189 とある結社の手記:8
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― 朝 ―
[オスカーが連れて行かれ、結社員から処刑終了の知らせが告げられた。スージーからオスカーの話は聞けただろうか。
何にせよ。 何にせよ、これで、おわりだ。 人狼は、いなくなった。]
――…
[軽く息を吐く。]
(133) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
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[思い出すのはあの日。
「やばい、この村には守護者がいた」
たどり着いた先の村で人狼とともに先行していた占い師に聞いた言葉はそれだった。 自分以外の守護者。襲撃の失敗。捕獲。そして。
「―――… 逃げ損ねた」
その言葉を聞いた定吉の顔は、今も忘れない。 空洞のような深さ。深淵。ぞっとした。
その村の酒場を通った時に感じる身体への違和感。 はじめて感じた能力の反発にその場で蹲った時。 酒場から出てくるのはまた、体調の悪そうな男で。 お互いが察するよりも早くそれを察したのは定吉だった。
少し仲良くなった後。 定吉はそいつと一緒にちょっと旅をしてみるらしい。 ――― その男の行方はようとして知れない。]
(-854) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
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[別れたおれたちは、占い師の故郷に行く事になった。 湖が綺麗な場所らしい。素直にそれに従う。 道中はずっとずっと、無言だった。
人狼が死んだ。 その事実は、じわじわ、じわじわと。
仲間が死んだことに対するきもちだとか。 あいつが死んだことは信じられないだとか。 人狼もあっさり死んでしまうんだなとか。 これでしばらくは旅は中止になるのかとか。]
(-855) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
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[―― あの頃は、あの頃までは。 人狼にも、定吉にも、占い師にも、村巡りにも。 疑問も反発も抱かず、悪い事だと認識もせず。 罪悪感もなく助かって安心している人たちと交流し。
むしろ良い事をしたような気持ちになって。
家族や大事な人を亡くした人たちを見ても、 たったひとりふたりいなくなっただけじゃんと。 口に出すことはしなかったけど思っていて。
たったひとりじゃん。 ――ああでも、おれたちだって。
たったひとり、殺されただけなんだと。 何年もの間ずっと一緒に旅をしてきた人狼を思う。 物心ついた時にはすでに三人と一緒にいたし、家族というものがどんなものかはわからないけれど、もしかしたら。思った以上に大事に思っていたのかもしれなかった。 考えた事なんて、一度もなかったけど。考えてしまった。]
(-856) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
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[いなくなった人狼を思う。]
[未だに、わるいやつだと、思っているわけじゃない。]
[オスカーも。イアンも。あいつも。]
(134) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
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[――― だけど。]
(-857) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
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[しかしどうやらまだ出してもらえないようだ。
残ったのはスージーにハナ。ハナが料理をできるかもしれない。何にせよ、食材をよこすくらいなら料理をよこせ、とコルクボードで注文をよこした。 ローズマリーの酒場に、料理の注文があったかどうかは彼女が知っているだろう。
ヴェスパタインの様子を見る。 どんな顔をしてるだろうか。
スージーやハナも。
自分はきっと、いたって普通だっただろう。]
(135) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
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― 解放されたのちの村で ―
[一週間のうちに処刑台は片づけられており、結局それを見る事はなかった。最後に残った結社の痕跡は集会場だ。 はめられた鉄格子を撤去する作業をなんとなく眺めていた。 そこでジェレミーに会う。]
結社って、こんな仕事してたんだなぁ
[そんな事をぽつりと言った。 仕事をしたのか訊ねられるとははと笑う。]
な〜んにもしてないよ〜 誰も護れなかったし、…護らなかった やっぱり向いてないんじゃないかな〜
[守護者だという事がばれたとき、その後彼が村にあまり戻らなくなったあと。 一緒に暮らしていた見知らぬ親父の行方が知れなくなったさらに後の話。 戻ってきたジェレミーに結社に誘われた事がある。 人狼自体にはそこまで敵意もなかったし、なにより、この村から出る気はあまりなかったので、断った。 今はどうだろうと思うものの、触れないまま。]
(136) taru 2014/08/23(Sat) 12時半頃
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そういや、スージーもそうだとは知らなかったんだけど〜 お前しってたのぉ?
