52 薔薇恋獄
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彼女と話ができない人達が残ってどうするんですか。 今、ここで話ができるのは俺だけです。 話ができれば、彼女も救えるかもしれない。 彼女の魂が落ちつけば、皆助かるかもしれない。
――……勢いだけで、全て片付くと思ったら間違いです。 貴方こそ、何様のつもりですか?
[大事に思うからこそ、睨み返した。]
皆、助かりたいと思うなら、貴方が先に行って下さい。 もう、あまり時間がなさそうなんです。
[ぼそり、雷の中で聴いた声を思い出し、告げた。 視えるから、聴けるからこそ苦しい。眉間に皺を寄せた。]
(78) 2011/05/23(Mon) 16時半頃
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楓馬……―――。
[同じように見え聴こえる人の名を、心の中で呼ぶ。
見ないように聞かないようにしていながら、見聞きする理由を彼の所為にしていたけれど。本当は違うことに気がつく。
抑えることはできるけど、なくならない資質。 楓馬がいなければ、父がいない外では1人だ。 でも、楓馬がいれば1人ではないから。
――……だから。]
(*3) 2011/05/23(Mon) 17時頃
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では、どうやって、貴方は日向を救ってくれますか。 皆の中に、彼女も入っていますか?
――……貴方が言っていることも、俺と対して変わらないですよ。
[溜息を吐く。鳴瀬の唯がむしゃらに皆を生かすという想いだけで、具体的な計画が視えない話より、日向と例えば永久と言われるほどの時間をかけても話すことでどうにかしようと思う自分の方が、いくらか現実性がある気がするのだけれど、いかがなものか。] ――……。
[そして、鳴瀬の口から暴かれる浜那須の気持ちに、眼を見開いた。まず、浜那須を視て、鳴瀬を見返した。 実際の行動として、頭を抱えた。去る鳴瀬に何も言えない。]
踏みこんではいけない気持ちの領域はあるんですよ。
[姿が見えなくなった後、ぼそっと呟いた。 その後、沈黙を作る。この状況で、どう浜那須に話しかけていいやら判らない。新たな生徒虐めかと、鳴瀬に思った*]
(81) 2011/05/23(Mon) 17時頃
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ディーンは、むっつりとしたところで、鳴瀬の言葉の1つの意味に気がついて顔を赤らめた*
2011/05/23(Mon) 17時半頃
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[蛍紫的に、いたたまれない時が流れていた。 浜那須との会話は、あったか、なかったか。
雨が降りながらもうっすらと明るくなってきた頃合。 栖津井の姿が見える。]
……おはようございます。ですかね。 先生、外に出られたんですか?
[ズボンが濡れている様子に、そう言えば鳴瀬も濡れたまま行かしてしまったと思い出す。 視線はあがって、手元の薔薇に、うっすらと視える想いの残滓に眉間に皺を寄せた。 視えるからこそ、それを取ろうとはしなかった。 彼は視えていないから、刈ったのだろうと思う。
刈られたそれらがどうなるのか……ふっと疑問が起こるも、尋ねたい相手は今は視えず。]
花瓶の場所は、俺は知らないので……。 グラスなら、そこに。出しましょう。
[グラスに水を汲み差し出した。]
(89) 2011/05/23(Mon) 19時頃
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ええ……例えば、先生が摘んできたその花。 多分それは、俺たちより前に此処に居た人たちの想いの残滓です。
[生けられる花を見ながら、応える。]
……先生は、随分落ちついてらっしゃるんですね。
[彼は鳴瀬から話を聴いたのだろうに、その落ちつきぶりに首を傾ぐ。]
(98) 2011/05/23(Mon) 19時半頃
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視えたり、聴こえない人は、多分そうそう現実味がある話ではないと思いますよ。
[応えに、微かに微笑んだ。]
……出られないとは、想う人が外にいる、とかでしょうか。
[恬淡とした笑みを見詰めながら、次に紡ぐ言葉はやや躊躇いがある。 相手の心に踏み入るというだけでなく、確かなものではなく予感のようなものがあるから。]
(107) 2011/05/23(Mon) 20時頃
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嗚呼……――。
[あっさりとした答えに、己の予感があっていたことを知る。 少し考えこむ間がある、ふっと紫の眼を伏せて……そして開いた。
――……ちゃんとした答えかどうかは判らない。 けれど、答えがでた瞬間。]
先生、もし、俺が居なくなったら、鳴瀬先生のことは頼みます。 俺だと、あの人は、甘えてくれない。暴走止められないし。 多分、今も、俺を逃がそうと画策してるのだと思う。
[振られたという人に言う言葉ではない。 でも、あの人の身を託すのは、彼しかいないと思った。 少し拗ねた顔の中に、ある部分で諦めて、ある部分で信じる色を滲ませながら言葉を紡ぐ。]
(111) 2011/05/23(Mon) 20時半頃
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俺が、居なくなるような事があったら、 誰も日向と会話ができなくなる。 それは、本当は避けたいんです。 彼女は確かに恋獄の主だけれど……―――。 彼女も救われていけない存在という訳ではない。 彼女もずっと苦しんでる。
[だから、願いを紡ぐ。]
今から、日向を探して話してみます。 俺が居なくても、話ができるように。 皆が無理なら、せめて、栖津井先生とは話ができるように。
[鳴瀬にと、言わなかったのは、話せたらあの人は暴走しそうだから。栖津井の方が、たずなを引くと言う意味で適任だと思う。]
まだ、判らないけれど、もしそうなったら 鳴瀬先生を、蘭香を……皆を頼みます。
と、言いながら俺、此処に居るかもしれませんけど。 人の想いは、ままならないものだから。
(112) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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ディーンは、セシルに話の続きを促した。
2011/05/23(Mon) 21時頃
ディーンは、ヨーランダに話の続きを促した。
