160 フェンリルナナコロ支部の日常
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あっ、ジリヤ大丈夫?
[轟音を立てて、ポテトをカリカリにあげる油は危険だ。 それは時に、アラガミ相手よりも回避の難しい攻撃。然しだからこそ、やがて出来上がるカリカリな付け合せのポテト]
くっ、あ。 そうこうしてる間にもう煮込みあがって……。
ああっ、僕のカンペキな先手必勝作戦がっ!?
[このままでは、料理も冷めるしジリヤに先を取られてしまう! 上品な香り立つ、コクまろやかな純白に輝く、ビーフストロガノフ。 それに負けじと、対照的な色彩、対照的な味わいを持つ、漆黒のハヤシライスを手に、自分もまた、ジリヤと並んで審査員達のテーブルへと同時に提出したのである。
この様な、白の完成系と並び立ててしまうと、絶望的な比較対象である事など、作戦の考慮にはなかったのであった]
(288) 2014/01/30(Thu) 22時半頃
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たっ、隊長! どうか清き一票をお願いします! 僕、絶対優勝してナユタに優勝カップを届けるんだ!!
[お前は何の選挙に出るつもりなんだ。いや、そもそもこのコンテスト、優勝カップなんか存在しないぞ。まずそれ以前に、この不恰好なハヤシライスの上にある、活性化したガルムが撒き散らす様な紅い粉はなんだ、おい。いやそれ以前にトレイル、貴様何故俺を巻き込んだこのやろう畜生…!]
[…等々。実に真剣な表情でお辞儀された部下を前に。 完全な巻き込まれ役である第一部隊隊長は、このツッコミ所がありすぎて既に言葉もでない現状に、否と云うほどの冷や汗を流していたと云う。
ちなみに、隊長から、部下へと清き一票が投じられる事はなかった。 そんな当たり前な現実は、もう少し未来の話......]
(289) 2014/01/30(Thu) 22時半頃
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/* 調子に乗って、料理マンガのノリを若干目指した形跡。
あれ、おかしいな。 僕、シリアスも両立できるおーるらうんだーな子を目指していたのに。あれ?
後2時間ちょいもしたらエピローグだよ。 あれれ・・・?
(-80) 2014/01/30(Thu) 22時半頃
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― カウンター ―
[さて、防衛班の出撃でも、宴の騒ぎは続く。 ものの、流石に神機使い達も、防衛班の様子が気になる様で、料理コンテストや、どんちゃん騒ぎも、若干気もそぞろに為る者も出て来る]
……ほははひゅふぁ。むきゅ。 小型種が、防護装甲壁を突破した。 なんて、少し妙だね、ほひぇ…むく。ロゼさん。
[既に本来実務に戻り、防衛班のオペレートを開始しているロゼ。 彼女の隣で、コンテストを抜け出しに来た少年は。 白くコクまろなビーフストロガノフを、凄い美味しそうにもきゅってた。
先の激戦の後、ジリヤに差し入れられた、この美味しそうな。 ちなみに、自分もハヤシライスを。としたら全力で止められた事は記しておく]
(302) 2014/01/30(Thu) 23時頃
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んんっ!? 頬、どこどこ?
[頬にとんでる、なんて子供ぽい真似、流石に17歳にもなって僕がするわけ… …右手の甲が、左頬に掛かった、白い痕を拭う感触。...oh......]
え、ええとね。 ハヤシライスは大人の風味を出す為に、トウガラシの粉を少々…。
えと。それよりも、ロゼさん、少し食べる?
[話を逸らす為に、ビーフストロガノフをお勧めしてみた。 流石にミッション中なのは理解してるので、後の方が良いのだけど]
(306) 2014/01/30(Thu) 23時半頃
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…にしても本当に、小型種が一体だけなのかな。 中型種や大型種が、何処かに潜んでいるのか。
[同様の事態は、防衛班の面子も各々想定しているだろう。 だけど、完全に小型単体の突破が不可能でもない]
或いは、可能性があるとしたら。
…………鬼化の小型種…………?
