194 花籠遊里
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― 来館遊里 ―
[その日の男は珍しい風体であった。
いつも夜更けにしか訪れぬ癖、今日は黄昏に近い宵に訪れた。 いつも横着げにシャツを引っ掛けている癖、今日は漆黒に染まるスーツを着こなす。腕に下げたロングコートは秋の深まりを示し、緩めすぎたネクタイと第三釦まで開けた喉元を除けば、常と180度は違う印象。 相変わらず派手な悪人面と耳に穿った飾りは変わらぬが、花主の揶揄を誘うには十分だったらしい。>>4>>5]
俺の一存で刈れるほど可愛い気のある櫻じゃあるめぇ。 それとも根こそぎ倒すかね、そいつぁ庭が寂しくならぁな。
[はは、と気のない笑い声で花主の傍を通り抜け。 程なく歩けば、己は中庭で土を弄る後頭部を見つけた。>>9 回廊の窓から覗く彼の姿は、同じ視座に合って内と外とで別たれている。>>10]
そいつをお前さんが謳うには、10年ほど早くねぇかね。
[窓枠に五指を掛け、身を僅かに乗り出しつつ。 今宵も迫る夜と共に、彼に茶化して語りかけた。]
(13) 2014/09/21(Sun) 15時頃
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/* 吹き出した
ふらんすじn
(-16) 2014/09/21(Sun) 15時半頃
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[淡藤の『花』を思い、濃藤の『花』を思い 口にする呪詛は蓋をした心の裡で蝕んでいくようでした。 ですから僕は梅花と共に、それを埋めていたのです。 空は秋の色をしておりました。 庭に植えられた秋櫻と、同じ色をしておりました。 秋の中に櫻がひとひら揺れていた頃のことにございます。 切り取られた窓枠、そこから見えた色と声に僕は振り向いたのでございます。]
僕の唄ではありません。 淡藤の唄にございます。
[これは僕の呪詛ではないと、土に汚れた手を払います。 眸の先には珍しいお姿がありました>>13]
……誰そ彼、とはよく謂ったものですね。
[此処に来られる時のお姿からは想像もしない様相をしておられました。 昨夜は地下に足を踏み入れることがなかったので、姿を拝見することもなく。 その間に嗜好をお変えになられたのでしょうか? 射干玉をまあるくして、僕は驚いた表情を向けました。]
(14) 2014/09/21(Sun) 15時半頃
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/* >>14 訂正!! ×「そこから見えた色と声に〜」 ○「そこから覗く色と声に〜」
見える色に振り替えるってなんだ!!!こわい!! 些細な表現がわりとゆるーゆるーっと、おかしいときがあって…_(:3 」∠)_
(-17) 2014/09/21(Sun) 15時半頃
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[昨晩の夢がまだ脳裏にちらつく。 手荒な腕の感触。求められる熱。背徳の香り。 強く抱擁されれば暴虐の腕さえ暖かく感じて。 体内も胸中もあの男に暴かれてしまった。
体液を吸ってべたつき甚振られる度に揺れていた金髪も、 もうその面影も無くさらりと流れる。 現実感の無い昨晩の淫靡な出来事が実際にあったことなのだと実感させるものはもう疼く腰の痛みだけであった。
それにしても…と思う。 欲のままに求められることのなんと心地よかったことか。 泥の沼に沈み込み、穢れた温い泥に包み込まれるようで。
ああそういえば幼い頃は身体を泥だらけにして遊ぶ農民の子が羨ましかったな、なんて昔の記憶が甦り自嘲気味に口角をあげる。
そうしてまた訪れるは花の館。 花主はお決まりの文句を告げる。]
(15) 2014/09/21(Sun) 15時半頃
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/* そして!!! へくたーさま、さんじかん(○□○*)!! かっけ、さんじかん!!
えくとぅーる、えとわる、じゃるだん!!
(-18) 2014/09/21(Sun) 15時半頃
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[館に足を踏み入れれば「ああ、あちらの廊下は地下牢へ続く廊下だな」なんて、思考がどうしても淫靡な暗い宵へと連れ去られる。
何度も何度も熱い白濁をこの身の裡に受けて。 満たされゆく感覚すら好かった。 最後の方では突き上げられる度にごぽりと接合部から精が溢れ出したものだと回想すれば、無意識に舌舐めずりをする。
自身も男の腕の中で何度も達した。 宵の熱も精も尽き果てた頃には、僕はへらりと力なくも艶めいた笑みを顔に貼付けて、自分の内からぬるりと剛直が引き抜かれるのを最後に愉しんだ。]
気を取り直さないと…。
[誰にともなく僕は呟いた。 流石に二晩続けてあんな甘い悪夢に浸ることはできない。 ああいうのはたまに見るのだから好いのだと思う。
昨日は果たすことのできなかった用事を果たすために、 僕は再び片手に包みを持って中庭に足を運んだ。 そこならあの可憐な櫻の香り漂わせる花がいるだろうと。]
(16) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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おっと。
[目的の花はそこに咲いていたが>>9同時に悪辣な毒蝶も存在していた。>>13
気まずいから顔を会わせづらいということでもない。 だが彼が珍しい格好をしているものだからなんとなく立ち入っては行けないような気がして、僕は見つからぬように回廊からそっと中庭の様子を窺った。]
(17) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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/* きゃっ、べるさま…! わあわあ!わあわあ!!
