226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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―自室― [>>+30の声にぱちり、と弾かれたように顔を向ける。]
あ。ケイト。
[血のついた包帯でも見られたのか。怪我のことに勘付かれて、ばつが悪い顔をした。]
ちょっと…ね。
目? 目がどうかしたのかい?
[不思議そうに問い掛ける。メルヤの様子は普段と変わらない。 ノートを持つ手が、かすかに震えている。]
(+31) 2015/06/13(Sat) 22時頃
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[幻覚症状で中庭の一番大きな木から落ちたが、打ち付けたのは背中だった。 メルヤが普段鍛えていたおかげか、運動神経の良さが幸いしたか、枝に何度も当たり、体勢を変えようとしたりしたのが功を奏したようだ 手がすり切れたのは、器用な作業が出来そうにない痛手だが、動く分には支障は無さそうだった。 普段から包帯をしているため、部屋を訪れなければ勘付かれなかったかもしれない。普段より幾分、動きは鈍い。]
ケイト…ナナオとトレイルはどうだった?
[幻覚による怪我の原因ではない。 かじかむような手を抑えこむ。ケイトがメルヤに近づいたら勘付いたかもしれない
季節はずれの冬の冷気のような空気が、メルヤの体に纏っているのを*]
(+32) 2015/06/13(Sat) 22時頃
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…怪我のことなら気にしないで、大した怪我じゃないし。
[問い掛けを飲み込んだような気配に、苦く笑う。 ケイトと話している時の、メルヤは普段と打って変わらない。 かすかな変化は、表面上には現れる程ではなく、あくまでも心の”一部”だった。]
手、と。背中もちょっとね。
[そう、誤魔化していた口振りが>>+34で、トーンを落とす。]
(+35) 2015/06/13(Sat) 22時頃
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――…寒くて仕方ないよ?
(+36) 2015/06/13(Sat) 22時頃
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幻覚の類だから、どうしようもない。 ケイト、冷えるから。余り近づかない方がいいよ。 [心配そうな瞳の奥を覗けば>>+34 必要以上にどうということない振りをする。
シーシャに貰った鎮痛剤が役立っているのだろう。立ち上がれる。]
他のみんなのとこ行こうか? タルトとトレイルには地図渡してないしね。
[そう口にして、廊下の方へと誘ってみせた*]
(+37) 2015/06/13(Sat) 22時頃
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…ほとんど怪我は包帯で隠れてると思うけど それどころじゃ、ないからね。治療は後で受けるよ
[>>+39クレイジーとまで言われてやや、眉を顰めた。 タルトのことも、トレイルのことも気掛かりだった。自然にそう思う。
――幼い少年だった自分の聲は、メルヤ自身にかすかに聞こえるのみ。]
治療なんて。後でいいよ。 軽業使わずに歩けば、いいし。鎮痛剤はあるから、さ
[冷たかっただろうか。思案げに、ケイトを見る。]
(+42) 2015/06/13(Sat) 23時頃
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ケイトが寒いと感じるのは…もしかしたら僕の体のまとわりつく冷気、かな? 冬の夜にろくに着込みもせずにいるような、感覚。
[ケイトの気遣うような、紫の双眸を見つめる。 困ったような鳶色の瞳を、ぶつけた。]
寒いけど、僕が着込んでも仕方ないし…その内、終わるよ。
僕も、ナナオのとこに行こうかな。 タルトのとこに地図とメッセージ置いていくよ。
[そう告げて移動を提案した*]
(+43) 2015/06/13(Sat) 23時頃
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/* 珍しくメルやんの〆の方向が掴めない
んー…
まあ、メリバが落ち所かな
(-27) 2015/06/13(Sat) 23時頃
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そっか。でも、そろそろ。ナナオ達の様子見に行きたいから 治療は後回しで…大丈夫、これぐらいは。
[不可解そうなケイトの瞳に、淡く>>+44微笑む。 声もなく告げる、言葉は伝わるかどうかは定かではない。]
(僕は僕よりも……みんなが大事なんだよ?)
[おのれの諦めよりも誰かの望みの方が大事だったように。 痛みは、シーシャの鎮痛剤が余程強力なのか。歩くのに支障はなかった。 笑うことも出来る。むしろ、寒さの方が問題だとも言える。]
……わかった。治療するよ。
[溜め息をひとつ零したのは、メルヤ自身に向けてだった。]
(+47) 2015/06/13(Sat) 23時頃
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幻覚だから…対処しようがないよ。 その内、収まるから。
[鳶色の双眸を閉じる。 いつまでも。いつまでも。動かずに、冬の夜空で丸くなっている姿が見える。
あの、幼い自分の姿をしたものが《幻》に取り込まれて、引き戻す手段はメルヤには思い至らない。]
(+48) 2015/06/13(Sat) 23時頃
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[タルトの部屋へといく道中。廊下の道すがら、>>+46に顔を向ける。 少し間を取っているのは、冷気で彼女の体を冷やさないためだった。]
考えらえることは…単に、症状が悪化したひとが重複した 隔離区域の場所が空いたから、入れることにした。
その他…かな。
[つらつら、と並べてみせた。]
……ケイト、これからどうしたい?