[モニター画面を覗きながら、ぽそりと。 真剣な表情で、スプーンを咥えながら器用につぶやいた]
(307) 2014/01/30(Thu) 23時半頃
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……ねえ、覚えてる?ロゼさん。
二年前。僕が転属して二ヶ月した頃の。 その。えっと。僕がちょっと荒れてた……頃?
[当時既に所属していた神機使いなら、大小取り合えず事情は知っているだろうが。 例えば、ガーディやマドカには想像つかないだろう、余り思い出したくないらしい、自分の黒歴史を振り返る言葉に、自分で渋面を作った]
小型種の討伐に、僕ひとり勝手に、ミッションに出撃したら。
ザイゴートやオウガテイル。唯の小型種の癖して。 攻撃の破壊力や耐久性が、並の大型種より恐ろしく高い。 異常個体に殺されかけた時の事とか…。
[思えば、当時、彼女ロゼもオペレータとして丁度日も浅い頃だ。 昔は、隋分悪い方の迷惑も掛けて気がする…]
(309) 2014/01/30(Thu) 23時半頃
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オスカーは、ジリヤが、周囲の阻止もあるのにハヤシライスを貰ってくれた時には感涙すら流したとか
2014/01/30(Thu) 23時半頃
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/* 所で、そろそろ纏めておこうかな。 多分、僕の持ってるスキル一覧
ハイドアタック(武器) 状態異常強化(武器) ホーミング不能(武器) 節約(個性) 息切れ(個性) 復讐の憤怒(個性) アイテム使用速度↑(個性) B銃攻撃力↑(個性)
味覚の結合崩壊(個性) センスの結合崩壊(個性)
こんな所?多分描写的にこのオスカー、トリガーハッピーは所持してない予感なのでこの様な形に。 後、NPCのオラクル自動回復は未搭載です! NPCで使うなら全く使えない子!
(-83) 2014/01/30(Thu) 23時半頃
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あっ、スキル。
オラクル大↑(個性)
位は流石にあるかもしれないと思い出したので付け加え。 引き換えに、体力小↓くらいはあるかも
(-84) 2014/01/30(Thu) 23時半頃
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/* こっそり確定してる裏設定も軽くぺいっと投下
・ホリーについて。 実は実在人物として、ホリー・オブライエンがいた。双子。 イギリス支部所属の2年間は、チームワーク抜群の、バスター前衛とスナイパー後衛の強力ペアとしてそこそこ有望株の新人だった。 2年経過時、ミッション中に、ホリーが不覚を取り、ボルグカムラン種に殺される事でKIA処分を受けて、生還したオスカーはナナコロ支部に転属した。 現在使用中のアルバレストは、多分、このホリーを殺したボルグカムランから造った神機だと熱いなあ。 神機にホリーの名前をつけてるのは、気持ちだけでも、今もホリーと二人で戦い続けたい意志とかその辺り。
(-87) 2014/01/31(Fri) 00時頃
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あはは…。転属してすぐ僕がした事って。 ナユタとぶん殴り合いで、懲罰房だもんね…。
…そのナユタと隊長に助けられたんだから、世話無いけど。
[接触禁忌種、或いはアバドンや金色のグボロ以上に極稀な例だ。 故に対応しようも無い。何時も雑魚と思われる小型種に何度も死の危険を感じた事も。 例え小型種と云えども、人間には決して抗えない、恐ろしいアラガミなのだと云う事を改めて認識させられ、油断と慢心は絶対禁物と思わされたのも、あのミッションだ]
可能性にしては、かなり珍しい事だと思うけどね。
[笑みの欠片は無い、その横顔に真剣な表情で頷きながらも、マドカが防護壁の破損箇所を見つけたらしい、その様を無言で観察していた]
(330) 2014/01/31(Fri) 00時半頃
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…それはそうと、ロゼさん……。
僕のハヤシライスの事聴いて来たてことは… もしかして、ナユタのお見舞い行ってた?
