226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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そっか。 また、あとでね。
[頼みごと、ってなんだろう――とは聞かなかった。 ヒナちゃんに手を振って、お部屋の前で一時の別れ。
せんせーやナースへの頼みごとは、病気に関わることや何か欲しいものがある時か――。
ナナオは、少し浮かれていた。 杖を頼もうとしていたことにも、気がつかなかった。 大好きな友達と、自分の一番好きなことの話をしたなら。 それは、とても幸せなことで――。 時間なんて忘れるくらい。 いまここが、どんな所か忘れるくらい――。]
(243) 2015/06/06(Sat) 22時半頃
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― タルトちゃんの部屋 ― [ノックをしてみるも、返事はなくて。]
んー。いないか。
[タルトちゃんの部屋を見つつ、少し考えてみる。 みいちゃんらしきぬいぐるみの姿、なし。 ランドセルなし。つまり――。]
たぶん、お勉強の時間かな?
[もし元気がないようなら、お部屋にいるであろうと訪ねてみたけれど。 大丈夫そうかな、と思いつつ足は図書室へと向いた。 単純にタルトちゃんに会いたくなったのだ。]
〜♪
[ナナオはちょっとだけ、機嫌が良かった。 ここでは色々と、不安になったりすることもあるけれど――。 楽しいことだって、あるのだ。それは友達と一緒に話すことだったり。タルトちゃんと遊ぶことだったりする。]
(247) 2015/06/06(Sat) 23時半頃
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― 図書室へ向かう途中 ― [ふと、ヒナちゃんとの会話で少し出た話を思い出した。 ――何の為に、その病気があるんだろう? なんて。考えても仕方がないことだけれど。 例えば風邪に理由なんて、きっとない。体調を崩しただけ。 理由のある病気なんて方が、珍しいくらいかもしれない。
でも。あたしやヒナちゃんは、本当に病気なのだろうか――。 と密かに疑問に思ったことがある。 他の人だって、何かに変化をしたり、若返ったり――。 実は人間から別の生物に進化をする過程で、不安定なだけだったりするんじゃないか――なんて。 なんて、迷惑な話だ。そんな進化はいらなかった。
普通に居られれば――でも。 ――かちゃり、と図書室への扉を開ける。
普通に過ごしていたら、出会えなかった人もいる。 ヒナちゃんは大切な親友だ。 タルトちゃんも本当に可愛い。 そして、・・・。]
(248) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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タルトちゃん、いるかな?
[図書室へ着けば、辺りを探してみて。 誰かいただろうか。]
(249) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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やっほータルトちゃん。 お。今回はちゃんとななお姉しゃん、って言ってくれたね。
[思わず笑みが浮かんでしまう。 それはまるで、猫好きが猫を見たような反応のような。 元気そうな姿を見て安心したのもあるけれど。
しかし猫アレルギーで触れないかのごとく、ナナオはタルトちゃんに手で触れようとはしない。ナナオが手を気にしなければ、もっとベタベタになっていたかもしれない。 嬉しそうなタルトちゃんに、こちらも嬉しくなってしまう。]
んー?あ、分数か。 タルトちゃん、憶えが早いなー。良い子だ。 ゆりおねーさんは忙しいのかも?どれどれ。
[と問題文を見てみる。成る程、と頷いた。]
これは粘土を使った方が分かりやすそうだね。
[そう言って、ナナオはタルトちゃんのランドセルを見て。 粘土、ある?とタルトちゃんに聴いてみた。]
(258) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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うんうん。オッケイ、紙粘土でも大丈夫だよ。
[そう言って、ナナオは紙粘土をいくつかに切り分けた。 タルトちゃんの意地悪な笑顔には気づきつつ。可愛いなぁとニコリとする。 分かりやすくなるよう、まず紙粘土の形を「1」に見えるようにする。]
えっとね。まず、「1」はこれ、「一個」のことなんだ。
[そう言って、ナナオは大きな紙の上に「1」の紙粘土を置いた。 そして下に、これ1個分の粘土は 1 と書いた。]
そしてね。1/2と書かれていたら、これは「一個のはんぶん」でね。 この1/2の2って数字は、「1個をふたつにしてください。」って意味なんだ。 だから1/4と書かれていたなら「1個をよっつにしてください。」って意味で、こうなる。
[そして、隣に"一個"を半分のサイズにして置く。1/2と下に書いておく。 さらに隣に、1個を四つにしたものを置いて。1/4と下に書いておいた。 問題に1/4が関係がなくても、どうして1/2では半分にするのかを説明する為に1/4も書いたらしい。]
(264) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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[一気に喋ってしまったけれど、ナナオは分からないなら分からないで良いと思っていた。 分からなければ、分からない所を何度でも、ゆっくりと教える。 丁寧に、視覚的に分かるように教えるのがナナオの教え方だった。]
(265) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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問題文は、1 - 1/2= だから。 一個から、半分のこれを引いたら残るのは?
