226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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な、な。なんでもないよ? 乙女の秘密。ね、タルトちゃん。
[口元にしぃー、と指先を当てて。 ニコリと笑ってみる。]
それ、何の本?・・・あれ? あたしも読んだことないなぁ。タルトちゃん、今度読んであげようか?
[と本の表紙を見て話を逸らそうとしてみる。 タルトちゃんが寝るまでの本読みも、結構楽しいのだ。]
(127) 2015/06/08(Mon) 00時頃
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[ナナオは、絵本を見て不思議そうに首を傾げた。 一つは、小さなお姫さまが平和に暮らすお話。 これはナナオも何度か読んだことがあるお話だ。 他にも何冊か。 その中に紛れた、表紙の無い絵本は――なんだろう?と。 小さい子たちに絵本を読むことはあったけれど、こんな絵本はあっただろうか――とパラパラと捲る。 表紙を見ても、名前は無い――。 もしかしたら、誰かが描いたものかもしれない。 タルトちゃんに読む前に、今度こっそり読んでおこう――と思う。 教育上よろしくないかもしれないので、事前に読んでおくのは大切なことなのだ。
――でも。 今度、があるかも分からない――なんて、その時は思わなかった。]
(-26) 2015/06/08(Mon) 00時頃
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[こっそりとされた耳打ちに、ナナオもこっそりと。 ちょっと恥ずかしそうにはにかみながら、後ろ手に組んで耳打ちを返した。]
・・・うん。もう、大丈夫。
ありがと。 ちょっと、格好良かったよ。
[また、鼓動は速くなったけれど。 それもまた、病かもしれない。 きっと――**。]
(149) 2015/06/08(Mon) 01時頃
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[――幸せな時間は、急に終わる。 その時には、分からなかった。 その時には、気づかなかった。
だって、あたしは急に気を失ったから――。
次に眼が覚めた時、そこがどこで――。 どうして、そこにいるのか。 残された時間は、後どれほどか。 知らなかった。 分からなかった。 あの日と同じで、それは唐突に終わる。]
・・・せんせーの、嘘つき。
[眼が覚めた時、あたしが最初に喋った言葉はそれだった。
だって――、扉の向こうには。 やっぱり、みんな、いなかった。]
(-42) 2015/06/08(Mon) 03時半頃
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[――今日が、終わりと知っていたら。]
うん、タルトちゃん。 ――約束だよ。
[なんて、あたしは言わなかっただろうか――。]
(202) 2015/06/08(Mon) 15時半頃
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あ。
…えっ?
[ナナオは、少しフラついて。驚いた顔をして。]
…と、トレイル。 ごめんね、ちょっとだけタルトちゃんのことを見ていてもらって良いかな? 少し、…。
[にこりと笑って、誤魔化しながら。 胸に手を当てて…、動悸が激しくなってきていることを示した。]
(203) 2015/06/08(Mon) 15時半頃
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[今日が、自分の終わりの始まりだなんて知っていたら。
あたしは、何をしただろうか。 親友に恋を打ち明けなかった? 約束なんてしなかった? 大事な約束を叶える為に、必死になった? 好きな人に想いを打ち明けた? 生きたいとあがいた? タルトちゃんに退院するとでも嘘をつきにいく?
――分からない。 だって、それはとても唐突にやってきたから――。 それでも、いつものことのように。 笑って――大丈夫だって、笑って、せんせーの元へ訪ねにいこうと。]
タルトちゃん。 ちょっと、トレイルに交代するね。 「どくが」の意味とか、国語のお勉強かな?
[そう、何でもないことのように。]
(204) 2015/06/08(Mon) 15時半頃
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[子供のためなら、どんなに苦しくても微笑むことが出来る気がする――。 ナナオは、タルトちゃんにこっそりと耳打ちをして――。]
さっきのラブレターの続きも、またあとで…ね。
[そっと離れて、 微笑んで。 二人に手を振って、
せんせーの元へ向かおうとして――**。]
(205) 2015/06/08(Mon) 15時半頃
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[図書室から出ようとして――。>>210]
あ。えっと――。
[大丈夫だよ。・・・って、言おうとして。
いつもと何かが違う――、まずい感覚があった。 内側の毒に何もかも食い破られていくような――。 異常に体温が熱い気がする。汗が出てくる。 沸き立つどころか、煮えたぎるような。
――毒を持つ生き物が自分の毒で死ぬのは珍しいことではない。 今まで効かなかった――じゃあこれからも? そんなことは、考えようとしたことはなかった――。]
(223) 2015/06/08(Mon) 22時頃
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[>>218タルトちゃんの方を見て、少しだけ申し訳なさそうに。 まずい、心配させちゃっただろうか?と。 大丈夫だよ、という笑顔はしつつ。――でも。]
・・・ごめんね。 タルトちゃん、ちょっとだけ待ってて。 トレイルを、借りるね?
