223 豊葦原の花祭
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『――続きは、まだまだ御座いましたのに。』
[震えた声は、それでも確かに笑っていた。木に縋って立ち上がった青年が、懐から扇子を取り出す>>36。瞼を伏せて、同じ構え。ぶり返す静寂。
ぱつん。
張り詰めた音。 ゆっくりと瞼が上がる。 この瞬間が好きだった。 村にとっても、己にとっても。そして恐らく、彼にとっても、それは確かに春の予兆だった。
しなやかに動いた上体。けれど、踏み出した途端に亀吉の身体が傾ぐ。>>38 咄嗟に倒れ込んだ身体を抱き留めた。 支えながら草の上に出来るだけそっと降ろしてやる間、漏れ聞こえてくるのは嗚咽じみた笑い声で。>>38 男は俯く青年の前で、また少し目を伏せる。]
(46) roki2 2015/04/23(Thu) 21時頃
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──…ああ、本当、酷い有様だな。
[短いような長いような沈黙。 放った言葉に、視線は此方を向いただろうか。 空を見上げる。月は、もう、天辺にはいなかった。]
神様なんて呼ばれても、あんたの脚を治してやる事も出来ない。 誰かの願いを叶える力も無えし、 あんたが倒れそうでも、支えてやれるのは今だけだ。
[千年万年生きたって。酷い有様、だろ? 錆びた声に含むのは、自嘲ではなく、只々、寂しさだ。
座り込んでいる亀吉に視線を向ける。逡巡したのは一瞬で、足は確りと一歩を踏み出した。 青年へ手を伸ばす。この手を取って、と。]
(47) roki2 2015/04/23(Thu) 21時頃
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御大層なのは肩書きだけで、俺にはなんもしてやれねえけどさ。 あんたが言ってた『真に美しき桜』>>14とやらは、どうやら何とかなりそうだ。
[眼前にまっすぐ差し出された手を、彼が取ってくれるなら、橋の上で会った時のように抱え上げ、手のひらで瞼を塞ぐ。
散るからこそ美しいんだろ? いつかの詩>>1:84の意味だけを繰り返し、その姿は抱えた亀吉ごと巻き上がった風に紛れて掻き消えた。
再び青年の視界が戻れば、気付くだろうか。そこが今は立ち入ることが禁じられた巨木の──まさに真下であることに。]
(48) roki2 2015/04/23(Thu) 21時頃
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[一分。一秒。
長く咲きたい。 それは淡墨桜の望みだった。 散ってしまうのは、終わりが来るのは、どうしたって仕方が無い。そういう風に出来ているから。
だが、散ってしまえば自分の姿は人目からは掻き消えてしまう。 理由なんて分からない。けれど、葉桜や、落ち葉や、冬枯れの桜を愛でる者などそうは居ない。
恐らくそういう事なのだ。 そういう、役割、なのだろう。と。
だからこそ、一秒、一瞬、ひと目でも。長く咲いていたかった。散ってしまうのは、終わってしまうのは、仕方が無いことだ。
仕方が無い、けれど、]
(*0) roki2 2015/04/23(Thu) 21時頃
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寂しい。
寂しい。
寂しい。
どうしたって。
(*1) roki2 2015/04/23(Thu) 21時頃
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/* うすずみ様…(´;ω;`)
(-76) malco 2015/04/23(Thu) 21時頃
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[ “待つ者がいなくなれば、枯れる。”
花や木の終わりに息が詰まって、 でも続いた言葉に瞬きをした。 そして口を開けようとすれば、風が花びらを持ち上げる。 ]
………っ!