[そう言って、ナナオは問題文を粘土に置き換えた。 一個の粘土から、半分の粘土を引いたらどうなる?と聴いた。]
(しかし、答えが1/2になる問題をもうやらせてるんだ。 早いな・・・いや、タルトちゃんの覚えが良いのか。)
(-107) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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1/2≠2等分 であることを教えなければならない、か。 小学2年生ってこんなことまで憶えてるんだ・・・。
(-108) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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粘土を出したせいで、粘土遊びの時間にもなりかねない・・・! それはそれで可愛いから良いか。 あたしはタルトちゃんを全力で可愛がるんだ・・・! トレイルに絡みにいく時間も欲しいなと思ってるけど。 それはそれで別の日かな。
(-109) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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小学生用のプリントサイトを見ていると、こんなに早かったっけ・・・?って何度も思うような問題結構やってるんだね。 あたしがバカなだけか・・・!w
(-111) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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あはは。違うよ。 あたしの教え方が悪かったね。
問題文は、1 - 1/2= だから。 一個から、半分のこれを引いたら残るのは?
[そう言って、ナナオは問題文を粘土に置き換えた。 「一個の粘土から、半分の粘土を引いたら?」と書いて。]
"半分の粘土"を現しているのが、1/2なの。 1 - 1/2 = ? だから、答えはどうなるかな?
[隣に座って、タルトちゃんの悩む様子を見て。 ナナオはうっかり、撫でたくなって差し出しかけた手をひっこめる。 可愛いな。もし。・・・もし、自分に子供が出来たらこんな風に教えたりするのかな、なんて。思うと、少しだけ切ないけれど。]
(278) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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[タルトちゃんの間違え方を見て、成る程と思いつつも苦笑する。 素直なのか。 なら、例え話にしない方が覚えが良いのかもしれないと。
半分に書かれた1の答えを消しつつ、また答えるのを優しく眺めた。]
(283) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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[タルトちゃんを見ながら、自分の時はどう覚えたろうか――なんて思い出してみる。 算数は、順番がどうだかが納得いかなくて100点は取れていなかったな――とか。暗算に頼ってばかりで、式の書き方を間違えて答えだけ合っている――とかが多かったな、とか。 思い起こしてみると、あまり優秀な生徒ではなかったような。 それでも、間違えれば分かるようになるまでちゃんと勉強した。
そんな普通の日々があったことを、懐かしく思う。 普通に学校に行って、普通に――。 それがある日、壊れたことは今や遠い昔。 ――あの日々が続いていたら、どうなっていただろう。
そんなことをぼんやりと思いかけた。]
(-114) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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[>>288成る程、そういう認識もありか。 とナナオは感心したように頷きつつ、違うよ、と優しく声をかけながら消していく。]
じゃあ、こうしよう。
[ナナオは、悩むタルトちゃんを見てヒントを出すことにする。 教えているだけなのに、それはそれで楽しそうだ。]
1/2+1/2=1
タルトちゃん。この1/2と1/2を足すとね、1になるんだよ。 じゃあ、1から1/2を引くと何が残るかな?
[そう言って、クイズを出すように計算式を指さした。]
(291) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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[タルトちゃんを見ながら、自分の時はどう覚えたろうか――なんて思い出してみる。 算数は、順番がどうだかが納得いかなくて100点は取れていなかったな――とか。 暗算に頼ってばかりで、式の書き方を間違えて答えだけ合っている――とかが多かったな、とか。 思い起こしてみると、あまり優秀な生徒ではなかったような。 それでも、間違えれば分かるようになるまでちゃんと勉強していた。
そんな普通の日々があったことを、懐かしく思う。 普通に学校に行って、普通に――。
それがある日、壊れたことは今や遠い昔。 ――あの日々が続いていたら、どうなっていただろう。
そんなことを、ぼんやりと思いかけた。]
(293) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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