287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―
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[ ── 思考が逸れちゃった!
ぱっ、と我に帰ったおんなは、ふと、 明日は蝙蝠の生態系でも調べてみようかしら。 とか、なんとなく思うことにする。 埃っぽい書斎は、おねむによく合うから。
そうして 、 嗚呼、─── …… 微睡みが強く、つよく、おんなを引きずるから、 可愛い隣人さんのこえに>>32>>34>>35、 とろり、蕩けるような笑顔を返す。
クシャミの声は、時折引き戻してくれるけれど、 やっぱりとろとろ、眠気が勝ち。 ]
(51) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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── ありがとぉ。 ね、キリシマちゃん、今度スイーツでも食べる?
[ 軈て、narcolepsyなおんなは容器を貰って。 スイーツはともあれ、 只、御礼の言葉が言いたかったのだけれど、 オイシャサマのお返事は、さて、どうだったか。
声があったのなら背で受け止めて、 ふらりゆらゆら、ひとり、廊下を歩む* ]
(52) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[ 愛しの眠りが導く先は、 ひゃくねんまえなのかしら、 …どうなのかしら。
運んで貰ったのは一度や二度じゃァ無い。 運んで貰ったり、声をかけてもらったり、
…要は"いきる"うえで 楽しみのひとつとして感じている節があったから、 全く、懲りてなんか無かった。 ]
(53) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[ ばけものになっちゃったときだって、 偶然、あのひとに巡り会ったときだって、 何時かの坊やに出会ったときだって、 ぜーんぶわたし、 ぱったり倒れてたのが切欠だったの。 だから ね?* ]
(54) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[と、道行く先にロイエの姿を見つける。>>52 泣き顔に少しだけ光が差し込んで早足で駆け寄る。]
ロイエー!! 悩みを聞いて欲しいのぉ! 失恋、しちゃったぁ…
[と、誇張表現を交えて飛び込んだ。]
(55) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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[ と。道中のおはなし! 胸元に 柔らかいものがぽふって飛び込んできて、 ……ええそりゃあもう吃驚よ。 こんにちは、こんばんは、ノッカちゃん>>55
ぱち、ぱち、 片目はまぁるくなって、彼女を見下ろして。 ── 反射的に言葉は出た。 ]
……しつれん?ええと、──
(56) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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……… そうね、 今日はいっぱい、泣いてしまいましょう。 寝る前にホットミルクを飲むと良いかもしれないわ。 かわいいお顔が腫れちゃうと良くないから、 ちゃあんと、蒸しタオルも用意してね?
[ 右手の指先で、彼女の目尻をかるぅく拭った。 突然のことだった というのもあるけれど、
失恋って 色々あるので、 ( 相手にも寄るけれど、 此方から掘ると …その子の"地雷"だったりするのよね。 )
おねーさんからは、そんな風* ]
(57) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2018/11/07(Wed) 22時頃
姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/11/07(Wed) 22時頃
ジェレミーは、ユージンの切りかけた”十字くずれ”に歩みを澱ませることなく、進んでいく
2018/11/07(Wed) 22時頃
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――旅は道連れ>>35――
そーだねー。 ホール通って書斎いこっか。
[単純に広いところ経由のほうが人と会う確率が高いんじゃないかと思ってのことだ。 ただ、その選択肢は時間泥棒であったと言わざるを得ない。 テーブルにブランケットをかけたような不思議な家具が、コタツという日本の暖房器具だと知ってからというもの、つい手を入れてみたり足を入れてみたり。 このままじゃいけないと思って立ち上がったものの、もう随分な時間だった。 ロイエがおやすみモードだったくらいだ、もう夜更けも夜更け。 急がないと、と書斎に向かう。]
(58) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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/* ジェレミの圧倒的父上感に反抗期のガキは惑うばかりだったりする 父上…(おまえの父上ではない
(-6) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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―― 明晩/ジェレミの自室 ――
[吸血鬼たちの“朝”ともいえる、太陽の沈んだ時間。
微かな喘鳴の音が寝台からこぼれる部屋で ジェレミは、おなじ寝台に腰かけ、 クレジットカードを眺めていた。]
ふぅん、…… これで購入した方が、 ジーンにはやりいいのかな。
