231 獣ノ國 - under the ground -
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/* よいしょーい1
(-0) 2015/07/12(Sun) 02時頃
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― 第一図書室 ―
[どれほど経った頃か、本をぱたりと閉じて 図書室の棚の方に向かったところ
羽が見えた。 今日はよく鳥を見る日だと思う。 見下ろせば女の黒髪>>259が柔らかく揺れた。 第二棟の方へよく行く獣人だと記憶していた。
図書室で特段、騒ぐ事はない。]
本は好きかな。
[それだけぽつりと落とした言葉は聞こえたかどうか。 背表紙に書かれた題字を追う。]
(2) 2015/07/12(Sun) 02時頃
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[彼は「月夜のけだもの」と書かれた本を 手に取ると、ぱらり、捲り、 それから本棚に戻して、
くるり、踵を返し、暖炉の方へと歩いていった。 暖炉を潜る姿を目撃されたとしても きっと、気づかないままで*]
(3) 2015/07/12(Sun) 02時頃
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/* 1 1管理人室に戻る 2ちょっと外に出る
(-3) 2015/07/12(Sun) 02時頃
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―→第三棟 管理人室 ―
[梯子を上り、第三棟へ。 梯子は棟の真ん中にあり、そこから真っ直ぐ見れば そこからはふわりと夜風が薫る。
第一棟にあるそれとは違い 施錠も何もない大扉は、 指紋認証さえ行えば出ることが出来る。
……獣人が出るには、 そこから更に警備を潜り抜けなければならないが。]
……。
[彼は口を開きかけて、閉ざし 何も言わずに右手の方へと歩いていく。
袂に入れていた赤い羽根を、 部屋の机の上にそっと置いた。**]
(5) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 02時半頃
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/* ノア君とモスキート君落ちとは。 月曜23:00までならまだ時間あるので考えようね。
1/1 1和室 2フラワーガーデン 3図書室1 4管理棟 5外 1
(-10) 2015/07/12(Sun) 07時半頃
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/* まあ和室で云々はやりたかったけども! 1早朝 2夜 1
1和室で茶ァ飲む 2和室で本読む 3和室で寝る(この場合自室) 1
(-11) 2015/07/12(Sun) 07時半頃
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/* 今日に入ってから1しか出ていないよね。 思うところあるのでこれだけ。1
あんまりランダムに頼るのもどうかと思うけど 議事鯖のラ神中の人がいる気がしてつい使っちゃうんだよな…。
(-12) 2015/07/12(Sun) 07時半頃
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明之進は、……ギャグかな?
2015/07/12(Sun) 07時半頃
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― 翌 自室 ―
[薄く目を開ける。 真っ暗に閉ざした部屋の中。
袖から骨ばった腕がのぞく。 割り当てて貰った和室の畳に、 かり、と小さく爪を立てた。
そこから更に小さな時計を手に取ると、 暗がりの中彼は気だるげに目を凝らす。
――……あゝ、鐘の鳴る時間だ。]
(8) 2015/07/12(Sun) 08時半頃
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[起き上がり首裏に手をやると、 乱れた髪を軽く背へやって 着物の合わせを整えた。
髪を結ばぬ侭に煎茶を淹れると、 温かさを喉に流し込み、机上の赤い羽根を一瞥。 問いに「はい」と答えた梟>>6は 目当ての本を見つけたのか。 第二図書室で眠りこけていた同僚は、はてさて。
彼はそっとマイクに手を伸ばす。*]
(9) 2015/07/12(Sun) 08時半頃
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――おはようございます。
[我々は「今日も今日を守」っていくのだろうか>>1:2 ――それとも?
そんな事を考えながら マイクに向けて朝の挨拶をごく小さく呟いた後。
こくん、と煎茶を飲み干した。]**
(=0) 2015/07/12(Sun) 08時半頃
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/*ヴェスパの発言が見えるたびテンション上がる癖をやめたい (恋愛とか何も関係なくキャラクターが好きすぎて)
(-16) 2015/07/12(Sun) 10時半頃
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[耳を澄ませば聞こえてくるは同僚の声。>>=1 彼は眠たげな声に引きずられるよう一つ目を擦った後、 繰り返される「朝」の単語にゆるく、首を傾げる。]
アーロン君は……大扉の前かい?
