208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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[>>93辺りを少し見渡し、数人いるのを確認してから 主人との近い距離にこく、と喉仏が上下に一度動いた]
昨日、シュロさんの部屋に勝手に入ったんだけど…
[ポケットから一枚の写真を取り出してみせる。 ごめんね、と付け加えて]
見覚えないんだ、これ。 そこに載ってた他のも。
――昨日も。ニコラスと喋っててさぁ… 何も昔の事って覚えてないなって気付いて。
(98) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
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…薬のせいだったりする?
[最後の方は髪をかけた耳へそうっと囁く。 服の裾は握ったまま。 不思議だという二色の瞳をそちらに]
(99) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
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ああ、磨かれてはいるようだ。
[部屋に入り、黒色の楽器を目して。 優雅な曲線を描くピアノは己の夢の中にあったものとは型の異なる。 もう少し素朴であったようにも、大仰だったようにも思えるが、音の鳴らせれば同じことと鍵盤の上に指を置く]
…………。 ……もう少し、動くものと思ったが。
[この前、触ったのはいつだったのだろう。 せいぜい一、二ケ月と思っていたが、数年前のことなのだろうか]
どうだ? 調律はされているようだが……お前は何か弾けるか?
[己とは施設に来た時期が大分異なる様子の現世風の若者に問う*]
(100) 2014/12/27(Sat) 22時頃
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/* 1.誤魔化す 2.部屋へ連れて行く 3.黙らせる
2
(-35) 2014/12/27(Sat) 22時頃
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ジリヤ。 私の部屋に来なさい。
[>>99ジリヤの囁きを聞くなりきっぱりとした口調で吸血鬼は言った。それはまだ命令ではない。]
そこで話しをしよう。
[妖精の色の薄い髪の一糸にそっと触れながら誘う。]
(101) 2014/12/27(Sat) 22時頃
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― 自室 ―
[うつらと眠りに身を委ねかけていたのを、引き戻したのは額に触れた冷たい感触だった。 看病は要らないと、主に言ったはずなのに。 く、と寄った眉間の皺を、額に乗ったタオルは隠す。
いくら主とはいえ、文句でも言う権利はあるだろう。 そう思い、瞼を微かに開いたところで、指に絡む暖かな熱。]
……クアトロ、……?
[その指先があまりにも温かいものだったから。 弱く絡む指先に、そっと、力を込めて。]
(102) 2014/12/27(Sat) 22時頃
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……で、 ……良いんだよな?
[確かめるように、小さな声で尋ねたのは、朧に形の残る昨晩の事を思い出してか。
違う名があると、告げられた。 しっかりと自分へと告げられた筈なのに、それすらももう曖昧だ。 長い名ではなかった気がする。 けれど、そんな些細な事すら覚えていられないなんて、とんだ笑い草じゃぁないか。
自分が情けなくて、ただそれだけで、涙が滲む。]
………っ、
[涙腺が弱くなっているのは、身体が弱っているからだと信じたい。]
(*44) 2014/12/27(Sat) 22時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 22時頃
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――ここじゃ話せないこと?
[食堂にはまだ人が残ってたはず。 命令、の感覚ではない。だから聞き返した。 もしそれでも部屋に来いというのなら
触れられ、誘われるままにたまには動いてみようか]
(103) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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[愛しい指先に絡めた指。 新しい傷があったのを見つけて、再び割れてしまわないようにそっと撫ぜる。
やがて頭にのせたタオルが動き。 瞼が緩く押し上げられたのなら。]
ん? ……起こしたか、すまんの?
[呼ばれて、細い瞳を向ける。 指先は起きたらすぐに離すつもりでいたのに。 繋いだまま、離したくなくて。]
(104) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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/* うぅん。流れとしては悪くないけど、ヒュー自身としては動きにくくないのかなぁって単純に思ってしまう。 傍目だから要らんそわそわかも知れないけれどもー。 だから、あまり他の人に対して働きかけの強い言動って取れないのやつよ。
(-36) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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ああ。君と二人きりで話したい。 いいかな?