[ 咄嗟に腕を伸ばして、手のひらを広げて捕まえようとした。 でも小さなそれは手の内に収まる大きさである筈の数枚は、指の先すら触れることはなくて。
名付けられた約束の名に、 頭を撫でるような柔らかな風に、]
(49) minamiki 2015/04/23(Thu) 21時頃
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一年後も、二年後も、三年後も。 …ぜったいに、お礼しに行くから……、ッ 一番、綺麗に咲いていてね。
[ いつでも思い出せるように、必ず。
目尻をギュッと閉じた。 同時に落ちるは濡れた一雫。
夜は凪いでいる。 でも、この世界の何処かで いずれ雪のように蝶のように百合のように落ちる花びらが夜を満たすのだろう。
来年も、なんて。 散って行く方に不確かなそれ。 でも、待っている方も、同じくしてただ奇跡に縋るしかないのだけど。]
(50) minamiki 2015/04/23(Thu) 21時半頃
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…わたしを、“嘘つき”にさせないで。
[指に入れていた力を抜けば、 口端をあげる。
花が綻ぶような大人しさで、 夜風に身を任せるようにして瞼を閉じた。 ]*
(51) minamiki 2015/04/23(Thu) 21時半頃
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それでも今宵は散り急ごうか。
その姿を美しいと言ってくれるのなら。
(-77) roki2 2015/04/23(Thu) 21時半頃
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―散華―
この木の名前の由来を、知ってるかい? 淡墨桜は三度色が変わる。 一度は、固い芽から桃色の蕾へ。 一度は、蕾が綻び白い花弁へ。
[手品、みたいだろ? 男の周りを蝶が舞う。淡い燐光。持ち上げた手で、頭上の一番最初に開いた花に、触れる。
指を伝った蝶が、花に触れた途端、融けて消える。 はらり。白い花びらが落ちた。 はらり。もう一枚。
はらり。 はらり。
白に、ほんの微かに淡墨をのせたような。]
(52) roki2 2015/04/23(Thu) 21時半頃
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散るときのその色は────どうぞ、その眼で、確かめて。
[はらり。]*
(53) roki2 2015/04/23(Thu) 21時半頃
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-巨木-
[辿りついた、巨木の根元。 背中が反るくらい見上げてもまだ高い、一つの山のような大樹。]
……ねえ、アーサー。 アタシ、幸せになるよ。
[その方法も、過程も、目標も分からないけれど。 少なくとも、自分のしてきたことを無にするようなことはしない。 善行であれ悪行であれ、それはミツボシが積み上げてきた時間の軌跡。
年輪のように、己に馴染む宿業なのだから。]
できるなら、来年もまた、来たいな…
[白く花咲く霞の虚空(そら)に、少女は星をねだるように手を伸ばす。]
[―――はらり、と。 白熱に輝く天頂の星が、僅かに弾けた気がした。**]
(54) housenka 2015/04/23(Thu) 22時頃
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/* アーサーさまがいるかどうかは言及せず。 今日もまたエネルギーが足らず失礼をば…!
延長していただいているからいいよねとか思ってしまってホント申し訳ない
(-78) housenka 2015/04/23(Thu) 22時頃
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/* 淡墨さまはサンドイッチごめんなさい…! あ、延長ありがとうございます…!
(-79) minamiki 2015/04/23(Thu) 22時頃
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/* 延長はマックスで掛けますのでみなさんごゆっくりどうぞー
>>メアリーちゃん メアリーちゃんが小鈴にもお花くれるって言ってた!嬉しいなー! ありがとう!
(-80) roki 2015/04/23(Thu) 22時半頃
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/* じゃあ26日の1時までかな??
>>-80 小鈴ちゃん 勿論。あなたに会えたらね。
(-81) minamiki 2015/04/23(Thu) 22時半頃
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[初めて露わにされたあやの顔、正面から見つめて狐の娘は笑う。]
ありがとう、あやちゃん。 私の、友達。
[そっと手を取ればきゅ、と握りしめ。 彼女が願う分だけの幸せが、彼女の上に宿りますように、なんて、誰ともなく祈ってみたりする。]
(55) だいち 2015/04/23(Thu) 23時半頃
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ー宴の終わりー
[すっかりと、散ってしまったうすずみ様を見上げ、娘は少々寂しげな様子。 しかし傍の“友達”を振り返れば、影のない笑みを浮かべて見せる。]
行こう、あやちゃん、貴女の世界へ。 帰ろう、貴女の未来へ。
[娘の言の葉に乗るように、風に巻き上げられた桜の花弁が竜巻を作る。 ふわり、二人の足元が浮き上がったようだった。
離さないで。
至近距離の囁きは、少女の耳に届いたろうか。 娘は最後、巨木を見やり、小さく小さく呟いた。
またね。
私、良い顔してたでしょう?]