この、 リボルビングとやら。の支払いのほうが。
[現代社会に置いていかれる程度の知識で、 手を出してはいけない類のものを眺める吸血鬼。]
(59) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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[その向かった書斎で出会ったんだか、行く途中帰りがけのマユミと会ったんだか、とにかく旅の目的は果たされた。 探してたんだと告げて、動画の撮影とか録音ってどうするの、と聞いてみる。 後ろのクシュンはどうしたか、こちらの知識不足の言葉足らずを補ってくれたかもしれないし、興味津々聞いていただけだったかも。
何にせよ、ドキュメンタリーの顔出しが怖いこととか、だから万一に備えてネットで顔出ししないで稼ぐ手段を知っておきたいとか、ネットで歌を歌うならライバルが多いから早めにはじめてもいいかと思っていることとかを、思うままぺらぺら喋り倒した。
最終的に出た結論得た知見は、動画作成にも時間がかかるし、今すぐってわけにはいかないってことあたり*]
(60) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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/* リボ払いwwwwwww
(-7) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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/* リボ払いの傍らで彼女しにかけてるじゃない
(-8) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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[カードの裏面。表面。それを順次に眺めて、 そのとき初めて、 寝台に転がるものの名前を目にした。
指先で氏名の凹凸をなぞり、 一瞬たりとも思案することなく 「彼女」の鞄のなかへ放り込み、 そのまま焼却予定のボックスへも投げ入れた。 「彼女」のものを売り払うにはあまりにも年代がちかい。 かといって、部屋においておくにも、何も情はない。 燃やすが一番だ。
換金すべきものの見繕いは少しずつ進めている。 かたわらの「人形」が死に近づく合間に。]
(61) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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はー、ロイエの胸あったかい…
[相談ごとのお返しよりも先に感想が出てきた。 それだけで悲しさはすぅっと引けていく。]
…思ったより普通のアドバイスだね
[失礼な感想を一言加えてから事の次第を語る。]
知ってた、ロイエ! マユミがキリシマに告白して付き合い始めたんだって! マユミ、カレシャツとか言ってキリシマの白衣大事そうにしてさ… 本当ショックだったんだから!
[目尻をこする細い指に約得だーと頬を緩めて語る。]
(62) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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[「彼女」は寝台の中で、 本来の年齢に見合わないほどに老いている。 罅割れた爪が胸元で揃えられ、 半ば開いた唇のみずみずしさはとうになく。
マユミの、談話室で愛でるに足りた姿から離れ、 かろうじて、死んでいない。 それでもやはり、老いた姿は いくつかの工程のなかでジェレミの一等好きな時間で、 昨夜笑い>>46を零されたが、尊いと思う。]
死ぬかい?
[艶のなくなった「彼女」の髪先は、 指を絡めればきしきしと引っ掛かり、それ以上を拒むように、離れるにおいすがるようにもあって、
戯れに問いかけた言葉もそこそこに、ジェレミは指を放した。離しはしたが、これの本当に死ぬまで、ハンターたちにするように見ていてもいいな、とも思う。]
(63) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2018/11/07(Wed) 22時半頃
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[まだ私が伯爵の娘として屋敷で暮らしていた時。
お父様は珍しいものを集めるのが趣味で 屋敷の中には彼の集めたコレクションを収める為の部屋があった程だったわ。 そうね、ジェレミの部屋に少し雰囲気が似ているかも。
絵画に陶器、書物に調度品。
中には生きているものもいたわ。 南国の色鮮やかな鳥、ペルシャ猫、 そして]
(64) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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・・・
「あの狼、食事を食べないのですよ。あのままではそう遠くないうちに死んでしまいます。 あれを死なせてしまったら、旦那様にお叱りを受けてしまうでしょう。 お嬢様、ああ、私はどうしたら。」
使用人は進退窮まった様子で女の足許に跪いていました。 慈悲を乞うように、顔の前で手指を組んで。
「私が話をしてみるわ。だから出来る仕事をしていて頂戴。」
女はにっこりと微笑んでみせました。
(65) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[もしも主人を怒らせたら…と恐れる気持ちは理解出来たから、私は真っ直ぐにあの子の許へ行ったわ。 黒い髪をした狼の子供の事へ。
話し合いの結果、無事に食事を食べてくれたと思う?]