[そして、殴られたぁ?と訊ねて、わらった。 イアンの最期と、キャロライナの最期と、 オスカーの最期について。
少しだけ聞いてみる。彼はまだこの村にいなかったので知ってるやつを捕まえようかと訊ねられたけど、少し悩んで、お願いした。
オスカーは抵抗せずに。 イアンとキャロライナは二人とも 違う理由で笑って死んだ事を聞くと、 そっかぁ…と、ただつぶやいた。]
(137) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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あぁ、あと なんか、捕まってるらしいじゃん 定吉ってやつう?
あいつはたぶん、―――…
[ほかの人狼の居場所を知っている。 伝えるかを、迷う。定吉の顔を思い出した。 利用されてるのも期待されてるのも、 恐らくはもう、その期待に応える事が出来ない事も、 わかっていたけど。
あいつも占い師もきえて、残ったのは定吉だけだ。]
おれのこと、心配だったのかもねぇ 結構長い付き合いなんだ〜、あいつも…
[それだけ伝えた。 定吉は解放されるだろうか、されたならきっとまた、ほとぼりが冷めたころ…何年か先にでもこの村を訪れるのだろうと思う。 ――― その時、その時までには。少しやりたいことがあった。]
(138) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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― 解放されたのちの村で ―
[ぶらぶらと歩きまわる。 村人に会うもどう接すればいいか解らないのか、遠巻きだった。 元からそんな感じではあるので、事件のせいか自分のせいかはよくわからない。両方かもしれない。
ワンダの魚屋やラルフの家。キャロライナの牧場。 ―― 牧場で、ぷかりと浮かぶのは見覚えのある煙だった。
牧場にこそ来たことはなかったものの。 ローズマリーの酒場で時折見かける姿。 キャロライナの父親だった。]
やっほぉ
[かけた声色は酒場で声をかけるような気安さだった。 こちらをちらと見て、やはり無言のまま。 特に何を話すでもなく、ただお互いを認識しているだけの空気。]
(139) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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……
[別に何も話せない空気、とかそういうものではなく、具体的に話すことがなにもなかっただけだ。ただ顔を見に来たなのだから。 それでもしばらくはぼんやりとそこにとどまる。 空へと昇って行く煙草の煙は追悼のようだ。
小一時間経った後、軽く伸びをして、さてとという。]
そろそろかえろ〜っと また飲みにでもいこー
[彼はキャロライナの最期を結社から聞いているだろうか。ヴェスパタインはもうここに来ただろうか。 今も頭に残るのは、――死は悲しい事じゃない。といったその言葉。けれど、余計な事は言わないまま、何も言わないままに、牧場をあとにした。]
(140) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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― 解放されたのちの村で ―
[雑貨屋の前を通る。 少し立ち止まって見上げた。
しばらくしたら両親も帰ってくるんだろうか。
寄って行こうかな、と思ったけど。 やめておいた。
でもきっとこの先、ハナに会う時の態度は、 あの事件が起こる前と同じものだろう。
彼女が何を思うかは、解らないが。]
(141) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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― 解放されたのちの村で ―
[ヴェスパタインの家にはまたそのうち行くとして。 家に戻った。 きたない掘立小屋だ。 墓はここがいいといった小屋だ。 端っこの床下には、今まで届いた手紙がすべておさまっている。
全てを墓までもっていくつもりで。 全てを墓にするつもりだった。
手紙を取り出して村の名前を確認した。 あとは地図も必要になる。雑貨屋で売っているだろうか。
一度、―― 一度だけでも、自分で会いに行かなくてはと思う。できれば早いうちがいいけれど。 ヴェスパタインの事を思うと出立の日は迷った。
もう少し、もうしばらく、この罪悪感に付き合って。 それからにしようとも、思う。]
(142) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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… さて ローズマリーんとこにも、顔出さないとなぁ