(べるさまとへくたーさまの間でおろおろ)
(-19) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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[
ざくり。 ざくり。
梢の折れる音を遠くの地にて耳にしたような、気がした。]
(+5) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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──…ん?
[重なった睫毛が揺れたのはどれくらい時間が経過した頃か。
ちいさな小屋にて備えてあった木造の机に突っ伏していたと気付いたのは、頬にあたる木の目の冷たさから。
ちいさな布擦れと共に身動ぎすれば、身に纏っていた衣類がすっかりと乾いていたことから、随分と長い間時が経っていたことに気付いた。]
…ど、うして。
[椅子の軋む音と共に胸にかかる圧。 勢いよく立ち上がった先、言伝も忘れて扉を開ければ、雨の薫りを残しつつも薄っすらと虹のかかった東雲が朧気に浮かび上がっていた。]
(+6) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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……何か、何かあったんじゃ…、
[「必要なもの、集めて来るから」青年が口にした言葉を脳に反芻させながら、一歩、二歩と。木の枝を踏み、花を散らしながら森の中を歩いて。歩いて。掻き分けて。
足はいつからか泥濘も気にすることなく、勢いよく花を蹴散らしていく。 つま先は蔦が絡み合い、地へも膝を打つけれども止まることはなくまた立ち上がり、鱗粉を追うように駆けていく。
息が乱れる頃。すっかりと日の明かりがその身を照らす頃。 いつの間にかたどり着いた湖畔にて映った人影に]
……何か、何かあったんじゃ…、
[「必要なもの、集めて来るから」青年が口にした言葉を脳に反芻させながら、一歩、二歩と。木の枝を踏み、花を散らしながら森の中を歩いて。歩いて。掻き分けて。
息が乱れる頃。すっかりと日の明かりがその身を照らす頃。 いつの間にかたどり着いた湖畔にて映った人影に]
──トレイル様?
[振り返り、瞳に映ったその貌に──…]
(+7) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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ど、 ぅし て。
[脊髄に走る衝撃。 見開かれる瞳は限界までにその姿を映し。 やがて意識の途絶えるその時まで、焼き付けていただろう。
ゆらゆらと揺れる先。 手折られた花を摘み拾っては新たな籠へと束ねていく*]**
(+8) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 16時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 16時頃
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/* ごめんなさい内容かぶっていました確認不足…
(-20) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 16時頃
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[宵に、『花』の蜜にと誘われる『蝶』が ひらひらと集まり始める時刻です。 いつもは夜も更けてから訪れる色を、珍しげに見ていたからでしょう。
甘い蜂蜜を煌めかせる『蝶』が息を潜めていることに>>17 気がつかなかったのでございます。]
(18) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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[庭に埋められたのは、花の欠片か。>>14 彼はこの廓に永い花。過ぎ去っていく蝶も、枯れていく花も飽くほど見ているだろうに、丁寧な埋葬は、彼の大切なものを埋めたように思えた。櫻の下には確かに花の亡骸が埋まっているのかもしれない。]
そいうや、見てねぇな。 色恋に溺れて世でも儚んだかね。
[彼の歌を思えば、口から出るのは碌でもない予想。 自然と窓枠に自重を掛けて、上体を折り曲げつつ、腕を組んだ。]
ちと明日は朝が早ぇんだよ。 アパルトマンも払っちまったから、屋根を借りれりゃ良い。
[上背に合わせてオーダーされた生地は上等で、彼らを買い求める貴族のそれとも、高級娼館の案内役とも違う意匠の黒衣。 二次性徴の終わりを抜け出せぬような童顔に鼻を鳴らし、既に首に下がるだけのネクタイを更に引いて寛げる。
夜に馴染んだ香でなく、今宵の男が纏うのは外の匂い。 己の言葉が示すのは昼の顔。彼の知らない世界の話。]
(19) 2014/09/21(Sun) 16時半頃
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[世間話のように繰り広げる中、不意の気配に視線を起こす。 人目が増えてくる頃合に、花を独占していれば衆目も集めよう。 だが、男が察したのは覚えのある気配。
昨夜、とろりと馴染んで溶けた、金華の気配。]
(20) 2014/09/21(Sun) 16時半頃
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[黒衣を纏う男は、彼の昼の顔とよく似ていた。 責背負い、裏と表を使い分ける。 だからこそ、人の気配にも聡く、発音にも癖が付いて回った。]
―――…ニコラス坊やか?