[彼が部屋へついてくるなら吸血鬼はこう笑った。]
いい子だ。
[その吸血鬼の細められた瞳の様子には、ジリヤを害そうだとか不穏な気配はまったく感じられない。]
(105) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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ふはっ、構わんよ。
[本当の名前は別にある。 けれど、彼が己を【クアトロ】として覚えているなら。 きっとそれが、今の本当の名前。
何やら息を詰める音。 うっすらと腫れていた瞼がまた、涙を滲ませていて。]
また怖い夢、見たんか?
[もう片方の手を伸ばし、そっと指先に掬う。 怖がらなくていい、安心していい。 でも泣き止むなとは謂わず。]
傍におるけ、大丈夫よ。
[ゆっくりと、言葉を紡ぐ。]
(*45) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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[そう?と答えて自身とライジの双方が定刻にこないことが原因だとは思う。 定刻というモノがどうも苦手だ。彼と違って対人は問題ないのだが。指されるままに黒く光に照らされて輝くピアノへとよっていくならばついていく。>>96確かに、綺麗にされているようだ。 白い鍵盤に指が乗り、深く沈めばポーン、と音が空気を震わせる。]
……いい音なんじゃない?
[錆びても劣っても、混じりけもなさそうだと判断した音色にそう答える。まあ自身は恐らく、触れたことはないと思うが。 そうピアノに触れるようすをじっと見ていれば突然の問い>>100に目を開く。]
(106) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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ーヴラド・ツェペシュの末裔の部屋ー
[吸血鬼の部屋の机の上には、アルバムの写真の欠けたページが開かれたままになっている。奪っていったものを返せと無言で訴えているかのように。]
さて、良かったら私に写真を返してくれないか? 大事なものなんだ。
[彼が吸血鬼の事実に気づかない内に取り返したくて、先ずはそう切り出した。]
それから、薬の所為で記憶が 曖昧になってるんじゃないかと聞いたね。
[愛らしい妖精の形のいい頬を撫でながら、先ほどの彼の問いにその低い優しい声で答える。]
(107) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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その通りだ。それは私の与える薬の所為だ。
[吸血鬼はそこで言葉を切り、妖精の反応を待つ。]
(108) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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/* >ヴラド・ツェペシュの末裔 俺の方が年上の可能性。
皆の時代年齢がわからなかったので、 クラヴィコードかチェンバロイメージしてみたけど、 ピアノで良かったかな…。
(-37) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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さ、ぁね。ピアノは全く触れないからさ。上位サマのお気に召すかはわからないけどね。 読むのと、書くのとは全く違うのと同じでね。
[本に例えがブッ飛んだがさて、拾われただろうか。 聞くのと奏でるのとは全く違うだろうと怖くて触れなかった鍵盤へと歩み寄り、ポン、と弾く。いい音だけれど。
なんだ。
ポンポンッと指を弾ませる。音がまるでそこにあるのを知っているかのように。俺は、この音を知っている?]
『お前は何か弾けるか?』
[ピアノの音階は綺麗に”彼の発した言葉の音階”を奏でた。 バンッと鍵盤の数本を同時に弾いて不協和音を奏でてピアノの傍をふらりと離れた。]
ライジ、吸血っていいものなの?
[ライジの方を向きながら自らよりも長くいる吸血鬼に問う。 外で俺は何をしたのだろう。扉がつっかかるけれどすぐにピシャリと閉じた。突拍子もない下位の問いは返されただろうか。]
(109) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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じゃあこの理由教えてくれるんだね。
[彼の瞳に僅かな安堵を覚えた。 やはり主と対するのには少しばかり身体が強張る。
裾をつまんだ手は主人の手へと。
一枚は見せた手前どうしようもないが ポケットにしまっていた他のもう一枚は、 気付かれないようそっと食堂のテーブルの上に置いた。
その場に残っているものがいるなら目配せを。 ボクはその侭彼の部屋へと後につくように向かって行く]*
(110) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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黍炉は、道中ジリヤの手をしっかりと握っていた。
2014/12/27(Sat) 22時半頃
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/* ウィル・アントニオ・ツェペリの末裔かと思った。
違った!!!!!!! パパウパウパウ!!!!!