[かしかしと後頭部をかいて。酒場に出向くことにする。 第一声はとりあえず、――「酒代を払いに来たんだけど〜」―― だったろう**]
(143) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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… …… ………
(-858) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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― 少し昔の話 ―
[――― 湖の村で。占い師の父親だという人に会った。 湖に近い場所にある掘立小屋に住んでいた。
占い師はおれをそこにおくと、また村を出ていく。 またどうせ、会いに来る。と言い残して。
漁師をやっているその見知らぬ親父は、ウォーレンといった。 村の人からどう思われているかは興味はなかったが、 漁師としての腕はそこそこらしかった。食事は毎食が魚だ。
どこにでもいる普通のひとのように見えた。]
(144) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[村に来たその日の夜はなかなか寝付けなかった。 知らない場所と知らないやつだ。 別に神経が細いわけじゃないし旅慣れてはいたけど。 どうしてだか、寝つけなかった。
外へと出る。
大きな大きな満月が、湖の上に輝いて見えた。 それにしばらく見入る。
ざわざわと、血が騒ぐような、感覚がある。 息が詰まるようだった。]
(-859) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[その時、人影が見えたような気がした。 ―― 気がしたと同時に、身体が動いていた。
我に返った時に目の前にあったのは狼の牙。 大きな狼の喉元に肘を当ててそれが誰かに届くのを防いでいた。そのまま力を込めて押し込むと苦しげな声が聞こえた。勢いと反動で、大狼は仰け反る。
血が騒いでたまらない。狼だ、いや、こいつは。]
人狼――…?
[そいつは気付いたんだろう。 数歩後ずさりをすると、そのまま逃げ去った。]
(-860) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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いまの
[倒れた男に訊ねると、しりあいだ、という声が返った。――そっか、と小さな声を返す。 何者かを聞かれたとき、守護者だよ、と今までの村巡りで言っていたように、緩やかな笑みで、答えていた。 ジェレミーと名乗った男は人狼を追うと言って立ち去った。別に追う事はしなかったが、その彼が知り合いだといった人狼がその後どうなったのかは、知らないか、また別の機会に聞くことになる。]
――― 満月…
[血が騒いだのは、むこうもだろうか。 改めて自分に流れる血を認識すると、 ゆるく手のひらを握りしめた。]
(-861) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[この感覚。狼としての血が騒ぐ、この感覚。 血に目覚め、人狼として覚醒する可能性が秘めてられている事を、実感してしまった。]
(-862) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[この村に来て数日経ったある日、突然体調が悪くなった。 その感覚は知っていた。―― 近くにいる、どころか。
この小屋に来た。ウォーレンに用事があるらしい。 その男も漁師で、その時、 とても驚いた顔をしていたのを覚えている。
それがダンとの出会いだった。]
(145) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[守護者との出会い。脳裏に蘇ったのはあいつのことだ。
まだ罪悪感は少なく、 話の中、全てを話して、 怒られて気付かされ、 それでも理解はできなくて。
でかい男とちいさなガキの喧嘩は双方が本気だった。 ダンはきっと思ってたんだろう。 おれが考えも浅いまま人狼になってしまうのは危険だと。 そして、まだ間に合うと。思ってくれたんだろう。
今までの人生の中、泣いたのはその時限りだ。]
(146) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[それからウォーレンが居なくなるまでの二年近くは、 普通の子供みたいに過ごせたと思う。 ダンは優しかった。 能力の反発があるから一緒に過ごすときはとてつもなく身体はだるくなるしじんじんと頭痛はするしだったけど。
「お前も漁師になりゃいいのに」