[話を変えて、不思議そうな質問をした少年は、珍しくも隋分良い察しを見せていた。 きっと美味しく食べてくれてるハズ、と信じてるナユタが、悶絶していた現場に出くわしていたとまでは知らぬまま]
お見舞いに行った…と云う事は。 ロゼさん、その格好をナユタに見せてあげたんでしょ?
ナユタ、どうだって云ってた?
[ペラジーに勝るとも劣らない、新年会のスペシャルコスチューム。 彼女の姿を見て、さてナユタはどんな感想を漏らしたのかな、と興味ありげに聴いていた]
(331) 2014/01/31(Fri) 00時半頃
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/* 裏設定ぱーとつー
・ナナコロ支部転属当時
ホリーが死んだばかりの転属なので、殺気が常時展開されて、とにかくアラガミを屠る事だけを考えてた様な黒歴史時代。 語気が荒いだけじゃなく、こう見えて喧嘩大好きなので、当時なら、ツンケン先輩のナユタ相手になら、全力で喧嘩売り買いによる、経済(物理)活性化を一手に担ってた気もするとかなんとか。 前述の、鬼化小型種ミッションか、その後には恐らく何かナユタとイベントが起きて軟化してる気もする。
軟化した結果が現在のごらんのありさまだよ。
転属前後周りによる、オスカーの性能差
ホリー時代:典型的な中衛スナイパー。被弾率もそこそこで、可も無く不可も無い、悪く言えば凡庸スナイパー。この頃から部位狙撃は巧かった 転属時代:最前衛スナイパー。被弾率?効率?何それ美味しいのな、零距離射撃ばかりするスナイパーじゃないスナイパー。この頃から、復讐への憤怒がスキル化。でもこの頃が最弱。後、爆発バレットによる誤射も全然気にしない為、一時期誤射王子になりかけた説も。 現在:超後衛スナイパー。現在の、サイレントキル&超長距離狙撃手に目覚めた
(-90) 2014/01/31(Fri) 00時半頃
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修羅場…あぁ………うん………。
[報告書係は、そんな迷惑掛け通しの罰半分な流れが惰性化したもの。 地味に始末書処理と、その後の罰、な流れに何処か慣れたのも同上。 そして、ナユタや隊長から向けられる、クソガキ呼びもだ。 こうして考えると、身から出た錆しか無い様な…いや…]
そ、それより。それは余程でなきゃ無いし。 この小型種1体で済めば、それに越した事はないよ。
[唯、最後のクソガキ呼びだけに関して云えば…。 今はもう別に、やな呼び方じゃ無いのだけれども]
(355) 2014/01/31(Fri) 01時頃
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[そして気になるのはナユタの感想だ。 幸いな事に、ハヤシライスの反応は知らないまま、肝心な感想を耳にして]
……へ、サリエル…………?
……ああ。云われてみたら。 もしかしてその服、ほんとにサリエルの素材… いや、まさかこの前討伐したアレだとか…
でも、アラガミみたいなんて感想。流石にナユタも…… ……?
[今ふと思い出す。確かサリエルと云えば。 よく堕天種は魔女、と云われる様に、通常種は…]
(356) 2014/01/31(Fri) 01時頃
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………………へぇぇ…。
[何を考えたのだろう。ミッション中の画面を眺めるのに。 その表情がにこにこと、満面の笑顔を浮かべていた]
その服を着たロゼさんに何時もオペレートされたら。 なんだか女神の加護が付き易い気もするよね。
いいなぁ。ロゼさん。
…まあ、ナユタもロゼさんも、ガンバレって事で。
[何がどういう意味なのか、なんて問われても。 ん〜?僕はわかんないよ。何て。 満面の笑顔で、終始少年ははぐらかしたまま、モニターを眺めるのであった]
(358) 2014/01/31(Fri) 01時頃
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