[一緒に居て欲しいって、さっきは言えなかったけれど。 たまには大人に頼れよ、って言ってくれていたから――。 少しだけ、頼ることにして。
図書室から出てすぐ。 タルトちゃんから、見えない位置までの数歩を歩いて――。 ナナオは、倒れかけた。]
(226) 2015/06/08(Mon) 22時頃
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まずい・・・かも。
[ドクリ。心臓が痛いくらい跳ねている。 熱い。苦しい。眼の前が霞んできて――。
――このまま、死ぬかもしれない。 そう、ふと思った。]
(-54) 2015/06/08(Mon) 22時頃
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まずい・・・かも。
[ドクリ。ドクリ。心臓が痛いくらい跳ねている。 熱い。 苦しい。 段々、眼の前が霞んできて――。
――このまま、死ぬかもしれない。 ふと、そう思った。
気が付けば意識は闇へ、堕ちていた。]
(-57) 2015/06/08(Mon) 23時頃
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[ドクリ。ドクリ。心臓が痛いくらい跳ねている。 トレイルのおかげで、どうやら倒れずに済んだらしい。 でも、掴まれた感覚がない――分からない。 熱い。苦しい。 段々、眼の前が霞んできて――。
――このまま、死ぬかもしれない。
ふと、そう思った。]
トレイル。・・・あのね。 いまさ。ヒナちゃんと――。
[無理なんて、してない。 うわごとのように、ナナオは何かを呟いている。]
(247) 2015/06/08(Mon) 23時半頃
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[――そう。ヒナちゃんと一緒に歌を作ってさ。 伝えようとしてたんだ。
あたしは、知ってるよ。 トレイルの記憶が無くなることとかも――。 隠していたつもりだったかも、しれないけれど。 気になる人が苦しんでいることを、分からないわけないじゃない。 いつ完成するかは分からないけどさ。 その時には、聴いて欲しいな――。って。
一瞬で、走馬灯のように思って――。
ナナオの意識は闇へと、堕ちていった。]
(248) 2015/06/08(Mon) 23時半頃
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― 17歳の頃の夢 ―
[ナナオは、中庭が好きだった。 ここでノートに、詩を書いたり――。 時にはそれを、歌にしてみたりする。 朝方なんかは特に空気が清くて、気持ち良い。 そうしているうちに、誰かが中庭へと来るのだ。
眠れない夜は沢山あったけれど――、 悪くない朝も沢山あった。]
・・・。
(262) 2015/06/09(Tue) 00時半頃
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[そしてその日は、先客がいた。 ――ちょっとお兄さんなだけに見えるけど。 ああ見えても、10歳年上なのだ。 黙って手を振り、あたしはいつもの定位置へ。 ――ナナオは、薄々勘付いていた。 一年前のあの子のことを、トレイルは憶えてないのだ。 あたしがあの子を殺した時に駆けつけてきたのはトレイルだったのに――。 でも、それについて触れたことはない。 誰かの病気のことは、なるべく触れないようにする。 あたしが手で何かを触れようとはしないように――。
何となく目で追っていたら――、眼が合って。 慌ててノートに目を落とした。 何をやってるんだ、あたしは――。なんて、過去の夢。]
(263) 2015/06/09(Tue) 00時半頃
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―― 隔離区域 〜数時間後〜 ――
[トレイルは、せんせーを呼んでくれたのだろうか――。 せんせーは、駆けつけてきたのだろうか――。 ――ナナオの記憶に、その辺りはない。
ただ、眼が覚めた時――。酷く頭痛がしていた。 身体も動かせない。――そこは、見慣れない病室だった。 隔離区域――、ナナオは恐らくそこだろうなと思った。 あたしの全身には、良く分からない機器が取り付けられている。 今までにこんなの着けたことはない――。
あたしと機器と、重厚な扉。 それに、サイドテーブルにノートとペンが置いてある。
他には、何もない。ここには、窓さえも無い。 隔離区域には、今までいなくなった患者がみんないるんだって。 ――せんせーが言ってたっけ。 分かってたよ。――せんせーのうそつき。**]
(268) 2015/06/09(Tue) 00時半頃
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NPCなのにすっごい濃いよね、せんせーのキャラ。 なんか凄い胃を痛めてそうな気がしてるんだけど・・・。
(-68) 2015/06/09(Tue) 00時半頃
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なお、サイドテーブルのノートとペンはせんせーが持ってきてくれた模様。 優しい所もある、ってことか。 辞世の句でも書いておけってことかは、解釈次第。
これ、特殊なペンで抗毒性のペンという謎のペンなんだよね。 せんせーからのプレゼント。 プロローグでだけ「特殊なペン」と表記してたりする。
ナナオ視点のせんせーは、結構良い人に見えている。 せんせーの心労を何となく察してるからかもしれない。 でもやっぱり、「うそつき」と言うのは共通だね。
(-70) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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― 18歳の誕生日 ― [せんせーが抗毒性のペンという特殊なペンをくれた。 抗毒性ってどういうことなの?と聴いたら、あたしの指からどんな毒が出てきても溶けず・腐らず・滑らず・ちゃんと書けるペンらしい。