2011/05/23(Mon) 21時頃
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/* キス魔ですみません(*ノノ) ぺろぺろちゅっちゅが、個人的な流行りです。
(-76) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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/* いっそ、後ろからぷすっと刺されたい(*ノノ)
(-77) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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[噴き出されて、少し瞬いた。時折、こんな風に思わぬところで笑われるので戸惑うのだけれど。]
――……えぇ、好きですよ。
[困惑は、けれど、真っ直ぐに見られ問われたことに返す為、潜められる。真っ直ぐに返す言葉。けれど、前とは意味合いは違う。]
でも、俺は珀……楓馬も好きなんです。
[苦笑する、最低な話なのですが……と。 もしかすれば、珀を好きなのだという浜那須にも殴られるくらいの覚悟で、紡ぐ堂々の二股宣言。 まだ、ぶっちゃけ、気持ちは揺らいでいるから。]
……だから、俺は、いっそのこと貴方達に チチカカ湖にでもコンクリートに詰められて 沈められた方がいい気もするんです。
[冗談のように言うけれど、真顔だった。]
(123) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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/* ……楓馬元気にしてますか(・ω・)
墓下に行っても、好きって言ってもらえるか、自信がないです。でも好きです。二股だけど。
(-82) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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……好きだと、言ってもらえたけれど。 今も、好きって言ってもらえるか、自信ないですね。
[ちらっと浜那須の方をみやって後、ぼそりと呟いた。]
(135) 2011/05/23(Mon) 22時頃
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[溜息を吐かれて、やはり普通は呆れるものだよな。 と、思いながら、視線を泳がした。]
嗚呼……、此処に残ってるのは後7人です。 鳴瀬先生、須津井先生、蘭香、浜那須先輩、織部先輩、静谷先輩と俺。 で、あっている筈です。
日向が、あと7人といってましたから。
[出て行く栖津井に、手持ちの情報を晒した。 笑って紡がれる言葉には、少し困った顔をしたけれど。]
(142) 2011/05/23(Mon) 22時頃
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……俺の、思うようにですか。
[栖津井を見送ると、かかる浜那須の言葉に小さく肩を竦めた。 思うように動くなら――結局、 で終わりそうで。]
確か、呪い殺した……と聴いた気がします。 だから、此処は恋獄となったと ……すみませんちょっと記憶があいまいで。
会わしてやれば……と、言われても俺にはそんな力ないですし。 暁様に似た、蓮端先輩は、此処にはもうここには居ないし。
[そしてふっと思い出す約束。]
浜那須先輩すみません、俺、織部先輩と約束してたんです。 出会ったら、約束破ってすみませんって、伝えてくれますか?
あまり時間がないみたいだから、出来るだけ布石は打っておきたいんです。
(164) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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ディーンは、引きとめられないならば、そのまま2階の廊下の突き当たりへ。
2011/05/23(Mon) 23時頃
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[浜那須が、日向(ひゅうが)に、缶を投げつける様子を、少しだけ悲しそうに見て、でも言葉は残さない悪い癖。 日向(ひゅうが)でなく、日向(ひなた)を探して、2階の廊下の突き当たりへと向かう。]
日向、日向……頼みがあるんだ。
[視えない姿に呼びかける。]
(168) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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……多分、あまり時間がないのだろう?
もし、俺が1人飛ばされるようなことがあったら、 皆が無理なら、栖津井先生とだけでも話できるようにはならいか?
――……できれば、俺を選んでくれないのがベストだが。
[元々対人で喋るのは苦手で。 ともすれば傲慢ともとれる言葉を紡ぐ。 いつもはもう少し、それでも言葉を選ぶのだけれど、それすらも惜しむように。]
(*4) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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/* ものの見事に自滅パターンなんですが、 どうしたらいいんだろう。
二股宣言してかっさらうとかも有りですか? 現実に戻ってからが修羅場ですね。わかりまs
(-117) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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/* PL的には、俺一人でふっとんで、 先生たちがひっつくのがベストかと思うのですが。
PCが言うこと聞きませんな。 なんだ、この駄目男。
(-119) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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/* あ、これは先生カップル誕生するかな。どうかな。
(-121) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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どうにか、彼らと喋れるようにはならないか?