言われたことがある。ウォーレンと顔を見合わせた。 悪くはないのかもしれない…と、少しだけ思ったけど。
「ダンと一緒に船に乗ったらたぶん沈むじゃん? 船酔いどころじゃないし」
そこはウォーレンがいるといわれると確かにと思った。 二人とも、優しかった。 少しだけ、父親が居たらこんな感じかもと思った事もなくはなかったが絶対に伝えたくないと思っていた。
けれど実際ダンが父親になるかどうかののろけやら相談ごとやらにはどうしても否定的にならざるを得なくて。直球でひどい話をしたこともある。 自分も将来こんなふうに悩むんだろうかと思ってみたりもしたが、いまいちピンとはこなかった。]
(147) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[変化があったのはウォーレンが居なくなったとき。 ―― 定吉が、この村にやってきたからだ。
手紙と金を持って小屋にやってきて。 ウォーレンと何かを話していた。
詳しい内容はしらない。 知らないけど予想はついた。
次の日にはウォーレンがいなくなっていて、 手紙と金は直接自分に渡された。
ああ――、と思う。 餌食にした村を巡回と称して定期的に見回って、 色々なものをもらい、それを金に換えて旅をする。 そういうシステムなのは知っていた。]
(148) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[手紙があったのはこの時初めて知った。 おそらくウォーレンと話して、おれの変化に気づいたのかもしれない。今までの事を、現実を、突きつけられたような感覚。
また来ると言い残して立ち去る姿にぞくりとする何かを覚える。 残された金と手紙がどうしようもなくこわくて、その日は一晩、動けなかった。
いっそ文字が読めなかったらよかった。だけど、何かあった時のためにと定吉から字は教わっていた。読めるし書ける。自分には似合わないきれいな字は、定吉の字とよく似ているのだろう。
次の日一日かけて手紙をよんだ。 その日の夜、金を持って居たくなくて、村で無茶な使い方をした。一晩ではなくならなかった。自分がざるだと知ったのもこの時だ。
―― それから、生活は変わってゆく。 次に定吉に会った時には、笑顔で対応できるようになっていた。]
(149) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[ヴェスパタインに会ったのは、それくらいの時期だったように思う。金をつかいはじめて一年たたないくらいか。
まさかこんなバカなノリでやけっぱちに近い感覚で、一緒に酒を飲んだ相手に少しでも ―― いや、少しどころではなく心を許すようになるなんて、この時は想像もしてなかったろう。
―― いや、彼の事に関わらず。 未来の想像なんて、もし人狼になってしまったらどうするか、くらいしか考えたことはない。]
(-863) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[ダンにはしばらく会いたくなかったけど、噂を聞いて会いに来られた。ウォーレンの事についても、ききにきた。
金と手紙と、ウォーレンが居なくなった事を伝えた。
その時は、泣きはしなかったけれど、きっと声色はどこまでも泣きそうだったと思う。 自分の生活を変える事は、ダンにはできなかったけど、でも時々一緒に飲んだり、話したりはしてくれた。月の綺麗な夜に飲むことが多かった。
こっちの事情も気にせず守護者についての相談ごともされた。こいつ…と思った事もあったが、でも、結構それに救われていた気がする。
―― もし 人狼になったら とめてくれ
そんな約束をしたのも、そんな雑談の中でだった。確かあの日も満月の夜だったように思う。 それは果たされることなく、彼が消えてしまうという結末をたどったのだけど。]
(150) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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[消えてしまったことに対する感想は、
――… あ〜あ…
と、たった、それだけだった。 ダンがいなくなっても自分の生活はかわらない、 かわらない、かわらないまま――…
自分が彼についての真相を知る機会は、もうない**]
(151) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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/* やばいいっぺーじうまったとかやばい
あんかーめんどい
完全なる自己満足! よーし残したかったとこはかいたぞ! よし!!
(-864) taru 2014/08/23(Sat) 13時頃
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