(56) だいち 2015/04/23(Thu) 23時半頃
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[私は手毬。 あやの友達。 あやの願いを叶えてあげる、お狐様。 まだまだ未熟で何でもって訳にはいかないけれど、あやの幸せを誰より願ってる。
他の誰に見えなくても、貴女が忘れない限り、いつだって貴女の前に姿を見せてあげる。 見えなくなってもずぅっとずっと、一緒だよ。 あや、貴女が最期の時を迎えるまで…]
ー手毬ENDー
(57) だいち 2015/04/23(Thu) 23時半頃
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/* 夕顔、改め手毬の締めはこれにて。 延長ありがとうございます!
(-82) だいち 2015/04/23(Thu) 23時半頃
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/* 手毬ちゃんあやちゃんお疲れ様です。
おもんも締めの何かをたぶん明日中にはなんかしますなんか
(-83) sainos 2015/04/24(Fri) 01時頃
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/* 手毬ちゃん朱ちゃんお疲れ様…! 私もなー締めがなーどうしようかなー
私っていうか、村建てのほう…(考えて無かった)
(-84) roki 2015/04/24(Fri) 01時頃
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/* えんちょーありがとーございまーす(白々しい発言)
木の下にいるので、お暇な方声掛けていただければ明日回しますよー。 亀吉くんは別途御相手するぜぃ!
皆さんのロルがまっこと眼福眼福。 もだもだしつつ今夜は離脱。**
(-85) roki2 2015/04/24(Fri) 02時頃
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[宙を漂う身体に腕を伸ばしてくれる。 嬉しい、と思う事は酷だろうか。 目尻から最後の一雫が流れるのを見ていた。
周囲の桃色の花弁を沢山巻き込んで大きく立ち上がる花弁の柱が渦を巻く。]
次の春、一番綺麗に咲く花の名は"沼太郎"。 池の近くに咲く、大木の、しがない染井吉野だよ。
[年を数えるのをやめた頃に、人の子が付けてくれた名前。
嘘つきにさせないで、と口の端を上げた相手が見える。 それを拭う腕は–––––]
(58) tyu-gakusei 2015/04/24(Fri) 12時頃
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[濃い桃色をたたえた花弁の柱は人一人分の大きさのままふわりと地から離れた。
周囲にはそよそよと柔らかな風が吹いている。 夜風に身を任せる女児に言葉を掛ける事が出来なかった。 声は、もう出なかった。
決して寂しくは無い。
全てを失くし、一度は朽ちる身に代わりは無いのだ。 されど朽ちた先が見えたから、ただ穏やかに風を吹かせる。]
(59) tyu-gakusei 2015/04/24(Fri) 12時頃
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[集まった花弁で女児を包み込む。 涙に濡れた頬を拭うかのように、しばしの別れを惜しむ。 何処からともなく現れたささくれ立った手が、栗毛の頭を撫でた。
触れた手のひらは温かい。 流れた涙もきっと温かい。 触れたその子は、人の子故に。 花になど成り得ない、ひと故に。]
(60) tyu-gakusei 2015/04/24(Fri) 12時頃
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[ そっと手のひらを離して、花弁の柱は空へと舞った。
白光の薄墨桜が散る様>>52>>53を見下ろす。 色とりどりの鱗片のような物が落ちるのを。
"来年は、一番綺麗に" 顔があったならば少しばかり苦笑いをしたかもしれない。 今目に映っている光景があまりに美しかったから。
それでも咲かねばなるまい。 約束だからの。 まだ落ちていない花が散らないよう、薄墨桜の周りの花弁をそっと風に拾う。 桃色の後ろにそれらを連れて、広場の真上を、屋台の上を、ぐるりと回った。
落ちる花弁は薄墨桜の鮮やかな色ばかり。 龍のような濃い桃色の花は、月に向かって溶けて行く。]
(61) tyu-gakusei 2015/04/24(Fri) 12時頃
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[ 別の場所では、眩い月光が映る水面を、沢山の花弁が覆っていた。*]**
(62) tyu-gakusei 2015/04/24(Fri) 12時頃
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