[今日もあの同僚は「朝が来た」と思いながら 扉の前にいるのだろうか。 昨日の言葉を思い出しながら>>0:88 小さく笑った。]
地面に潜っても朝はやはり朝だからねえ……。
(=3) 2015/07/12(Sun) 10時半頃
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[諦めたような言葉を吐けば、 アマルテア>>=2の声が響く。]
そうだねえ。頑張ろうか……。 メティス先生はご無理なさらず。
[いつも真面目だからとつけたして]
……。 寝場所が悪くって風邪でも引いたかな。 [嫌味に、ぽつりと続け、よっと立ち上がった**]
(=4) 2015/07/12(Sun) 10時半頃
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/* モスキートも好きだなあ 読んでるだけでよい気がする
2
(-18) 2015/07/12(Sun) 13時半頃
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/* フィリップのログよんでめっちゃ和んだ。 おっさんちょっと桃監視役してたい。
フラグは多分 ヴェスパ⇔ジリヤ フィリ⇔マユミ クラリッサ→アマルテア先生? かな?と思う そして私は明日の落ちに立候補するか悩む!
どっちへ行こう。 別にヴェスパのは表発言では無いので 大扉前に行って話しかけるのもンンン 1大扉 2フラワーガーデン 3第二図書室に本を返しに行く 4いやもう引きこもりでいいじゃん 1
(-21) 2015/07/12(Sun) 15時頃
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[髪を結び、ごく軽い身支度をして、 彼は部屋を出る。 ここは朝陽がささない。
管理された棟内で、そっとマイクに口を寄せる。]
(35) 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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[…………
『本物の畜生ならば、情も掛けずに済んだものの ……。』
その小さな小さな囁きに、軽く首を傾げて、彼は歩く。]
情、か。 それが友情か同情か恋情かはさておき 向き合い長らく暮らしていれば情も沸くだろうさ。 君も彼らも「人」だもの。
[人ならば人情には逆らえぬ。]
……君は困惑でもしているのかね。アーロン君。
[穏やかに問いかけて、小型マイクから口を離し]
(=6) 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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[それから、梯子を下に降りる前。
頬を撫ぜる隙間風が吹くほうを見たならば、 そこに、番犬の姿はあっただろうか。*]
(36) 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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明之進は、マユミの翼はあれは飛べるのだろうかとふと思った。
2015/07/12(Sun) 19時半頃
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/* 2
(-28) 2015/07/12(Sun) 19時半頃
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/*りょうかーい。
(-29) 2015/07/12(Sun) 19時半頃
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[逃げ出す彼らの背を見送り、 くるり、振り返り警備員に云う。]
脱走した獣人。 従順でない獣人は、「処分」する
――だったね?
なら……。
人間だって、「処分」するのだろう?
/* みたいなろーぷれがしたいです こう なんというか 恋愛いらないけどお手伝い野郎みたいな
(でも鍵とるのにチェビィさんとこいっちゃうかなあと思ったりもする) 1 >>=9くっそwwwwwwwwわらったwwwww
(-39) 2015/07/12(Sun) 21時半頃
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/* njsLYraiってにんじゃすれいやーかなあ わらうwwwww
(-41) 2015/07/12(Sun) 21時半頃
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/* フラワーガーデン行こうと思ってたけどあそこの花が造花か本当の花かわからないという不具合 和庭行くか……。
(-44) 2015/07/12(Sun) 22時頃
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/* あーでも和庭行くともしかしてヴェスパやジリヤを邪魔するのか
ンーンンンー 1フラワーガーデン 2音楽室 3図書室(またか)44
(-46) 2015/07/12(Sun) 22時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 22時半頃
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/* クラリッサちゃんかわいい。(正座) 猫もふもふしたいなあ(変態的な意味ではなく!)
