114 bloody's evil Kingdom
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いや、きらい……。
うっ、うっ……。
[>>=16胸元に寄せられる男の頭。 掠れた声が耳に響いた。
主に祈りを奉げる調べを奏でても、 クラリッサにとってはそれは悪魔に奉げる声。]
た、たす、たすけて――。
ひぃッ。
[主に祈るのは、この男から逃れる事。 でも主に祈りは届かない。 絶望と悲嘆、首筋から胸元へ、腹部へ、太股へ。 男の頬がすべる度に怖気に肌が粟立つ。 微笑む男の表情が、唯、只管怖い。]
(=36) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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し、信じるって何よ。
知らない。 あたしじゃない。
人違いよ。 [恐怖の最中――。 男が此れまで紡いできた言葉の数々。 目の前の狂気に満ちた男は誰かと自分を間違えている。 そう、勘違いしている、狂っている。
こんな男と此れまでも、 いいえ、国が平穏なら一生出会う事は無かった筈。 奇跡を信じているかのように。 感謝の言葉を述べる男へ違うと言う様に、 髪を乱すように首を左右に振る。 髪を乱すような凶事なんて一度も無かったのに。]
(=37) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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いやよ。嫌い。 離れて、離れてっ……。
此処は家なんかじゃないわ。
い、いやぁ、やっああああぁぁっ。
[>>=18二人の家なんて何処にも無い。 過去にも、現在も、未来にも。 こんな血と化け物の饗宴の場で何をと思う。 狂気に満ちた言葉の数々に竦然とする。
妄執に囚われた男によって、 強引に身に着けていた衣装が引き裂かれる。 露になる肌に、悲鳴を上げた。 眦から悲嘆の涙がさらに溢れこぼれる。]
(=38) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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ひっ――ッ。
こ、怖い……の。 たす、たす、けて……。
誰か、お願い……。 みないで、よ。
いや、いや、きらい――……。
あ、アイリス……。
[>>=19荒々しく服を奪う男に足で蹴る様に抵抗する。 でも、大柄な男には無駄な足掻きでしかない。 手枷のように衣服を脱がされる。
男にまだ見せた事が無い胸が露にされた。 恥辱、不安、恐怖で顔が強張る。 助けを求める声、でも――。 それは虚しく教会に響き、男の耳にも届かない。]
(=39) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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やっ、っ――…。
うっ、ぅぅ、……。
誰か、助け……、たすけ、……っぇ――。
[男がパイプオルガンの上でうつ伏せにさせる。 抵抗を試みたけど、呆気なく身体は動かされる。
犯される。
怖い、絶望の涙で周囲が見えない。 男の指が這う感触に、諤々と身体が震える。 白い臀部に顔を押し付けられた。 嫌だと、犯さないでと言う様に臀部をふるりと振る。
狂気に歪んだ男の目には愛する妻が、 怒張の爆発を求めるかのように、>>=20 彼を誘ったかのように見えたかもしれない。]
(=40) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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ひっ、いやぁあああああっ、――。
[誰の進入も許した事が無い秘裂に、 男の怒張が宛てられる。
その悍ましい感覚から、 犯される事から必死で逃げようとする。 それを押さえつける様に、太股を固定される恐怖。
口からは、教会に響くような悲愴な甲声が漏れる。]
(=41) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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[全身が震えるのは寒いからではなくて。 男の声が気持ち悪い。 そして、怖い――。
深い絶望。
こんな場所で、こんな男に、奪われ陵辱されてしまう。]
――ぁ、ぁ。 いや、いや、ぁぁッ!
うっ、やらぁ、やだぁ、――……。
かぞく、なんか、ちがっぁ。
[言葉が縺れる。 力をこめてねじ込まれてゆく熱から逃れたい。 幸せと語る男の言葉に、鈍器で殴られたような吐き気。]
(=42) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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ぎゃああぁ、ひっ、ぎゃあああぁぁ――。
いやああ、いやあああああっ。 痛い、いたいっ、いたい、ひっぃ。ぐっぁッ。
ぁ、ぁ、っ。ぁっ………。
[濡れてもいない、硬く閉ざされた花。 狂気に満ちた暴発寸前の怒張が散らす。 処女膜を破り、突く男の強引で荒々しい動き。 肌に食い込む指。
気持ちの悪いこの男の熱い精が放たれた。 心が、身体が壊されるような衝撃。]
(=43) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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い、いやぁ、いやぁ。
きらい、きらいよ。大きら、い。
抜いて――、ぬいてっ。 いやなの。
いたい、痛いの。
あっ、ああッ、ひぃっう――。
[>>=25止まらない男の動きに、首を左右に振る。 求める男の熱から逃れたい。
男がクラリッサの身体を求める度に、 身体が跳ね、声が漏れた。 クラリッサにとっては妄想、狂気でしかない。 その狂気に犯される恐怖。 精神までも汚され、壊されてゆくようで怖い。]
(=44) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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うっ、ぐっ――。 ひぃぃ、いやああ。
だから、違うの。別人なの、よ。 わからない、の。
[>>26胸を弄られる。 乱暴に男によって形を変えられるのが痛い。 俺のと言う言葉、ああ、言葉が通じない。 繋がったまま、身体を仰向けにされた。]
ぐひぃ、痛い、痛い。 し、死んじゃうっ、いやあっ。
ああっ、いやああっい、そんな、いやっ。 ひど、ヒ、どぃ、ううあう……。 [>>=27男の唇が蛞蝓のようで震える。 初めての体験。なのに、なのに、酷い。 腰を更に動かされると死んでしまうと思う程の痛み。]
(=45) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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うっ、うっ、うっ――……。
ひっ、えぐっ、ぅぅ、ひっく。
[耳に届く猥らな音。 これは違う。
男の動きがさらに激しく。 クラリッサの身体を翻弄する。 溢れる涙。声は、涙声で染まる。 >>=28狂気に染まった男の流す涙。 わからない。なんで男も泣いているのか分からない。
こんなにも痛い思いを、死にそうな思いを、 苦しく、辛い思いをしているのはあたしなのに。 奇跡を体験し、妻と思い込んでいるクラリッサとの交わり。 それに感謝し、感激する涙かも知れないけど。 クラリッサは、其処に至る事は無い。]
(=46) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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ギゃああっッ、ぁっ、ひぃぃっ。
[好き、愛しています、との声――。 身体に出された男の白濁。