(66) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[ 普通!おねーさんもそう思います! 反射で言っちゃあいけないわ。反省ってやつ。
案外せんせーって普通なんですね!って、 カーテンを閉め切った部屋で言われたことを思い出す。
そうなの、おねーさん、普通なんです。 体質とか種族とか恋愛遍歴とか、 その辺りの螺子がちょっと変わってるだけで。 ]
(67) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[ …たとえば、もしかしたらもしかして。
目の前のおんなのこ達を、 普通に成長していたかもしれない、 愛しのBabyと照らし合わせたとして、 一体誰が、心の奥へ踏み込めるのでしょう。 ……せんせーは、チキンなのです。 "こども"たちのお話を聞くのは好きだけれど、ね。 ]
(68) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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・・・
「その鳥の骨みたいな細い腕で、よろよろの体で何が出来ると言うの。 みすぼらしく死んでいくだけだわ。 憎いなら、口惜しいなら、 自力で檻から出られるくらいになってみなさいな。」
親の事を悪し様に言われ、頭に血が上った女が檻の前で狼の子供を煽れば、丸い黒い瞳は怒りに燃えるようでした。 ぐるる、と低く唸る声は、それでも成長途中の未熟なものです。
「ああ、くってやるとも。 ほどこしをうけるなんてまっぴらだとおもってたけど、きがかわった。
おれはぜったいにここをでて、じゆうになってやる!」
(69) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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……まったく、知らなかったわ…?
[ 知らなかった。本当に>>62。 何故ってそんな気配があったとか、 そういうお話じゃあ無くて。 ]
で、でも……"彼シャツ"じゃあなくて、それ、 単純に"借りた"ってお話じゃあ無くて…? きっとそうだと思うのだけれど…。
[ "ぱそんこ"が良い例だ。 マユミの使い方がずれている可能性が浮ぶ。 というよりむしろ其方しか考えられないのでは?
おねーさん、ぐるぐる。考えて。 ]
(70) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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「あら、言ったわね。いい度胸だわ。 自分で言った事の責任は持ちなさいよ?」
さぁ、と女は檻の入り口から食事を差し出しました。 狼の子は夢中で掻き込みます。それはもう、気持ちいいくらいの食べっぷりでした。 粗末な服から覗く痩せた身体に残る傷は捕獲する為に苦手な銀で傷つけられたのでしょう。 手と足には枷の跡もありました。
彼は望んで連れて来られたわけではないのです。 オークションで売り飛ばされて辿り着いたのが、女の屋敷だったのでした。
(71) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[キリシマの薬をありがたく受け取ると傷口にぬりぬり]
ありがとうございます。 小生のHPが100回復しましたぞ!
[にんまり笑って、 ロイエとキリシマに別れを告げて。 そうして冒険の続きを始めよう]
(72) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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― 世は情け ― [トレイルと共にホールに向かって。>>58 そこに置かれた巨大コタツにテンションが上がり。 猫のように丸まり温まったり。
「コタツにはみかんですぞ!」 なんて、漫画の知識を披露したりしつつ。 遊んでいたら随分と時間が経っていた。
ぱたぱたと書斎に向かって]
…………。
[たくさんの本の山に、少し黙って。>>1:50 でもくるりと背を向けて]
(73) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[そうしてマユミをようやく見つけたのだ。>>60 トレイルの言葉を補うように、 知識不足の所はフォローをいれつつ話をする]
マユミ氏も興味がありませぬか? トレイル氏の歌、良いものですぞっ!
それがいつでも手軽に聞ける! ロマンですぞっ! マユミ氏もお手伝いしてくれませぬか?
[その言葉にどう返事が返ったものか。 どちらにせよ。 同胞との語らいは楽しいものだった。*]
(74) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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…… 明日にでも、マユミちゃんに 彼シャツの意味を聞いてみたらどうかしら。
[ ……やっぱり無難なお返事だったかも?
ほら、たとえば。 "今度はノッカちゃんのお洋服で対抗よ!"なんて、 流石にそんな無責任なことは言えなかったので* ]
(75) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[売り言葉に買い言葉。
えぇ、あの時の私は大人げなかったわ。 あの子は当時、十にもならなかったのに。
これくらい、出来て当然、と 昔、私も必死で覚えた文字を教えて、本を読ませて、マナーを身に着けさせた。 身なりも整えて、貴族風の服を誂えさせたけど、きっちりと来たためしはなかったわ。
そうして小競り合い…喧嘩を交えながら。 いつしか姉弟のようになっていたわ。 あのお屋敷で、私の事を名前で呼ぶのはお父様とあの子くらいだった。]
(76) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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―― 夢の話 ――
はい、カシスオレンジね。 ありがとー。
[星々のようにグラスが煌く夜のことだった。 いつもどおり、バーでアルバイトをしていた男は
出来うる限りでカクテルを作ったり、 店の清掃を行ったり、注文を受け取ったり、と 忙しく動き回っていた。
もっと酒くれよぉとくだをまくいつものご老人がいて バーに踏み入るのは初めて、という顔をして きょろきょろ様子を伺うお嬢さんもいる。
そんな中―― 顔馴染みの男女がカウンター席についたので、 いらっしゃい、とユージーンは華やぐ笑顔を向け 彼らの注文を受け取った。]
(77) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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