(-38) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
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/* 彼が本当にツェペシュの末裔であるかどうかは神のみぞ知る。 というか、末裔じゃないです。
(-39) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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そうか。 この楽器の手解きを受けたわけではないので、 なかなか判別できなくてな。
[>>106>>109 しかし、全く触れないという若者の調べは、 綺麗な音階を奏でる。 成程、これが才能かと]
ほう。上手いものだ。
[感心した声を出し、 問いにピアノ傍を離れたその者の顔を見る]
さて? お前もそうだろうが、此処では吸血の覚えがない。 ――が。
[喉元に目を細め眺め]
(111) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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俺は血の味を好む。 詳しく知りたくばシュロに聞くことだな。
[衝動は薬で抑えられている。 無論そのことはこの者も知っているのだろうが*]
(112) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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― シュロの部屋 ―
[昨日入った彼の部屋は、自分が来たときから変わっていない。 ボクが抜いたあのページは――そのまま]
良いけどさ…でもボクらが写ってるなら ボクらが持っていてもいいんじゃないの?
[文句を言いながら先ほどみせたものを一つだけ手渡す。 他のはまだポケットのなか。 伺うように主人の顔をみつめ、
続く言葉に眉根を寄せれば、白磁に不穏を落とす]
あの薬はなに?吸血衝動を抑えるものじゃあないの? 副作用?そんなもの聞いてない
[聞いてないのか忘れたのか。 記憶を辿ろうとすれば靄がかかり、思考をはばむ]
(113) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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[>>57>>58 不意に昨夜のシュロとの会話を思い出す。 写真の事を問われた時の不自然な沈黙。
主は気付いているのだろうか、 嘘を吐くのが然程うまくはないことを。 気付いても追及せず、ただ『そうか』とのみ返した。 主の誤魔化しに笑みを見せ、 黙って薬を飲んだ理由は何であったか]
(114) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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[ 白磁に当てられる手が、降る声が優しい。
優し過ぎるのに、先ほどの安堵は与えられない ]
(115) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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……いや、平気、 何か、食べられるって状態でもねぇけど、……
[ゆるゆると息を吐きながらそっと額のタオルに触れる。 微かに位置を動かし、腫れた瞼にそっと触れさせた。
こんな朝に薬を口にするなんて、本当に珍しい事だったから。 朦朧とする視界に、朝の陽光が映るのが、少しばかり違和感だった。]
もう少し、繋いでて、
[手を、指先を。 これ以上を、曖昧の中に消してしまわないように、縋るように。]
(116) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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/*然程上手くないwwwwwwwww
(-40) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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じゃぁ、やっぱり、……もう一つの名前のほうが、正しいんだろうな、
[その反応に、静かにそう悟る。 これで、自分の記憶がどれほどに曖昧なものなのか、彼も理解してくれただろうか。 今はただの穴あきの記憶かも知れない、けれどそのうちに、細かな断片すらも消えていくのだろう。
耳に、かろうじて残る、愛してるの響き。 あの音も、表情も、全て。
怖い夢は見ていない。だから首を横に振る。 涙を隠すべくタオルをずらすも、目尻から落ちた涙はタオルの縁から零れていく。]
どうして、……忘れるんだろうって、 ……忘れたくないことも、全部、……全部、忘れちまうのは、……何でだろうって
[子供のように、泣きじゃくりながら、言葉を吐き出す。 不安も、恐怖も、猜疑心も全て内包したような声。]
(*46) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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……どうしたら、いいんだと思う……?
[そんな事を、彼に聞いたとして答えが得られるはずないというのに。 言葉にせずには、いられなかった。]
(*47) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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ほ、か。 食べんだら、アルジサマが悲しそうにするけ。 はよ元気になって、食ったらんとの?
[己がよくよくその顔をさせているのは百も承知だ。 けれど、彼は違う。 お預けされた犬のようだとしても、いつも食卓に居るというのなら きっとそういってやった方がいいのだろうと思うから。
タオルは手繰り寄せられて、目元にかかる。 眩しいのか、冷やしたいのか ───隠したいのか。]
ん。 要らん謂われるまで……謂われても。
[縋るように繋がれた指を、きゅうっと握る。 無骨な指は少し荒れた指を撫ぜて、離さない。]
(117) 2014/12/27(Sat) 23時頃
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