狂気であたしを犯さないで――。 あたしの心を――。
一緒にとの言葉と共に、子宮口を突き、 膣を中心にして抱かれた。]
う、うそっ、ああああ、其処、いやああ。
(=47) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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中、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌…………。
[あたしの奥まで――。 犯さないで。
意識が混濁する。 >>=30男が二度目の射精をし腰が強く跳ねる。 それに呼応するように、大量の白濁を受け、 クラリッサの身体が弓なりに跳ねた。 抱きしめられても、瞳は虚ろ。]
(=48) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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[人形のように視線からは光が失われる。 男が乳首を、乳房を弄る動きに呼吸を乱す。
腰を振る男の動きに、揺すられるように身体が蠢く。 根元まで深く突き入れる男。 その度に、身体が跳ね、悲鳴のような声が漏れた。]
い、やぁ……。 妊娠、いや、……、いや、ぁ、いやぁ…。
[>>32再度の口付け。 狂気に歪んだ男の唾液が流し込まされる。 下から身体の奥に注がれた大量の穢れ。 そして、今度は上から流し込まれる不快な液。
身体の奥まで穢され、男の色を流し込まされる。 あんなに大量に精液を注がれたら。
さらに瞳からは光が消え行く。]
(=49) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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はひ、はじ、めて……なのにぃ……。
ひ、ど、ぃ。
ううっ、ああっ、――……。
[どれくらいの時間が経過したのか分からない。 もう、周囲は暗い。 飽きることなく、身体に注がれ続ける男の白濁。 クラリッサの身体は荒淫の影響で>>=32のように無残。
愛を、一緒と願う目の前の男と違い。 ぐったりとした身体。 破瓜で血を失い、陵辱で蒼白となった顔。]
(=50) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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大、嫌い。
[力なく開いた口から漏れのたのは、*男への怨嗟*]
(=51) 2013/02/20(Wed) 19時半頃
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/* 業務連絡―。 ミナカタせんせー襲撃(と言うか覚醒)は任せていい?
そっちが多忙ならあたしが後で会いに行っても良いけれど。
(*12) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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/* ごめん、ミッシェル噛みのつもりでがっつり動いてた…。 そっちのがいい?
(*13) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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/* あ、もちろん。 他の所襲撃でも問題ないと思うので。
あたしはパスに入れておきますね。
(*14) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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/* 失礼失礼。 ミッシェル噛みで問題ないですよん。
(*15) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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/* 了解です。 ミッシェルも多分覚醒なので、明日は仲間が増えるよ!
まあ死んだら、やっぱり人間には無理だったって事で。
(*16) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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おはよう、"クラウディア"。
[告げた名は無論、彼の妻の名前。その声は届いたかどうかは判らない]
(=52) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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/* はーい、了解。
(*17) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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ぃ、ぁっ……、
[クラウディア、似ているようで違う。 この男との宿業なんて感じない。
あたしは、クラウディアなんかじゃない。 この男の妻なんかじゃない。 教会での結婚式なんてあげていない。
そんな名前を刻まないで。 あたしの名前とわからなくなってしまうから。]
(=53) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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顔を、見せて。クラウディア。
[望む。いまはただ、見たい。記憶が遡る。あの時、きっと――]
(=54) 2013/02/20(Wed) 23時半頃
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クラウディアじゃないわ。
クラウディアでは無いの。
クラウディアなんて呼ばないで。
あたしはクラウディアなんて名前じゃないの。
顔を見せてってクラウディアじゃない、もの。
[顔を見せて、いや、なの。 でも、この目の前の男から逃げるために。 男に抱いた不安と恐れで涙に濡れた顔が、 正面を向くことになった。]
(=55) 2013/02/21(Thu) 00時頃
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くらり…さ…。
[聞こえる声に首を傾げる。わからない。わからない。から繰り返した]
くらり…っさ…。
[ああ、そうか。それが君の名前か]
(=56) 2013/02/21(Thu) 00時頃
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おはよう、人殺し。 互いを殺すことができたボク達は、見事なまでに――お似合いだ。
[人殺しの夫に、人殺しの妻。エゴの為に。自分の為に人を殺した。嬉しい。笑おう。彼女がボクと一緒になれた事に喜びを感じる。ああ、やっぱり運命。運命だ。運命に導かれた、高らかな教会の鳴らされた鐘の音の元、共に祝福された者たち。それが、ボク達。似たもの同士。決まっていた。出会った時から決まっていたこと。やっと気づけた]
(=57) 2013/02/21(Thu) 00時頃
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我が妻、クラリッサ。 それが、人殺しのボクの妻たる人殺しの君の名前。
[満足そうな笑顔を遺した]
(=58) 2013/02/21(Thu) 00時頃
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じゃあボクは
[なんと名乗ろうか――それは言葉にはならなかった]
(=59) 2013/02/21(Thu) 00時頃
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