[不意の問い掛けは、世間話の延長のようなものだった。]
(+49) 2015/06/13(Sat) 23時頃
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[身震いを起こし、腕を組みたくなったが念のため鍵を掛けずに手錠を付けている。 吐く息が白いような、錯覚さえ感じる。]
僕もそんなひどくないと思うんだけどね? それを言うなら、トレイルだって害を与えるものじゃない。 タルトに至っては隔離した方がまずいんじゃないのかな…
[本調子なら脱走ぐらい出来るかもしれない。などと埒もないことを考える。 そんな真似が、メルヤに出来る筈もない。]
そうだね。空室が多いのも気に掛かる。 おかげで身を隠すにはいいけどね。
[少し悪戯めいた瞳を、輝かせる。]
(+52) 2015/06/13(Sat) 23時半頃
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そうだね。ナナオとトレイルを会わせてあげたい。 僕も同じだよ。
[肯定を示すように首肯する。 どちらの未来か。訊ねたメルヤに深い意味はなかった。 遠い未来の話をすれば、メルヤは一度目を閉じる。何か紡ごうとして、再び閉じられた。]
…僕は目の前のことでいっぱいかな*
(+53) 2015/06/13(Sat) 23時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/13(Sat) 23時半頃
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/* キルロイ飛ぶの?
(-32) 2015/06/13(Sat) 23時半頃
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/* イカロス落ちはやだよ?
(-33) 2015/06/14(Sun) 00時頃
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医者が何考えてるかわからないね …こんな怪我するつもりじゃなかったんだけどな。
[>>+55真冬の空にいるような、感覚は戻らない。 きっと、あの心がどうにかならない限りこの冷気は抜けない。]
やんちゃ出来るのが僕ぐらいだからね。 これぐらいするさ。
[見取り図の書いたノートを持ったまま、ケイトに向けて笑う。]
(+59) 2015/06/14(Sun) 00時頃
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そうだね。仲間だ。
[彼女の声はいつだって感情溢れている。 ケイトの声を聞き、身も凍るような寒さが少し和らいだような気がした。]
幸せ、か。 素敵だと思うよ。
僕も、ケイトとキルロイに幸せになって貰いたいな
[ふわりと微笑む、メルヤは心底願っているようだった。 不敵な笑うケイトは、病をも克服していくかのようだ。
強い彼女を、見つめる。]
…一回ナナオの様子を見てみようか?
(+60) 2015/06/14(Sun) 00時頃
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[タルトの部屋を通る前に、ナナオの部屋の方が近い。 そう口にして、ナナオの部屋の重々しい扉を、開く。
背の傷口がじくりと痛み、顔を歪ませた。]
ナナオ…起きてる?
[小さく声を掛けた。]
(+61) 2015/06/14(Sun) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/14(Sun) 00時頃
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―少し前:廊下―
僕の心配、か。うん、ごめんね。ケイト [困ったように、眉を下げる。 実際にメルヤは困惑していたので、嘘ではない。
――…ぼくの、しあわせ?
酷く遠いもののように思うのは何故だろうか。 どこかで こどもが
泣いている。]
(+66) 2015/06/14(Sun) 00時半頃
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―少し前:廊下―
……ありがとう。わかった、ナナオの方はまかせて
[>>+63>>+64には感謝の意を示し、見送った。 車椅子が、遠ざかる。眺めた後に、ナナオの部屋の重厚な扉を開く。
>>+54の歌が、耳に届いただろうか*]
(+67) 2015/06/14(Sun) 00時半頃
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―ナナオの部屋― ――……ナナオ。
[昨日元気にしていたナナオは、どこか憔悴しているようだった。 かじかむ手を、押さえる。]
……それを外したら君は。
[儚げな笑みを浮かべる。>>+65を見つめる。 昨夜の幻の怪我があるが、一度外したものでもある。僅かに逡巡し、問い掛ける。]
(+71) 2015/06/14(Sun) 00時半頃
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……トレイルは、もうすぐ。ケイトが此処に連れてくると思う。 タルトはまだ、起きてないみたいだった。
もし起きたら連れてくるよ。約束してもいい。
それでも、拘束を外して欲しいと望むなら……
[誰かの望みを、”家族”の望みを断れるメルヤではない。
彼の心の一部は、凍り付いた真冬に置き去りにされているのもある。 普段通りならば、拒否を示しただろう。
問い掛けながら、ピッキングに使っていたピンセットを探る。]
(+72) 2015/06/14(Sun) 00時半頃
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タルトは今は眠ってる。小さい体に…睡眠薬が多かったのか、わからないけどちゃんと呼吸はしてたよ。
[>>+73の声が震えるのを耳にして、安心させるように穏やかな声と笑みを浮かべる。 このやり方はどうにもトレイルに似てしまった感があるが。
”今”のメルヤは気にしなかった。]
ケイトも、ナナオも、強いね。 恋する乙女は、無敵だ。
[少しだけ茶化したような、声を出す。]
ケイトに頼んでる。きっと、彼女なら連れて来てくれるよ。 正直言うと僕はまだ、トレイルがどんな状態か知らないんだ。
でも。予測は、つく。 ……ナナオ。少し僕の話を聞いて貰えるかい?