[小さく呟いた声は彼の耳に届いただろうか。 強いられる彼の痴態がフラッシュバックして、甘い重さを腰に自覚すると、自身も軽く頭を振った。 気を抜けば飼い猫へするように、彼を呼んで仕舞いかねない危うさだ。]
(=0) 2014/09/21(Sun) 16時半頃
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[梅花を埋めるとき、ぽつりとひとつ溢しましたが 小さな声は風に浚われてしまったことでしょう。 過ぎ去る『蝶』も枯れゆく『花』も、櫻樹はたんと見てまいりました。 そして大事な『花』枯れる度、心裡に埋めていくのです。]
虹を渡って行かれたのです。
[『人』になりに、とは謂いませんでした。 謂ってはならない気が、無意識に唇を閉じさせたのでございます。]
今宵は、『花』もお買いにならないのですか? 本当に珍しい、明日は雪でも降るかもしれませんね。
[『外』を知らない僕には、価値などさっぱりとわかりませんが 彼のお召し物は、質がよいなどと謂う範疇を越えているもののように感じます>>19 首にあるネクタイは、随分とぐうたらに緩められておりますが それは『外』のお姿のひとひらなのでしょう。 お話しされるお言葉も、まるで永遠に続く夜ではなく 照らされた昼のことを話しておられるようでした。]
(21) 2014/09/21(Sun) 16時半頃
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あなたは、『しあわせ』ですか?
(*5) 2014/09/21(Sun) 16時半頃
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[『花』でもなく、『蝶』でもなく。 『人』同士で紡ぐ『夢物語』なら。
どうか、『しあわせ』であってほしいのです。
梅花を埋めながら、僕の『しあわせ』を 赤魚を埋めながら、僕の『呪詛』を まるで希望と絶望添えるように、埋葬したのでありました。]
(*6) 2014/09/21(Sun) 16時半頃
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[あぱるとまん、とは住まう家のことでしょうか。 屋根があればいいと謂う、珍しすぎるほどの言葉に じいと、成長止まった僕の顔を向けて 射干玉が見つめていたのでございます。]
(22) 2014/09/21(Sun) 17時頃
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/* にゃ〜ん
(-21) 2014/09/21(Sun) 17時頃
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[ああしていればまるで昼の世界の住人のようだ、なんて窺い見て失礼な感想を抱く。当たり前だが彼にだって昼の顔はあるのだろう。考えても見なかった。 急な現実感が昨晩の出来事を夢のように霞ませるが腰の疼きは変わらなかった。
…なんだか胸の動悸が激しくなってきた気がする。 そうか、そうだ。きちんと夜も昼もこの世に実在している人間に昨晩の痴態を見られてしまったのだ。 後悔するわけではないが、これ以上ない程羞恥を感じたと思った昨晩の出来事にまた新たな羞恥を加えられた。]
(23) 2014/09/21(Sun) 17時頃
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[櫻子とヘクターの会話はよく聞こえてこなかったが、自分の名を呼ばわる小さな呟き>>=0は何故か妙に耳についた。]
ふぁ、はい…!
[ぼうっと昨夜のことを夢想しかけていたところに声をかけられたので、なんとも情けない声をあげて返事した。 彼の事が恐ろしいわけではないが緊張はして、背筋がぴんと伸びる。]
(=1) 2014/09/21(Sun) 17時頃
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縁起悪ぃな。
[七色の光が終わる先を己は見たことがない。>>21 天の門を潜るのだと一般的には言われるが、御伽噺のような絵空事は信じていない。 ただ、甘い蜜の夢より価値ある大切なものを見つけたのだろう。と、月輝と月下蝶が脳裏にゆらりと立ち込め消えた。]
未練がましく土いじりなんてするんじゃねぇよ。 お前さんは何時から墓守の真似事を始めたってぇのか。
[何のために此処から抜け出したかは、考えるまでもない。 だが、目の前の彼はいつも見送る立場らしい。 中庭の繁栄も、長きに渡る彼の管理の賜物だろう。
何処にもいけない櫻樹は、ずっとこの花籠に咲く。]
(24) 2014/09/21(Sun) 17時頃
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――…まぁ、粗方毟っちまったからな。 名無しの黒子の渋顔は悪くねぇが。
[己の悪行三昧は口にせずとも、想像付く範疇。 昨夜も蝶を一頭、花を一輪、地下の深みに引きずり込んでいる。 己の顎鬚をざらりとなぞってから、閃いたように口を開いた。
夜色の双眸に、悪趣味なる笑気の顔を映して。>>22]
金を落とさねぇ蝶に貸す枕はねぇってんなら、 櫻の小枝でもへし折って枕元に挿しておくさ。
[やはり今日も、夜蛾は性質が悪い。]
(25) 2014/09/21(Sun) 17時頃
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[ガサと揺れた茂みに音なく笑い、彼の影も手招こうか。>>23 ついでに、腰は無事かい。と揶揄を飛ばし、嗄れた喉から搾り出される声を清澄するよう、耳を傾けた。**]
(26) 2014/09/21(Sun) 17時頃
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/* 両手に花がぁあああああ!!!(ドナドナ)
(-22) 2014/09/21(Sun) 17時半頃
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/*銀星エクトゥールか…
(-23) 2014/09/21(Sun) 17時半頃
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