[日向の言葉に、苦しそうに眉間に皺を寄せる。]
喋れないと、伝えれない。 なぁ、お前の望みは、唯、恋獄に魂を引きずり共に苦しむことなのか? ――……違うだろう。
[どちらの日向にしても、見方を変えれば救いに繋がりはするから。 それを信じてる。楓馬が信じていた彼女を。]
俺は口が上手くないから、お前の言葉を上手く伝えられない。 お前が誤解されたままであるのが、俺は哀しい。
(*7) 2011/05/23(Mon) 23時半頃
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ディーンは、浜那須に織部の場所を伝え忘れたことに気がついていない。
2011/05/23(Mon) 23時半頃
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[願う言の葉は、彼女に届いた。 けれど、それは難しいことなのか、是という言葉は帰らない。]
嗚呼、俺は欲張りなんだと思う。 ……恋とは、苦しいものだな。 そして、1人は寂しいから、恋をするのかもしれないな。
[死さずとも、同調し共に涙は零すことはできると。 それが、彼女の求めるものならば
はらり――紫の眼から雫が零れた。]
(185) 2011/05/23(Mon) 23時半頃
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難しいことかもしれないけれど、 さっきのこと考えてみてくれないか。
浜那須先輩も、きっと話せば判ってくれる。
[先程のビールの缶の件を、代わりにわびるように呟いて、踵を返す。向かう先は……自室であったけれど。その途中で蘭香とすれ違うのだろうか。]
(190) 2011/05/24(Tue) 00時頃
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/* 文先生がYESっていったら、投票変更かな。 @10分間に合うのか!!!
ていうか、鳴瀬落ちそうな気がするんですよ。 これだけ布石打っててなんですが。 でも、布石打たずに落ちるの怖い。
(-132) 2011/05/24(Tue) 00時頃
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/* ……文先生が、かっこよすぎる件。 くそう(これ何回目だ
(-136) 2011/05/24(Tue) 00時頃
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[栖津井が鳴瀬を好きだと聴いた時に、 浮かんだ想いがあったから。 出来るなら伝えたいと思うけれど。 伝えない方が良いのかもしれない。
――……本当に鳴瀬先生自身を好きかどうかは、 楓馬への想いに形がつかないと自信が持てないと。
もしかしたら、恋の部分は重ねているだけなのかもしれない。 栖津井になら、彼を……と、思った時点で。
けれど、なんとなく経済学部を目指していた自分が、 教育学部を目指そうかと思い始めたのは、彼の影響なのは間違いない。 それは荷物の中の、大学一覧が乗っている本の付箋が物語る。
そこだけは、間違いなく彼だけに向ける想いだと。
だから、多分、彼が栖津井と行くのなら。 願えるだろう――どうか、幸せに、と。]
(208) 2011/05/24(Tue) 00時半頃
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――……蘭香?
[部屋に戻る途中、紅子さんを従えた蘭香と出会う。]
何を莫迦なこと言っている。
[ぐぃっと差し出されて、ぐぇっとなっている紅子さんを、さらにぐぃっと押し返した。]
お前も帰れる。 だから、その願いは受け入れられん。
大体、紅子さんは多分、蘭香の為に在るのだと、思う。 楓馬に直接尋ねたことはないが……。 だから、返すなら、自分で返せ。
[極貧の彼が紅子さんを伴っている理由は、それしか思い至らないから。眉尻を下げて、推測を伝えた。]
(214) 2011/05/24(Tue) 00時半頃
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大体、俺が行くかどうかは、判らんよ。
[人が生きるということは、想いが動くということだから。]
(215) 2011/05/24(Tue) 00時半頃
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/* 言葉使いが慌ててレスると いつものディンになってしまいますorz
こんな偉そうな高校生厭だ(*ノノ
(-163) 2011/05/24(Tue) 00時半頃
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根拠は、特にないが。 言葉には言霊が宿るから……出来ると言った方がいい。多分。
紅子さんについては、後で楓馬自身に聴けばいいさ。 俺の話が飛ぶのはいつものことだろう。
[小さく肩を竦めて見せるも、次に怒涛の勢いで詰め寄られれば紫の眼を丸くする。 そして、くすっと笑む。]
……前の、蘭香に戻ったな。 嗚呼、お前の気持ちを信じてないわけではないよ。
恋愛でなくとも、繋がる絆があるなら、それを認めてもらえるなら 共に帰れればいいと思うよ楓馬の元に……―――。
[鳴瀬の姿がなくなれば、想いは今は蘭香に傾くから。]
(224) 2011/05/24(Tue) 01時頃
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