小ネタ。 明の首からかかってるのはムーンストーン。 石言葉は「恋の予感」「恋の成就」 蛇の獣人が「これはわたしには不要だ」って言ってるのは彼女に「恋愛」は不要だったから。 イメージソングはキャラメイク時からずーーーっと♪レッド・パージ!!!。
獣人枠空いたんなら狐獣人やりたかったけど管理人もおいしいから見送ったよ。こんこん。
(-51) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
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/* メティス先生とノア君のやりとりににやにやせざるをえない (<●><●>)
(-52) 2015/07/12(Sun) 22時半頃
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/* もしかして動き辛くさせちゃっているだろうか。 と、思ったので 動くべきだろうか すごい悩ましい。
つーかチェビィさん第三棟にいらっしゃるのか 私の予想だとヴェスパさん村建てさんだとおもうので 余計こう なんというかすみませんすみません ジジイホント隠居したい。 1
(-78) 2015/07/13(Mon) 01時頃
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/*うむ、動くか。 さてどこいこう。庭でいいかなあ。 んーーーーーーんーーーーーーー……庭だなあ。
(-79) 2015/07/13(Mon) 01時頃
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[そこに誰かがいたならば きっと会話をしただろうけれど。
恐らくはノアとすれ違うタイミングで 彼は階下へと降りて庭園の方へと向かった。**]
(130) 2015/07/13(Mon) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 01時頃
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―→ 第一棟 医務室 ―
[硝子が割れる音。>>138 喚き声が二つ。
彼は庭に向かいかけていた足を止め、 くるりと振り返る。 そしてそれが幻聴でない事を確認すると、 た、と音のする方まで小走りに行き
医務室の扉をあけた。]
……何をしているんだ。
[そこには零れた液体と、泣きだす猫と、 それからハリネズミの姿があっただろうか。
彼は薬品と思しき中に ガラス片が混じっているのを見ると 険しい顔で二人を見た。**]
(144) 2015/07/13(Mon) 03時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 03時半頃
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( こんな事には? 何だ……?)
[喚きたてる彼女>>145は大きく興奮しているようで 何があったのかわからぬまま、 彼は叫び散らされる言葉に眉を顰めた。]
猿とは云い得て妙だな……。 落ち着きなさい。 あゝ、硝子には触るなよ。
[クラリッサを一瞥してから、 ジリヤの方へと視線を遣る。]
泣かせたのは君か?
(146) 2015/07/13(Mon) 04時頃
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ああ……、 [続いた自己弁護に彼は息を吐いた。 彼女が薬を捨てようとして、 クラリッサがそれに抗ったのかと理解した。
アマルテアの実験を思えば、ジリヤが薬に 不信感を抱いていたとて仕方なかろうが]
何の薬かも知らずに捨てようとしたのか?
……騒ぎを起こして、 メティス先生が知ったら折檻かもしれないぞ。
[彼はジリヤに近づき、 手を伸ばして、その頬を抓ろうとした。]
…………片付けはやっておくから ちと頭を冷やしなさい。
(148) 2015/07/13(Mon) 04時頃
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( ……おや、)
[ジリヤが穏やかに手を退かせようとするならば 彼はそっと手を離し、ぱちりと一つ、瞬きをした。]
そうか。
[鉄火の気性と思うておったが、 案外冷静だなとぼんやり考える。 ――何か、あったのやもしれぬ。あずかり知らぬ事だが。
彼女が出て行くならば、彼は、止めはしない。 ジリヤとクラリッサの間に会話があるならば 邪魔はしないだろう**]
(150) 2015/07/13(Mon) 04時半頃
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/* >>164 なぜ?!
めっちゃ素敵じゃないですか
(-109) 2015/07/13(Mon) 13時半頃
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[「ただ、外を知りたいだけ」 場の闖入者たる彼はその言葉を聞いてふと思う。
(「 …こわい。森へ還りたい ……にいさんを かえして」)
もしも。この仔らを、あの大扉から出したなら。
―― そうしたい、と思う心と いけない、と自制する心は
彼女>>169から発された頼みに引き戻された。 ジリヤの針のような白い髪を見送ってから 彼はクラリッサを見下ろす。]
(179) 2015/07/13(Mon) 20時頃
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……断るよ。 それで打つ気だろう? 外に出る前に君が危ない。
[自殺願望でもあるなら兎も角。 清潔なタオルを一枚。クラリッサに差し出す。]
顔を拭くといい。 それと、怪我はしていないかな。
[それから掃除用具入れに向かい、手袋をして、 雑巾と紙を手に後片付けをはじめた。
アマルテアには、後で謝っておこう。 医務室で袖をひっかけたと。 貴重な薬ならば申し訳ないとは思うが。
……そんな事を考えながら。]
(180) 2015/07/13(Mon) 20時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 20時頃
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そう。ならいいんだが。
[カチリ。 紙の上に砕けた硝子の欠片を置いて、残りを拭く
別に危なくてもいい、と淡々と言う クラリッサの言葉を聞いている。 その心中がいかばかりか彼は知らない。]
外に出る前にうまく起きられなくなったら 本末転倒だろう。
[だめですか、と聞かれたから、ふるりと首を振る。]
だめだよ。
(229) 2015/07/14(Tue) 00時頃
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[他にたくさんいる”私達”が治るなら、――
その言葉の真意は知らないが。 もし、自分が死んでも、と云う意味なら かなしいと思った。]
クラリッサ君。 君は、君しかいないんだから、 自分自身を大事にしておくれ。
[説教じみた言葉を吐くと、 ガラス片を始末して、 薬品を拭った雑巾をそっと洗う。]
(230) 2015/07/14(Tue) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/14(Tue) 00時頃
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そう。そんなに……
[そんなに外に出たいか、と考えて 小さく息を吐いた。 そもそもあの薬が何かわからぬのに投与できるものか]
自由……?