[僅か距離を取ったのは、体が硬質化しているケイトでさえも冷気を覚えたからだ。 心の一部が冬の夜空に投げ出されたまま。体の震えを悟られないように、ゆっくりとした声で語りかける]
(+76) 2015/06/14(Sun) 01時頃
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トレイルのことが、好きなら…少しでも、一秒でも生きることを、選んだ方が喜ぶかもしれない。 あいつはね。あれで、寂しがり屋だよ、多分ね。 本当はみんなに覚えていて貰いたかったんだ。
自分はさっさと綺麗に消えて、ね。
[どこか。遠いところで話しているような気分だった。 それでも、メルヤは必死に、穏やかな笑顔を浮かべる。
どこか空虚なものを、ナナオに悟られないように。]
(+77) 2015/06/14(Sun) 01時頃
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…それでこそ、ナナオだよ。
[>>+81頷く姿や、震える声を聞く。 メルヤは恋を知らないが、恋愛相談では上級者と言って良い。
本当に、彼のことが好きなのだろう。命を張ってでも、一目会いたいと思う程に。 寒気が増してきた。遠く遠く、子どもの声がする。ナナオに意識を向けるべく鳶色の双眸を真っ直ぐに見つめた。]
[>>+80ノックの音がきこえたのはその直後だったろうか。 メルヤは扉を開き、ケイトと連れて来られた風情のトレイルを交互に見る。 開け放しにして、一度ナナオに近寄り、小声で告げる。]
「僕は嘘が下手だからね、無いかもしれない。…だけど、あるかもしれない。 君の心が、彼に届くことを願ってるよ」
[そう告げて、メルヤはナナオから離れる。かすかに全身纏う冷気に気づかれたかどうかは、わからない。]
(+82) 2015/06/14(Sun) 01時半頃
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[>>+75の方を伺う。茫洋とした瞳はどこも映していないよう。
体の内側から軋む、寒々しい体に纏う気配は雪山の遭難者のように今はメルヤの体に熱を放ちはじめた。熱気と寒気が、メルヤから放たれる。]
やあ。トレイル。昨日振り。 ……目も見えてないのかな? 随分、早く広まったんだね。
[メルヤが彼に話しかけるにしては、至極穏やかで冷静だった。 冷静過ぎると言っても良いだろう。
付き合いが長い者には奇異に思えただろうが。最早何も残っていないような態のトレイルには届かなかっただろうか。]
僕は君に、言って置こうと思うことがあるんだ。 [メルヤはトレイルに近寄り、彼に聞こえるように耳をそばだてた]
(+84) 2015/06/14(Sun) 02時頃
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君が大事だったのは、薄紫だけだったの?
(+85) 2015/06/14(Sun) 02時頃
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[トレイルを見る目にも、触れる手つきにも。 怒りも悲しみも何も込めていない。
かつて胸の内にあるものを、”ナナオ”のために吐露しているに過ぎなかった。]
他の何も誰のこともどうでも良いなら、はじめからそうしていれば良かったんだよ。 適当に構った挙げ句に本心はどうとも思ってないなんて、溜まったものじゃないからね
どこまで進行したか知らないけど 臓器移植の話を知ってる?
心臓を移植した人が、全く知らない相手の記憶を鮮明に追体験するんだって。
心は、そこにだけあるんじゃないよ。 全身にあるんだよ。
(+86) 2015/06/14(Sun) 02時頃
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出なければ……。
[そこでひとつ区切る。トレイルにだけ、聞こえるように、声を潜めた]
”ぼく”はこうは、ならなかっただろうね。
[あの冬の日に君が見つけなければ、凍死していただろう。 だから、幼い自分が、七年前の幼いメルヤが蹲って泣いている。ピエロの彼が亡くなったと聞いて。
どこかで、メルヤは彼ならば愉快に生きていると心のどこかで思っていたようで。
支えを失った心が泣いている。あの冬の夜空の下の《幻》の中で――誰も来ないと嘆いているのだ。]
(+87) 2015/06/14(Sun) 02時頃
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……さて。ナナオ、僕にはもう頑張ってってしか言えないけど。 もしタルトが起きたら連れて来る。
[トレイルにだけ聞こえるように潜めた声は、身近にいたケイトに聞こえたかどうかはわからない。 どちらでも今のメルヤは気にならなかった。]
ケイト? 車椅子どうしたの?
持って来ようか?
[そう、ケイトに話を振った*]
(+88) 2015/06/14(Sun) 02時頃
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