あたしは喜んだけれど、このペンをどうして作ったのかよく分からなかった。 ジョークなのか、悪趣味で作ったのか――。 せんせーは良く分からない人だ。 ただ、あたしはそのペンを大切にしていた。ノートと一緒に――。 サイドテーブルに置かれたノートとペンは、あたしの大切なものだ。 誰がそこに置いたのだろうか。 あたしは手を伸ばそうとした。しかし何も起こらなかった。 まずは、身体を動かせるようにならないと。 そうじゃないと、そう。約束が守れない――。 歌を作るんだ。あたしは。 声を出すんだ。 手を伸ばすんだ。
――生きるんだ。 だから、動け――。]
(-71) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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― 18歳の誕生日 ― [せんせーが抗毒性のペンという特殊なペンをくれた。 抗毒性ってどういうことなの?と聴いたら、あたしの指からどんな毒が出てきても溶けず・腐らず・滑らず・ちゃんと書けるペンらしい。
あたしは喜んだけれど、このペンをどうして作ったのかよく分からなかった。 そもそも抗毒性って何? ジョークなのか、悪趣味で作ったのか――。 せんせーは、良く分からない人だ。 ただ、あたしはそのペンを大切にしていた。ノートと一緒に――。]
(283) 2015/06/09(Tue) 01時頃
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[サイドテーブルに置かれたノートとペンは、あたしの大切なものだ。 誰がそこに置いたのだろうか。 あたしは手を伸ばそうとした。 しかし何も起こらなかった。 まずは、身体を動かせるようにならないと。 そうじゃないと、そう。約束が守れない――。 タルトちゃんに約束したじゃないか。
――それに、歌を作るんだ。あたしは。 声を、出すんだ。 手を、伸ばすんだ。
生きるんだ。 だから、動け――**。]
(287) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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どうしようもなくて、涙が出てきた。 なんて鬱展開な村だろう・・・。
(-74) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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テーマ的に、色々と酷い未来しか思い浮かばないね。 ああああああああもう!もう! タルトちゃんには幸せになってほしいのに。 あんなに可愛い小さな子が、うわぁぁぁぁん。 駄目だ。本当に子供好きだから、タルトちゃんの「ケホ」一つで涙腺がダメージを受けるよ。 いなくなってごめんね。もっと可愛がれなくてごめんね。
(-75) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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色々と涙腺が緩む村だねぇ。本当に。 そして、どう考えてもここから更に色々とアレな気がする。
(-76) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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漫画とか、小説じゃこんなに泣けるエンターテイメントにはならない。 自分でナナオを動かしているから、100%の感情移入をしてしまって・・・。泣けるんだね。
(-77) 2015/06/09(Tue) 01時半頃
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でも、泣かせにいく話はキライじゃないなぁ。 ランダムの一番手、美味しい役どころに当たったものだね。 もし2番手、3番手ならもう少しソロールしてたかもね。 お相手ありがとう。 時間の都合上、全員とは話せなかったけど。楽しかったよ。
そして墓場のネタをやっちゃってるけど、墓場ではどうしようかな。 歌を本当に作ろうか?
(-79) 2015/06/09(Tue) 02時頃
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ってことは、シーシャさんの「私」さんのことも忘れないよ、って歌詞にするようにしないと救われない気がする。
(-80) 2015/06/09(Tue) 02時頃
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ヒナちゃんと一回その辺を話し合うくらいには生き返らないと。
・・・って、いうハッピーエンド思考。 でもどうなるかは分からないな。
(-82) 2015/06/09(Tue) 02時頃
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せんせーはせんせーなりに、頑張ってるよね。 嫌われまくってるけど、ちゃんと医師としての仕事はしてる。 奇病が治せないものばかりでどうしようもなくて、 どんどん死んでいく最中で治せなくて、 治るよって嘘でもつかないとやっていられなくて、 仲良くなった子も好きになってくれた子も嫌ってきた子もみんな死んでいく。
絶対疲れていくよね。 まともな神経してたら、務まらないよ・・・。
(-84) 2015/06/09(Tue) 02時頃
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