ああ、いいものだろうよ。 生きるも死ぬも自由でいられるなら。
[それはきっと幸福だろう。
その言葉を飲み込んだ。]
[そうこうしているうちに アマルテア>>234が戻ってきたので]
――ああ、すまない。 私がドジを踏んでしまってね、
(237) 2015/07/14(Tue) 00時半頃
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[流れるように嘘をついてから苦笑し、 罰なら受けると云ってから
優しく見える女医の動きが どこかぎこちないように見えて 軽く、首をかしげた。]
……あまり被検体に無理はさせないで 彼女が望むなら、いいかもしれないが
あと、君もあまりご無理なさらず。
[そうっと、アマルテアにだけ聞こえるように言うと、 二人で話もあるだろうと、考えて
引き止められなければ 静かに医務室を出て行くだろう。*]
(238) 2015/07/14(Tue) 00時半頃
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―→ 医務室を出て、少し ―
[彼は静かに医務室を出ると、 今度はと第二棟へ向かう廊下へと歩きだす。
――途中、 その影を見ることはあっただろうか。>>232]
…… ?
[いつもしているマスクがないように見えて、 彼は、少しばかり目を凝らし立ち止まった。*]
(241) 2015/07/14(Tue) 00時半頃
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[ぱちり。
瞠目する。 息苦しい深海から、何かが音もなく泳いでくるような ――そんな気がした。
えさ? と小さく虚空に問いかけた その男>>250は、 彼にはまるで動物のようにも見えて
鱗の乗る肌が彼女のものにも 似ていたから
――逃げ出す事も、 連絡をまわすためにマイクに口を近づける事も、 どちらもできずに、彼はただそこに立っていた。]
(257) 2015/07/14(Tue) 01時頃
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……きみ、は、
[脅すようにからを破った掌が見えた。 首元に鱗をかざされる。
――いきたい、
そう投げられた言葉に、彼は声を詰まらせて]
抵抗は、しないよ
…………。
[行きたい? 逝きたい? ……生きたい? ぐるぐると思考は巡るだけ。 そうしてその鮫を、第三棟へと案内する。>>251]
(258) 2015/07/14(Tue) 01時頃
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― 第三棟 ―
[「ありがとう」と小さく呟かれた言葉と 低く唸る空腹の音に、 彼は静かに目を閉じた。
―― この獣人を、解き放てば、 人死にが出る ……だろうか。 解き放った先でモスキートは生きていけるのか。
空の鎖が転がる大扉の前。>>254 うみ、と小さく云う声が聞こえた気がする。]
……君は、 いきたい、のか。
[生きるためにいくならば、 その自由は、奪っていいものなのか。]
(259) 2015/07/14(Tue) 01時頃
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[彼は悩んで悩んだ末に、指紋認証のセンサーに 指先を 添えた。]
……なら、
いきると いい
[大扉が開く。 ――そこから先は、 鮫の 鮫だけの物語だと思った。 モスキートはどうしただろうか。
ただ一つぼんやりと思うのは こんな全てが死んだ場所ではなくて どうか、どうか、 その先にいきる場所があればいいと
――見送る彼の首元で、 月長石がひとつ、涙のように煌めいた。*]
(260) 2015/07/14(Tue) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/14(Tue) 01時半頃
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