など今さら過ぎて。 遠くて近くて、誰よりも分かち合えて、分かり合えない。
その答は、おそらく永遠に得られない。必要がない。
そういう、ことなのだろう。 それで良かったんだ。それだけで。
>>171の一際割れる音に、目を剥いた。 ――トレイル? 小さな呼び掛けは、届いただろうか。
まるで。彼が慕ったピエロのように、手品と呼ぶより魔法のように。トレイルの体は霧散する。]
っ! トレイル!!
[砂のように零れゆくものを、掴もうとして――包帯をしている手の隙間から落ちていく。 粉々に零れてもう目に捉えられないぐらい、細かな砂になってしまった。]
(195) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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頭よりも先に、感情が、追い着いて。 過ぎるものに身を寄せた。
彼が長年過ごした部屋。紫の花。白い手紙の束。往生際が悪く、忘れることを恐れて強がっていた彼。
彼はさいごのさいごに思いだしたのだろうか。取り戻したのだろうか。
最期に交わしたものは、在りし日の彼と変わらず。 ここに連行される前に感情を喪うと言っていた、退廃的な姿では、なかった。]
(196) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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……満足そうな、顔して。最期まで、腹立つよ。 嫌になるぐらい、君は君だったよ。僕のよく知ってる君だった。
――…自分が自分じゃなくなるのが、何より怖かったくせに。
[まるで。心の半分を引き裂かれるような痛みは、なぜだろうか?
――トレイル 誰より理解してくれて、誰より分かち合えた。同じ分だけ、反対の言葉があったとしても]
[もう少しどちらか素直だったり、歩み寄っていたら。 一緒に、消えたい。と願っただろうか。
けれど、君に紫苑の花があるように。僕は、君だけが大事じゃなかった。 ただ出来る限り添いたかった。 誰よりも痛みを分かち合いたかった。 一人で、消え逝くことを選んだら望みであろうと阻んでやろうと思った。
独りの闇はどこまでも深くて、凍えて、寒いから。 あの日彼が、見つけてくれた時のように。]
(197) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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…本当に、最高に嫌なヤツだったよ
[小さく呟く言の葉は、どこまでも捻くれたものだった。 浮かべたのは、泣き笑い。
抱えているのは何時も窓際で揺れていた託された、紫苑の花が揺れているように思えた。
花言葉は――『追憶』
『君を、忘れない』 ]
(198) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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[どこかで、鼓膜の奥で声がした。 お前は本当に泣き虫だな――揶揄するような声がする。 だとしたら君は、本当に寂しがり屋だったよ。なんて、心の内で投げかける。
僕はいつまで、現実を見ていられるだろうか? いずれ、幻覚は現実を侵しても、心は渡さない。それがどれ程の苦になろうとも。僕の想いも記憶も辛くて寂しくても、残酷な現実の中で。
僕の心をもう一欠片でも、渡さずに。 ――背中越しが空虚になっても、僕は、いつか来る最期の時が来るまで足掻いて生きつづける]
(199) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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(――……さようなら。
誰よりも近くて、近すぎてわかりきれなかった。……トレイル)
[一頻り泣いて泣いて――どれぐらい涙を流しただろう。 頭の芯が痛くなるほど、泣いて。嗚呼そうだ。ナナオのところへ行かなければいけない、と]
(200) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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[一頻り泣いて泣いて――どれぐらい涙を流しただろう。 頭の芯が痛くなるほど、泣いて。嗚呼そうだ。ナナオのところへ行かなければいけない、と。
[ナナオや、タルト達の前に出れば普段と変わらぬ様子だったろう。 一人でなら脱走が出来たかもしれない。
だけど。他の”家族”を残して逃げるなど、メルヤの選択肢にはなく外の世界への未練はなかった。
託された紫苑の花。
枯らさないように屋上の鍵を勝手にひらいて、そこで育てて。 タルトが見たいと言えば見せに行っただろう。
どこから調達したのか。色紙や花などで手品をナナオ達に見せてはおどけて見せて――。
誰かの前で、メルヤが泣くことは無かった。 いつか。終わりが来る時まで。彼は彼らしく精一杯生きて胸を張る。]
(201) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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ああ。そうそう、ケイトとキルロイと連絡つかないかなって。 最近考えてるんだ。
…ちょっとした手品だけどね。
[なんてナナオ達に告げて、彼は笑って。時折幻覚症状によりどことも知れぬ場所を見つめている瞳の奥は
万感の懐かしさに*彩られていた*]
(202) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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/* 間に合った……!!!!! ちょっと他の人のロル見る前に
つづ@tuduraoriです 未熟者です
何か、馬車馬ってたりして、こいつ病人かって!!なって本当すみません
多弁なのは病気なので治りません
とりま挨拶を先に!!
(-590) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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/* メルヤは鱗がどうとかより幻覚の方がヤバイので、そして、どうなるかわからなかったけど、心を幻覚から取り戻したので
その内、五感全部が幻覚に囚われて、これは幻覚だってわかっているのに現実に見えないという最期を迎えるかと思います
医者の手で安楽死でもさせられるんじゃないかな?
最後まで理性と心が勝ったので、メルヤとしては…よく生きたなあっという終わり方
(-591) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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/*お前の手品はもう手品じゃねえよ
というツッコミは大いに受け付ける
(-593) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 01時半頃
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/* 僕はヒナコのとこにもユリのとこにも行ってるよ
願わくば、最期は僕でありますように みんなを見届けてから、死にたいなあ…っと
叶うかどうかは…わからないけどね
(-594) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 02時頃
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/*>>-595ネイサンはもっと凄いんだぞ!!(決まり文句)
(-597) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 02時頃
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―屋上までの道程―
[ 『君を、忘れない』
屋上に紫苑の花を運ぶ折。メルヤは額に鉢植えをコツリとぶつける。
鉢植えを託した彼にだけ宛てた想いではなかった。
溢れくる記憶《おもい》も 目に焼き付いた情景も 「何も変わらない」としても 君が遺した《あいした》想いは 息絶えず生きていく
想いは、重みだ。重く圧し掛かるものこそを、自らの生きる証として背負っていく。]
(203) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 02時頃
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……君のことが、そうだね。
キライよりも、少しだけ好きが大きかったよ。
[呟く声は震えていて、寂しげな色を浮かべる。 霧のように、消え失せた彼の最期の表情を忘れない。決して忘れない。
一瞬の間隙のあとには、穏やかな表情を浮かべる。]
(204) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 02時頃
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……――ありがとう
[出会った人すべてに、感謝を*]
(205) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 02時頃
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/* タルト一人で残すのは心配だなあっと
みんな2週間ありがとうね!!
(-610) つづ@tuduraori 2015/06/19(Fri) 02時頃
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